1978-06-14 第84回国会 衆議院 外務委員会 第24号
その機会をうかがっておったわけでありますが、先般の当委員会で昭和二十六年四月二十三日の吉田・ダレス会談に関する外務省の記録について、いわゆる下山事件に関する吉田総理発言ということで調査をしろということでございました。調査をした結果、次のとおりでございます。 一、吉田・ダレス会談は昭和二十六年四月二十三日午前、三井本館において行われました。
その機会をうかがっておったわけでありますが、先般の当委員会で昭和二十六年四月二十三日の吉田・ダレス会談に関する外務省の記録について、いわゆる下山事件に関する吉田総理発言ということで調査をしろということでございました。調査をした結果、次のとおりでございます。 一、吉田・ダレス会談は昭和二十六年四月二十三日午前、三井本館において行われました。
いてあったので、一九五一年日本がアメリカに屈辱的な形でいろいろな戦争処理をされた中で、アメリカの漁業界のそういう要望に何かこたえなければならぬ状況になりまして、平和条約の中に日本漁業に対する恒久的な制限を規定されることのないように、これを緩和するという立場から、この際日本政府は進んで今後の漁業に対する日本の公正な態度を明らかにしておくことが必要であるということに意見が一致して、二月七日第三回の吉田・ダレス会談
それで、あなた方はそういうものはないのだ、単なる吉田・ダレス会談の話し合いの中で、それは講和会議の議題に上らなかったのだ、日本国民のそれが利益なんだ、こういうふうに言っておりますけれども、これは私はやはり講和会議の議題として出す自信がなかったのだと思うのです、はっきり言うならばアメリカのほうで。
第一回会談の際、ダレス代表は各項目にしたためた日本の見解に対しコメントしていった、——各項目に対して、これはどうだこれはどうだといってコメントしていったが、戦後債務のところにくると、ダレスさんがにっこり笑って、日本の精神は大いによろしいが、どうやって払う気かと尋ねた、と、総理は、将来の話し合いでと言われた、総理は口ぐせのように借金は払うと言われた、そうして、この吉田・ダレス会談の内容を聞かれた池田さん
○国務大臣(藤山愛一郎君) 私は、実は、はなはだ申しわけないわけでありますけれども、吉田・ダレス会談というものを詳しく存じておりませんし、それから引き続き何か具体的に出てきたとは考えておりませんし、またそういうことを承知いたしておりません。
(拍手)この際、吉田総理は、ぜひ、その原因となつた八月初旬における吉田・ダレス会談の内容はいかなるものであつたかを明確にされるよう答弁を望むものであります。
○大池事務総長 本日の議事日程は、ただいま議決を願いました政府の報告、これは領土関係でもございますし、質疑等も行われないのでありますから、最初に政府の奄美大島の返還に関する点、なお、吉田・ダレス会談等の経緯につき御報告があるそうでありますから、外務大臣の報告を一番最初にお願いを申し上げて、それから日程に入る。
この前一回整理したのでありますが、その後七月二十三日に二件、八月十日に二件提出されておるうちに、奄美大島の返還声明に関する緊急質問、吉田、ダレス会談並びにマレンコフ声明に関する緊急質問が、床次君並びに勝間田君より提出されております。そこで理事会の申合せでは、最終日でもありますので、この問題を取り上げて緊急質問をいたすとならば、前例によつて、各党の国会対策委員長会議も開かねばなりません。
○参事(河野義克君) 吉田、ダレス会談に伴う国会への報告に関する先例を申上げます。 その第一回は第十国会で、昭和二十六年二月十三日であります。この際は時間の割当は社会党三十分、民主党二十分、第一クラブと労農党と共産党とを含めて一緒にして二十分、それによつて社会党の和田博雄君、民主党の鬼丸義齊君、労農党の堀眞琴君がそれぞれやつておられます。
○矢嶋三義君 加藤君から吉田ダレス会談の場合の先例を引かれましたが、これを聞くことも結構でありますが、(「参考だ」と呼ぶ者あり)この行政協定の質問に関する限りは、吉田ダレス会談はこれは例としては余り尊重さるべきものでないと思います。先ほど小笠原君から具体的な案が出たようでございますが、基本的には十分の質問を許さなければ緊急質問の形で何回も出て来ることは必至だと思います。
米ソの間にたとえば宣戦布告が行われた場合、あるいは国連加盟国の間にいろいろな戦争状態の起きました場合、国連協力の名のもとに日本が軍事的に協力する義務があるかどうか、この点につきまして、吉田・ダレス会談においてはどのような話合いが行われたか。特にその際日本憲法との関係はどうなるのであるか。
そして中国における両政権のうち、日本をしてどちらを選ばしめるか、(「まだやつておる」と呼ぶ者あり)それを調整することが主要な目的であるということでございますが、吉田・ダレス会談におきまして、中国政権の問題に対してどのような交渉がなされ、そしてその経緯と結果を承わりたいと存ずるものであります。
