1961-10-26 第39回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第8号
さて、第三番目でございますが、吉松所長以外に、どういう方々がわれわれの意見に理解を示されておるのかという御質問でございますが、簡単に名前だけ申し上げます。海上保安庁水路部の海洋研究室におられるところの歌代慎吉技官。これはこの方面の日本の最高権威の一人であります。その方は、最も私の研究を終始一貫助言とあたたかい理解のもとに、非常に御了解を得ているはずであります。
さて、第三番目でございますが、吉松所長以外に、どういう方々がわれわれの意見に理解を示されておるのかという御質問でございますが、簡単に名前だけ申し上げます。海上保安庁水路部の海洋研究室におられるところの歌代慎吉技官。これはこの方面の日本の最高権威の一人であります。その方は、最も私の研究を終始一貫助言とあたたかい理解のもとに、非常に御了解を得ているはずであります。
それから吉松所長さんにお伺いしたいのですが、先ほど御説明を聞いておりまして、やはりここに長官がおられたり、高橋先生がいるとかなんとかいうことで、もう少し言ってみたいんだが、何か言えない——所長に限ってそういうことはないと思うのですが、世間には往々にしてあるわけであります。
実は吉松所長のお答えのうちで、私はぜひつけ加えておきたいと思いますことは、吉松所長さんの非常に大きな業績の一つを紹介することであります。それは、福井地震の前後約数カ月にわたって、地電流の変化が、気象庁から出しておる印刷物に出ておるのですが、約半月ほど前から、普通の地電流の約百倍と言うと大げさですが、少なくとも百倍近いくらいの程度の大きな変化を三重県の尾鷲で観測しておる。
これは吉松所長も認めて、この前の会合でも、湯村氏を相当とっちめたのであります。
ところが、この器械がもしも原理がはっきりするならば、少なくとも一週間、二週間前に大地震が予想できるかもしれぬすばらしい方法である、それのみならず、井上部長も、長官に直接言っているかどうか知りませんが、私に、ぜひとも柿岡でやりたい、気象研究所の予算も、吉松さん、あなたに上げるからできるだけ早くやっていただきたいと、いうことを吉松所長に申し入れております。
ゆえに、私は、かつてこの検討をしたところの柿岡地磁気観測所の吉松所長に手紙をもって連絡したのでありますが、同所長からの手紙によりますと、地震に関しては同地磁気観測所は主体任務ではない、ゆえに地震課と相談していただきたい、というふうに、結局は拒否されたのであります。