2008-03-31 第169回国会 参議院 総務委員会 第7号
ところが、その同じ新聞が、近ごろ手の裏を返して吉田老を褒める。戦後首相の第一人者チャーチルに匹敵する大宰相、その教養の深遠なこと、座談の巧みなこと云々と。そしてまた、このごろ昭和初年の政治家は清廉だったと読んで驚いた。往年のジャーナリストが当時を回顧して、彼らの多くは家産を傾けて国事に奔走した。死んで遺産を整理したら井戸と塀しか残らなかった云々と、こうあるんです。
ところが、その同じ新聞が、近ごろ手の裏を返して吉田老を褒める。戦後首相の第一人者チャーチルに匹敵する大宰相、その教養の深遠なこと、座談の巧みなこと云々と。そしてまた、このごろ昭和初年の政治家は清廉だったと読んで驚いた。往年のジャーナリストが当時を回顧して、彼らの多くは家産を傾けて国事に奔走した。死んで遺産を整理したら井戸と塀しか残らなかった云々と、こうあるんです。
○寺田最高裁判所長官代理者 いまお尋ねの点でございますが、先般吉田老のときにも、当時の名古屋高等裁判所におきましては、御本人が非常に老齢であられるということを考慮しまして特別の計らいで非常に手続きを進めたというふうに、これは仄聞しておるわけでございますが、ただいま神近委員御指摘の大逆事件関係の事件につきましては、これは私、直接にいま詳細な資料を調べて持ってまいったわけじゃございませんが、聞いておりますところによりますと
我が国政治家の第一人者吉田老首相としては、こういう大きい政治上の問題についてこそ、下僚などから書いてもらつた答弁書などを読むのでなくて、あなたの肚の中から国民に訴え、国民に求めなければならんと私は思う。首相は肚の中では、恐らく犬養法相のとつた処置は、政治、思想、道徳に対して与えた影響が悪かつた、困つたものだと肚の中では思つているでしよう。どうか赤誠を吐露して下さい。
(拍手) 私は吉田老首相の愛国心を疑うものではありません。しかしながら、このまま推移すれば、日本の前途まことに憂慮にたえないものがあるのであります。首相は我執を去つて深刻にお考えにならなければならぬ段階と考えるのであります。(拍手)私の憂慮がもし思い過ぎであるとするならば、こういう抱負と、こういろ成算があるから大丈夫なんだと、国民の納得の行く御答弁を賜わりたいのであります。
私は吉田老宰相が、青年皇太子に対して、国民を代表してお祝いの御祝儀を述べたのだと思います。しかしこの点は重大な問題でありますから、総理大臣の真意をもう少し敷衍して述べていただいて、間違いのないようにしていただきたい。これが一つ、第二はただいまのような言葉の飾り、あるいは詭弁を弄して、責任を回避してはならぬ、これが民主主義の基本である。
反対する人々の御高見、賛成する人々の御高見を承わつておりますと、いろいろ理由はありますが、まとめよう‥‥、吉田老大先生を(笑声)支持してまとめようという気分が相当ありますけれども、まあその点がもう少し何とか、日本人が笑われるから何とかまとめたいものだと私は心配するものであります。 併し、吉田内閣において台閣に列するところの大臣の皆さんは忙しいには違いない。