吉田◇ダレス会談については今ここに申上げる時期ではございません。 その次は(「名答弁」「もうたくさんだ」「落第」と呼ぶ者あり)アメリカが蒋政権の承認を日本に強制しておる、圧迫いたしておるとかいう御質問でありましたが、アメリカが蒋政権の承認を日本に強制いたしておることはございません。これはしばしばこれまで申上げた通りであります。飽くまでも日本の自発的意思を尊重する建前になつておるのであります。
また今回のごとき、国をあげてきわめて重大な問題であるところの吉田・ダレス会談のごときは、議員の方から緊急質問をする前に、まずみずから進んで、このことをやはりこの本会議を通じて国民に十分知らしめるということ、これがあつてしかるべきだと私は思うのであります。
こういう日本の憲法に影響を及ぼすような重大な問題が、吉田・ダレス会談の結果として新聞にまで表明されておるのに、当の責任者の吉田総理が単なる所労というようなことだけで国会にその所信を表明しないということは、明らかに国会軽視だと思う。現に昨日はユニオン・クラブに行つております。ダレス氏とも会つております。
○椎熊委員 今党でいろいろ相談したのですが、吉田・ダレス会談について政務次官が答えることもできないだろう。外務大臣をさしおいて答えができるものではない。従つて今これは国民注視の的になつておりますから、病気のなおるのを待つて、月曜日に本会議を開いて答弁をしてもらう。総理大臣としての責任上堂々たる御答弁を願いたい。そういうことに決定いたしましたから、これを主張いたします。
○小笠原二三男君 只今菊川君も申しましたが、吉田・ダレス会談を中核として質問するので、代理人ではちつとも返答のしようがない問題なんです。従つて月曜日出られなかつたら、自然休会に入る心組ではありますが、火曜日やつて頂きたい。火曜日出られなかつたら水曜日、こういうことにしたいと思います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○政府委員(草葉隆圓君) 正式の、今度はまあ一応仮調印いたしておきまして、正式の署名は平和條約の効力発生前か後かその点はまだはつきりいたしておりませんが、取りあえずこの吉田・ダレス会談にもありますような状態でありまするから、平和條約発効後に備えた方法で、最も有効的な時期を選んでやつて行く、こういう状態であります。
○国務大臣(根本龍太郎君) 吉田、ダレス会談に基く書簡の声明の内容は、御承知のようにこれは日本が独立いたしまして直ちに世界の各国々と同時に條約がすぐにできるとは考え得られないのであります。その際における状況におきましては、理論的に占領政策が終つたということによりましてマツカーサー・ラインが撤去されるのであります。
そこで思い至るのは吉田・ダレス会談であります。あの吉田・ダレス会談において、私たちが聞いた範囲では、アメリカ側は日本の陸軍の創設やその他を期待し、要望しておつた。しかし吉田さんは、経済的な事由や、あるいは国民の心理状態からしてそれを避けて、特に白洲氏の意見をいれて、現在のような一方的に庇護される方法を要請した。政府の声明に書いてあるからうそじやない、要請した。そこでこういうとりきめができたのです。
しかるに、第一次吉田ダレス会談において先方から切り出されたのは、慈惠的な、従つて片務的な駐兵協定であつたというのであります。それを首相は、単に国民の厭戰気分や財政負担の顧慮からこれを受諾して、国家の名誉と実質的な完全独立についてはその考慮を欠いたと伝えられているのであります。従つて、その内容については、第一に、駐兵に期限がない。第二に、費用負担が明確でない。
これは池田大蔵大臣は、日米経済協力とは全然関係ないと盛んにその点を強調されておるのでありますが、しかしこれがやはり吉田・ダレス会談後急速問題になつて来ました日米経済協力の一環として、ことに金融の面で重大な役割を果して行くということは、否定できないことだと思うのであります。
過般の吉田ダレス会談にいたしましても、双方からそれぞれ声明が発表され、本議場においても吉田総理兼外相から報告を聴取し、質疑応答がたびたび繰返されておりますから、現内閣の対外方針は明瞭であります。 〔副議長退席、議長着席〕 国際間の誓いは、いろいろの経緯を経て実を結ぶものでありますが、ここに至る道程を一々公表することは、各方面にさしさわりを生ずることが多いのであります。
ところが一面におきましては、吉田ダレス会談におきまして軍需基地の問題が相当下相談ではあるが、固つておると思えるのであります。そういうことになつて来ると、軍事的にも経済的にも我が国は今や全く準戰時体制に入ろうとしておるということになるように国民から見ると思えるが、それを安定本部長官は肯定しておられるのか、そういう方向にどんどん進むことを肯定しておられるのかどうかをお伺いしたいのであります。
つまり先般の吉田ダレス会談で、軍事的には今基地の問題は、具体的になかつたとおつしやいましたが、相当前からこの問題も論議され、新聞等の報ずるところでは、相当軍事的にも日本が基地化するということが、常識的に相当はつきりしております。