2000-02-22 第147回国会 参議院 文教・科学委員会 第1号
岡山県の教育行政は、古くから吉備文化と言いならわされるすぐれた文化を持つ同県の伝統や独自性を踏まえ、生涯にわたって心豊かにたくましく生きていく力を持つとともに、豊かで活力ある社会を築き、支えていく意欲と実践力を備えた人材の育成を図るため、昨年度策定された「おかやま教育ビジョン」に基づき、総合的に計画を推進しているとのことであります。 次に、岡山市立後楽館中学校・高等学校を訪問いたしました。
岡山県の教育行政は、古くから吉備文化と言いならわされるすぐれた文化を持つ同県の伝統や独自性を踏まえ、生涯にわたって心豊かにたくましく生きていく力を持つとともに、豊かで活力ある社会を築き、支えていく意欲と実践力を備えた人材の育成を図るため、昨年度策定された「おかやま教育ビジョン」に基づき、総合的に計画を推進しているとのことであります。 次に、岡山市立後楽館中学校・高等学校を訪問いたしました。
例えば、私の郷里の場合は吉備文化という言葉に総称される伝承が今も伝えられ続けております。そうしたものの中で、議員は国という立場から言われましたけれども、自分のふるさとを知るということ、そしてそれを通して自分の国を知るということ、これは私は非常に大事なことだと思います。
一つは、まさに議員の主張されるように、発掘されたものは発掘された地域の収蔵の対象とすべき、私どもの郷里も吉備文化の伝承の地帯であり、多くの発掘品を国に管理をゆだねている立場であります。そして、その立場から私は議員の意見を全く否定しません。その上で、私は国が持ってそして展示すべきものというものもまたあると思います。
説明では、吉備文化に象徴されますように古くから文化の栄えた土地柄であるため、文化面におきましてはその蓄積を生かし文化的特性を発揮するよう、また教育面では、子供の個性を伸ばすとともに生涯を通して学習を行うことができるような教育体制の整備を図りたいとのことでありました。
あるいはまた、岡山県が主体となって推進しております吉備文化の郷土づくり、こういう運動がございます。また、御指摘の北海道阿寒国立公園内の山林所有者が善意によりまして財団法人をつくる、そしてその財団によって約四千ヘクタールの山林の保全をやっていこう、こういうことでございまして、これまた広い意味でナショナルトラスト的な運動として挙げることもできようかと、かような実態にございます。
と同時に、県民のみんなといたしましては、たとえば新幹線が倉敷まで来ているときは、局長おっしゃったように、吉備文化をみんな見に来ますね。それが博多へ行ってしまうと、もう岡山におりる人はおらぬようになってしまう。これは施設がない、道路が悪い。と同時に、また受け入れ体制も、しっかりちゃんとバスも入ってお客さまも泊まれるという状態をつくらなかったというようないろいろな問題があろうかと思います。
考えてみますと、昔からやはり吉備文化が発達した地域でございますから、道路網の密度が他より濃い。そこで、まだ整備が追いついていっていない、こういうのが現状であろうかと思うわけでございます。私ども、今後広域的な交通に対する幹線道路、それから地域の生活基盤を担う地域内の道路、これを調和のとれたものにしたいということで整備を進めてまいる所存でございます。
もし一たびそのような事態になってしまったら、この重要な吉備文化、しかも必ず保存しておかなければ、将来の文化的遺産としても非常に重要度の高い造山、作山古墳です。これは天皇陵と同じ大きさです。日本でも第三番目でしたか、大きさからいっても。年代も相当古い年代です。それがいままさに荒らされようとしているところなんです。
いわゆる大和朝文化、北九州文化、それからその中間に吉備文化という、千数百年前から非常に発達しておったところがありますが、その吉備路の風土記というものについての意義といいますか、その重要性といいますか、ことばが悪ければほかのことばを使ってもいいのですが、その点について文化庁の認識されておるところを簡単に言っていただきたいと思います。
さて、大学についてでありますが、岡山県の大学は、いわゆる吉備文化の発祥地であり、池田光政の施策よろしきを得て、私塾の数は日本第一である。寺小屋は長野、山口に次いでおる次第である。教育の普及徹底しておることは、岡山県は天下一なりという評もある次第なんである。文化水準も高い。
今後の欄想は各ブロツクに限らず、各府縣ごとに総合的な大学が設置せられることであろうと考えまするが、今全國にさきがけて新制総合大学の新設を岡山が熱心に請願いたしますのは、わが岡山は古くよりいわゆる吉備文化の発祥の地として古い傳統を誇つておるのであります。