1954-12-15 第21回国会 衆議院 貿易振興に関する調査特別委員会 第2号
これがおよそ吉田内閣外交の最も大きな特徴であると思うのであります。従つて、こういう点について現在の民主党の主力をなしておられる改進党あたりでは非常な批判が行われたと私は考えておるのでありますが、こういう点についての感想を簡単に外務大臣から承りたいのであります。
これがおよそ吉田内閣外交の最も大きな特徴であると思うのであります。従つて、こういう点について現在の民主党の主力をなしておられる改進党あたりでは非常な批判が行われたと私は考えておるのでありますが、こういう点についての感想を簡単に外務大臣から承りたいのであります。
このように書簡というもので代弁されているところに現在の吉田内閣外交の姿がある。ところがこれには何ら国民は関知していない。そこで私は伺いたい。書簡というものの性格はどういうものだ。これは吉田総理個人の性格のものであるか。或いは一国の政府を代表した公式な文書であるかどうか。従つてその効力の限界というものはどういうところにあるのであるか。これは非常に私は外交の問題として重要だと思う。
ことにこの日華条約の問題について、私が吉田内閣についていろいろのの批判をいたしましたことは、吉田内閣外交方針が向米一辺倒に行き過ぎる、この向米一辺倒の傾向をこのまま続けて行つたならば、これはゆゆしい問題になるということを私は言つたのであります。