1953-03-10 第15回国会 衆議院 通商産業委員会 第32号
○南委員 同僚山手君から御意見が出ましたが、委員会は継続して審議ができるのでありますから、この次は大蔵省の銀行局長あたりに来てもらつて一緒に並べてこの問題をひとつ……。
○南委員 同僚山手君から御意見が出ましたが、委員会は継続して審議ができるのでありますから、この次は大蔵省の銀行局長あたりに来てもらつて一緒に並べてこの問題をひとつ……。
先ほど同僚山手君が申しましたように、綿花を輸入して半分は内地で使つて、半分は輸出する。資金回転をするためにはどうしてもある程度輸出をしなければならぬとということで、いわば底なしになつておる。そういう事態を何とかして一つの規制を与えて進んで行くというのが、これからの日本の繊維製品あたりの輸出の状況だろうと思うのです。
この角度から見まして今日の貿易は、先ほど同僚山手君が御指摘になつた通り、いわゆる盲貿易であると同時に、FOB貿易でございまして、自国船によつて海外への輸出及び輸入の品物を運ぶという段階に参つておりません。すなわちこの際海運産業を振興しない限り日本の経済再建は決して実現しないものと断定してもさしつかえないのでございます。