1956-04-25 第24回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会公聴会 第2号
去年の秋でありましたが、京都大学に日本政治学会の大会が開かれまして、そこで、戦後における政党の役割というので、きょうも私のあとで公述せられまするところの早稲田大学の吉村博士が、保守党の役割について講演せられました。
去年の秋でありましたが、京都大学に日本政治学会の大会が開かれまして、そこで、戦後における政党の役割というので、きょうも私のあとで公述せられまするところの早稲田大学の吉村博士が、保守党の役割について講演せられました。
その政党を維持育成するために小選挙区制をしがなければならぬということは、国民が納得できないと思うのでありますが、吉村博士はいかなるお考えをお持ちになるでございましょう。
その三木さんが、今度この小選挙区制をしていて公認を一人にしぼれば、それであとの者はやめるのだというふうにお考えになっているようでありますが、しかし、ただいま吉村博士のお話を聞きますと、なかなかやめるものではない。一人を公認したら、他も党を作ってやるだろうとの御推論でありますが、まことに私もさようではないかと実は思いまして、そのことをお尋ねいたしたのであります。
日本におきましても同様のことが言い得るのではないかというようなことを、吉村博士は委員会で述べておるのであります。この考えがいい悪いは別といたしまして、そうした考えが日本の国民性に合わないのじゃないかというような議論が一部に行われておることも、事実であります。
○橋本(登)委員 なお吉村博士に伺いたい。先ほど経営委員会の性格は、これはマネージメントが中心である。従つてこれに地区をわけたり、あるいは文化とか産業とかをわけるということは、能率上においてどうかと思う。
従つてこれに対して法律の上で、政治的中立を守るようなことを規定してはどうかという御意見があつたようでありますが、それに対して吉村博士の御意見を伺いたい。
○橋本(登)委員 公述人の中の吉村博士に御質問申し上げます。先ほどの吉村博士の御意見は、まことにわれわれといたしまして参考になりまして、貴重なる公述と拜聽いたしました。
それには、タバコにマンガン肥料をやりました場合には、四五%ないし五〇%、すなわち五割増産になるということは、これは九大の吉村博士が長年経驗の結果、折紙をつけておられるのであります。こうして、きめて有効適切なるところの肥料があるにもかかわらず、そのものを施そうとせられない。
われわれ素人が調べましたその試驗の結果においても、かくのごとくでございまするが、なおこの專門家である、最高学府におらるるところの九大の吉村博士の調査研究の結果、その成績の発表せられたのを見てみますると、米麦や柑橘類の場合におきましては、私どもの試驗いたしましたその成績と、大差はないのでありますけれども、私の最も関心をもちますることは、これをタバコに施した場合には、三七%ないし四三%の増收ということが