1969-02-24 第61回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
また第九点、杏雲堂病院のもとの院長でありました佐々木隆興博士、彼はガン研の吉田富三博士の師匠格であります。昭和二十八年、日本内科学会で、医学には縦の両面がある、東洋医学と西洋医学である、この長短を取捨し、よりよい治療をせなければならぬと言っております。佐々木博士は、その後文化勲章を受けたことも御承知のとおりであります。
また第九点、杏雲堂病院のもとの院長でありました佐々木隆興博士、彼はガン研の吉田富三博士の師匠格であります。昭和二十八年、日本内科学会で、医学には縦の両面がある、東洋医学と西洋医学である、この長短を取捨し、よりよい治療をせなければならぬと言っております。佐々木博士は、その後文化勲章を受けたことも御承知のとおりであります。
ところが、せんだってこの五月十八日の朝日新聞、例のアメリカ軍からの研究費をもらった云々というあの記事のしまいのほうに、佐々木研究所の所長の吉田富三博士ですね、吉田博士のことばとして、「日本のガン研究がこれまで伸びたのは大半はアメリカの援助資金による」、こういうことを吉田博士が語られたということがあるのですね。まあこれは間違いじゃないだろうと思うのです。特にカッコしてある。
で、会長に日本医学界の最長老である故塩田広重博士、理事長に故渋沢敬三氏がなられまして、常任理事並びに理事には吉田富三博士、武見太郎博士及びここに御出席の黒川利雄博士外、日本のガン専門学者を網羅しておりまして、これに植村甲午郎氏らの財界人をまじえております。で、日本対ガン協会は東京に本部を置きまして、全国都道府県に現在三十の支部を持っております。ほとんど全国的な形をとっております。