1949-04-28 第5回国会 参議院 内閣委員会 第9号
○証人(吉坂俊藏君) 行政機構の問題につきましては財政の方面とか能率の方面とか、或いは根本的には新憲法の精神に則つておるかどうかというような、いろいろな見地から檢討ができることだと思うのでありますが、私は多分中小企業の代表というような意味でお呼び出しを蒙つたことと思いますが、民間人といたしまして実際的の方面から一言申上げたいと存じます。
○証人(吉坂俊藏君) 行政機構の問題につきましては財政の方面とか能率の方面とか、或いは根本的には新憲法の精神に則つておるかどうかというような、いろいろな見地から檢討ができることだと思うのでありますが、私は多分中小企業の代表というような意味でお呼び出しを蒙つたことと思いますが、民間人といたしまして実際的の方面から一言申上げたいと存じます。
○公述人(吉坂俊藏君) 残念でありますが、まだ統計数字というようなものを調べて申上げることはできませんのでありますが、会議所に出入りする会員その他におきまして、こんなことでは商賣を止めてしまわなければならん、店をしまわなければならんという声が非常に盛んなのであります。
○公述人(吉坂俊藏君) 最近銀行も非常に変りつつあると思うのであります。殆んど昨日の例を以て今日を述べることはできず、今日の例を以て明日を話すことができないように、随分変りつつあると思います。私共も一、二知つております銀行の給與というものは相当いいものだと思います。又工業の方も千差万別でありまして、景氣のいいところと、又惡く賃金遅配が行われておるところも、御承知の通り非常に沢山ある訳であります。
○公述人(吉坂俊藏君) 今度の調停案につきましては、從來から比べまして非常にこの民間の一般水準に近づいて來たということは私は認めたいと思います。銀行の数字を持つておりませんので、それを申上げることができませんことは残念であります。これは人事院では民間の約二十八万の職員についてお調べになつたということでありますから、この中に必ず入つていることだと思います。
○公述人(吉坂俊藏君) 私は健全財政ということについての疑いと、それから行政整理の必要と官業拂下の問題、この三点について申述べたいと存じます。 私は昨年までは健全財政ということをそのままに受け容れておつたのでありますが、最近一年間の経緯を見まして、又二十三年度の予算を見まして、そこに疑いを生じて参つたのであります。
○公述人(吉坂俊藏君) 申上げます。例えば電話事業でありますが、電話事業は、もう戰爭前から日本の電話というものは、外國に比べて非常に劣つておつたと思うのであります。電話の普及がなかなか遅々として進まないで、電話に対する権利金というようなものが進んで参りました。世界中でこんな國は日本だけだと思うのであります。又殆んど國家としての体裁をなさないような今日の電話事業の状態だと思うのであります。
○公述人(吉坂俊藏君) 郵便局というものは全國に普及いたしておりますから、この郵便局を利用するということほど能率の上るものはないと思うのです、從つて郵便局にいろいろな事務を同時に頼むということが從來行われて來、そうしてこれが又非常に有効であつた。ところが、今日は事情が変つてしまつておる。今日の郵便局というものはもう負担が過重であつて、もう自分一人でも何かやり切れないくらいの沢山の仕事をしている。
○公述人(吉坂俊藏君) 簡單に私の所見を申述べます。 一般的に申上げまして、財政の收支均衡を図るためには増税をするということは止むを得ないと存じます。併しながら増税をする前に前提要件があるのではないかと思うのであります。それは経費の支出の方面を檢討いたしまして、そうしてできるだけ國費の節約をするということでございます。
明日の公聽會の豫定は、勞働組合關係の國鐡中央執行委員長の加藤閲男君、全遞從業員組合交渉部長の柴田照治君、日農關係で岡山縣農民組合の江田三郎君、中小商工業關係として、東京商工會議所專務理事の吉坂俊藏君、入場税の問題につきまして映畫演劇の關係で、興行組合連合會常任中央委員の林弘高君、婦人代表として羽仁説子君、それから一般公述人から選定いたしました、山口縣の町會書記北村政次郎君、讀賣新聞論説委員の山口正吾君
勞働組合關係で全財書記長——これは大藏省關係の從業員組合でありますが、特に税務官吏の問題その他いろいろの問題もありますので、全財書記長の品川一登君、産別の勞働組合幹事の中原淳吉君、總同盟主事の河野平次君、第二の十二日は、勞働組合關係から國鐡の中央執行委員長加藤閲男君、全遞從業員組合の交渉部長柴田照治君、農民組合關係から岡山縣農民組合連合會の江田三郎君、中小商工業關係から、東京商工會議所專務理事の吉坂俊藏君