1992-05-22 第123回国会 衆議院 法務委員会 第13号
○益原説明員 警察が行う捜査につきましては、個人の基本的人権を尊重しつつ適正に推進されるべきものであって、関係法令の遵守はもとより基礎的捜査を徹底しあらゆる証拠の収集に努めるなど、科学的、合理的捜査を推進しているところでございます。
○益原説明員 警察が行う捜査につきましては、個人の基本的人権を尊重しつつ適正に推進されるべきものであって、関係法令の遵守はもとより基礎的捜査を徹底しあらゆる証拠の収集に努めるなど、科学的、合理的捜査を推進しているところでございます。
そしてその後の時代は合理的捜査の時代、こう呼ばれるのだと言っておりますが、私は、今日なおこの見込み捜査というのがずいぶんイージーに行われているという感じが強くいたします。 つまり、大体あの男だろうというふうに見当をつけて、そこに的をしぼって捜査をする、こういうやり方ですね、これが、私が誤判を生む原因として第一に挙げたい点なのであります。
そこに捜査課長が議長になっておっていろいろとリードしていくと、私どもも出てそれをじっと見ているわけでありますが、そういうふうにしてひらめきをエレベートしながら、それに即応して合理的にやっていくと、それで、結局合理的捜査というのはひらめきを中心として、そのひらめきを合理化していくと、その合理化する段階においてひらめきが間違ておったらだんだん直していく、こういうことに相なろうかと思うのであります。
その点はたびたび私申し上げますごとく、どこまでも科学的合理的捜査に基き、人権の尊重ということを常に基本的理念としつつ、納得づくの捜査、科学的な合理的な捜査を進めていって、真実の発見に努めるということでなければならぬことは、捜査の原則でございます。
そうして、私は、自分が三十数年前に関係しておった警察より隔世の感があるほど進歩しておる、つまり合理的捜査、科学的捜査という点について非常に進歩している、のみならず警察官の装備並びに通信網等に至っては驚くべき進歩であると思っておるのであります。しかし、私の感想といたしましては、まだまだ装備、ことに通信網に対してはもっと大いなる改革をしなくちゃならぬと思っております。
なおまた、取調べの結果自殺者まで出たということははなはだ遺憾に思いますが、今警察庁といたしましては、先ほど申し上げました通りに、合理的捜査、科学的捜査をやっております。従って、昔のような見込み捜査とかはやっておりませんから、そういうようなことは前よりずっと減っておる、改善しておると思いますが、何としてもそういう事実が現われた以上、どこかに欠点があったと思いますから、その点はなお注意いたします。
わが国におきましても、罪を憎んで人を憎まずといったような言葉があります通り、私どもかねがね申します通り、人権の尊重ということを基本理念とし、その上に立って捜査に当る者は、いわゆる科学的、合理的捜査、適正なる捜査をやって、真実の究明に努力する、こういうことでなければならぬということを申して参っておるのでありまして、逐次こういう方向に警察の捜査に当る方の態勢が整備されつつある状況は、羽仁委員もお認めいただけるものと
大よそ、すべての犯罪捜査に当りまして、人権尊重の基本理念に立って、合理的捜査によりまして犯罪の実態を明らかにするということが、警察の犯罪に対する取締りの基本方針であることは申すまでもないところでございまして、私ども従来そういうふうに努めて参っておるのであります。