2010-05-18 第174回国会 衆議院 決算行政監視委員会第四分科会 第2号
それからもう一つは、係長に自動的に昇任しなければならないんじゃないかという問題意識を委員がお持ちで、仮にそういう力学が働くとしたら、同時昇進とか横並びとかいう感覚が働けば働くほどそういう結果になりかねない。 そこで、私は、中央官庁の特にキャリア組と言われる人たち、これは本当に一斉に同時昇進です、これまでの慣行からいえば。
それからもう一つは、係長に自動的に昇任しなければならないんじゃないかという問題意識を委員がお持ちで、仮にそういう力学が働くとしたら、同時昇進とか横並びとかいう感覚が働けば働くほどそういう結果になりかねない。 そこで、私は、中央官庁の特にキャリア組と言われる人たち、これは本当に一斉に同時昇進です、これまでの慣行からいえば。
何でわかるようになっているかというと、お役所というのは必ず同時昇進をする、係長になるときは皆同じ時期に昇進して、課長補佐になるときはまた同じ時期に昇進してと。 どこで差をつけるかというと、ポストで差をつける。
従来の、特にキャリア官僚たちでありますけれども、同期採用同時昇進で、同期の者の一部が局長になった時点で他の課長たちは、昇進できなかった者は外に出ていく、大部分は公益法人とか特殊法人に出ていくというアップ・オア・アウト型の昇進競争がずっと続けられてきました。これが早期退職慣行を生んできたわけです。
その中で、勧奨退職を勧めた、やめろと言った経験、現場に残念ながら居合わせておりませんのでその理由を推測するしかございませんが、それは先ほどお話しいたしましたように、やはり、同時昇進をしてきて、差が出てしまって人間関係がハレーションを起こす、私は起こさないと思うんですけれども、そういうことに起因している。
ことしの人事院勧告の中の報告におきましても、Ⅰ種採用職員につきまして同一年次同時昇進等の固定的な人事管理を見直す、早い段階から能力・適性に応じた適切な育成・昇進管理を図っていくことが必要であるというふうに指摘しているところでございまして、今後とも各省庁等も含めましてこの方向に向かって努力してまいりたいと思っているところでございます。