2011-04-14 第177回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
ですから、こういったことを考えますと、震災前の合板需要はもちろんですけれども、仮設住宅への需要にもこたえることは私は十分可能ではないかと思っております。
ですから、こういったことを考えますと、震災前の合板需要はもちろんですけれども、仮設住宅への需要にもこたえることは私は十分可能ではないかと思っております。
実は被災していないところでの月間の生産能力が十六万立米あるということでございますので、震災前の合板需要にもこたえた上で、なおかつ仮設住宅への需要ということにも十分こたえ得るというふうに、可能であるというふうに考えてございます。
あるいは合板需要がそういったことの関係もありまして、需要が大いに減退しました。そのために合板製造業は長期間にわたりまして深刻な不況状態が続いたわけでございます。市況も低迷を続けまして、コスト割れの状態が続いているというような非常に大変な事態でございます。
今後の合板需要の伸び及び短期的な需給変動を考慮いたしましても、二十一億六千万平方メートル程度の年間生産能力があれば十分対応できるというふうに見られまして、現在日合連、日本合板製造組合連合会が行います改善事業といたしましては、現有生産能力の一二一%、三億平方メートルに相当する設備廃棄を行うことを計画している段階でございます。
したがいまして、この稼働率は七六%ということに相なるわけでございますけれども、これからの合板需要というものの伸びその他を勘案いたしますと、年間に大体二十一億六千万平方メートル程度の生産量があれば十分対応できるのではないかというふうにわれわれは考えております。
したがいまして、今後の合板需要の伸びも期待されるわけでございますけれども、五十五年段階で一二%の設備廃棄をいたしまして、需要に生産能力が追いつかないという事態にはならないというふうに私どもは見ておる次第でございます。
確かに現在の住宅事情との相関が強うございますので、そういった意味合いで私どもも、住宅需要を主体とする合板需要の回復が早からんことを願っておるわけでございますが、ことしの状況でまいりましても、昨年が百五十二万四千戸の新設着工住宅がございましたけれども、本年度も、現在の動向では昨年と同様かあるいは若干下回るというのが、この上半期六カ月間の傾向でございます。
それでは、一体どうしてこの日本の合板のみが、こういうような躍進を続けてきておるのかといいますと、アメリカにおける合板需要の中心は、何といっても住宅建築であります。日本の合板の輸出が非常に少かった一九五〇年におきましても、住宅建築は千四百万戸ありました。その後も毎年百万戸を割らないにもかかわらず、日本の合板のみが需要増加を見たというのは、つまりドアの構成が違ってきたのであります。