1999-02-04 第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第1号
東京地方裁判所は日銀の元営業局証券課長であった吉沢保幸被告に対して判決公判を行った結果、懲役二年六カ月の実刑、執行猶予が三年ついておりますが、追徴金四百十二万円という判決が下された。
東京地方裁判所は日銀の元営業局証券課長であった吉沢保幸被告に対して判決公判を行った結果、懲役二年六カ月の実刑、執行猶予が三年ついておりますが、追徴金四百十二万円という判決が下された。
〔委員長退席、理事鎌田要人君着席〕 それは吉沢保幸被告のことでございまして、営業局の証券課に勤務をしておられて、最終的に逮捕時には証券課長をお務めだった方。この方に対する判決公判が十五日の午前中、東京地裁で行われました。
私は、私の感想を言わせていただくならば、日銀の腐敗という、あえて腐敗という言葉を使わせていただきますが、これはひとり吉沢保幸課長の腐敗ではないというふうに見ざるを得ないと思いますね。 実は、私もいろいろなところで日銀のその内情等についていろいろ知る機会はありました。それから、銀行とのいろんなつき合いについて知る機会もありました。
これは単に日本における金融システムだけの問題ではなくて、もう世界でもトップクラスの日本の金融の世界の問題でありますので、何とかこういう内部通達とかそういうことだけで事足りる問題ではないと思っておりますので、しかも、捕まった吉沢保幸氏一人の問題ではなくて、金融界の頂点に立つ日銀に蔓延する構造的な問題であるということも、これもだれが見ても明らかであります。
私は、まず最初に、一昨日、日本銀行営業局の吉沢保幸証券課長が、日本興業銀行と三和銀行からの接待、総額約四百三十万円相当のわいろが供与されたという収賄容疑の逮捕の問題について、お聞きをいたしたいと思います。
○福井参考人 ただいま委員御指摘いただきましたとおり、甚だ遺憾ながら、本日私どもの職員であります吉沢保幸が東京地方検察庁の手で逮捕されました。同時に、日本銀行の営業所をただいま家宅捜査を受けている最中でございます。 中央銀行は内外から幾重にも強い信認を受けなければいけない立場でございます。そうした点にかんがみまして、こういう事態に至りましたこと、まことに遺憾に感じております。