1955-04-27 第22回国会 衆議院 本会議 第13号
なお、国民が分損金をめぐる日米の折衝に関連いたしましてこのような疑惑を大きく持っておりまするときに、政府は交渉に関する会議の議事録を発表しないと言っておるようでありますが、これは吉田秘密外交の轍を踏まんとするものではなかろうか。外務大臣はどういうわけで秘密にされるのか、御説明を願います。
なお、国民が分損金をめぐる日米の折衝に関連いたしましてこのような疑惑を大きく持っておりまするときに、政府は交渉に関する会議の議事録を発表しないと言っておるようでありますが、これは吉田秘密外交の轍を踏まんとするものではなかろうか。外務大臣はどういうわけで秘密にされるのか、御説明を願います。
それが非常に不利益であったから、これからは一切言わないのだというだけでは私は済まないと思うのでありまして、 こういう御言明をなすったことがこれが全く私の本心でないのだとか、これに対する私はきのうまでお答えになった所見と比べましてはっきり私はこの言明の処置をしていただき、そうして今後は少くとも国民外交でございますので、吉田秘密外交ではございませんので、どうか一つ、たとえば南樺太と千島とはこういう違いがあるのだと
こういう御言明をなさったことは、これは全く本心でない、きのうまでお答えになったのと比べまして、はっきり私はこの言明の処置をしていただき、そして今後は少くとも国民外交でございますので、吉田秘密外交ではございませんので、どうか一つ、たとえば南樺太、千島はこういう違いがあるのだ、これだけは最後に要求するという、もう少し総理のはっきりした——非常に国民が総理の御健康を心配しておりますが、総理の頭脳まで国民に
今や吉田秘密外交は終末を告げました。あなたは国民外交を推進したいと申していられる。従って自由明快な御答弁がいただけるものと信じまするが、日本は今、対米的には経済的にも軍事的にも鉄鎖でつながれたごとき不思議な親善関係を保持しておる、現状は明らかにアメリカの従属的地位に置かれていることは誰しも否定しがたいところであります。
そこで私は、特に重光外務大臣に申し上げますが、国民の期待するところのものは、従来の吉田秘密外交を打破し、自主外交をやり、占領政策以来の汚点を払拭するのだということにあるわけです。ですからこの機会に、一つでも二つでも、こういうことにより吉田の秘密外交を打破し、自主外交を打立てるのだということを力強くここであげていただきたいのであります。
この吉田秘密外交の故にこれを発表しない。
これは明らかに吉田秘密外交の現われであると存ずるのであります。保安隊の武器といい、今回の船舶にしましても、いずれも無償の貸与でありまして、かくのごときことを継続することは、われわれに傭兵あるいは従属国であるような感を与えるのであります。陸上保安隊の兵器についても、われわれは今後当然国会の承認を必要と考えるものであります。
日本国民はサンフランシスコ講和条約以来、独立ではなくアメリカヘの隷属であり、平和回復ではなく再軍備計画促進に強い危険を感じ、六百余の軍事基地周辺に起る民族頽廃の姿、治外法権下の屈辱等と共に、吉田秘密外交によつてもたらされる日本の将来に対する不満と憤りを持つているのでございます。
只今提出されております外務公務員法こそは、この吉田秘密外交を更に徹底的に推し進めるために提出されたものであります。例えば二十七條によりますと、秘密を漏らした外務公務員は、一年以下の懲役、三万円以下の罰金に付するとなつておりますが、この懲戒に付せられることに不服な者は、十九條によりますと、人事院には提訴することができないで、外務大臣の審査を請求せよとなつております。
反対の第二の点は、本法案によりますと、従来の吉田秘密外交をまつたく法律的に合法化しておるのであります。たとえば第二十七條によりますと、秘密を漏洩した外務公務員は一年以下の懲役、三万円以下の罰金に付するとあるのでありますが、さらに第十九條によりますれば、秘密を漏洩することによつて国家の重大な利益を毀損したときには懲戒に付する。それに不服な者は人事院には提訴することができない。
しかるに、最近の吉田秘密外交、岡崎屈従外交は、わが国の占領を継続せしめて、しかも外国の隷属下に置くかごとき、はなはだ遺憾なる措置をとつておる次第であります。(拍手)ここに、わが国民の憤激が、この秘密外交、この屈従外交に対して大なる反撃を国民の名において今なさんとしつつある現状てあります。
衆議院は、民主主義に反し、講和会議を誤らしめる危險があり、日本再建の前途に暗影を投じつつある吉田秘密外交を排撃する。 右決議する。 〔拍手〕 由来、国会は輿論を反映する鏡であると申されております。その輿論に沿つた政治こそが民主的な議会政治の基本的條件であることは、いまさら申すまでもないところでございます。
吉田秘密外交の正体がまさにこれである。総理は二言目には侵略とか防衛とかと言つていますが、そもそも日本は今どこから侵略の脅威を受けているでありましようか。ソ同盟でしようか、それとも中国でしようか、何よりも明らかなように、これらの国は日本に軍事基地を持つていないのであります。それどころか、人民の生活の無限の向上と平和政策を一九一七年の革命以来一貫して堅持しているのがソ同盟であります。