2011-04-12 第177回国会 参議院 総務委員会 第7号
ですから大阪にあってもいいんですけれども、由来は、もう議員御承知のとおり、これは終戦直前といいますか戦時下において、行政を簡素化して中央統制をきつくして、それで戦争遂行を首都において行うという、この文脈の中で出てきた制度でありまして、私などは、やはり地方自治とは本来は逆行する環境の中で出てきた府と市の合併、強制合併だっただろうと思っております。
ですから大阪にあってもいいんですけれども、由来は、もう議員御承知のとおり、これは終戦直前といいますか戦時下において、行政を簡素化して中央統制をきつくして、それで戦争遂行を首都において行うという、この文脈の中で出てきた制度でありまして、私などは、やはり地方自治とは本来は逆行する環境の中で出てきた府と市の合併、強制合併だっただろうと思っております。
昨年十一月、一定規模以下の人口の自治体の法的合併強制及び基本的な事務と権限を取り上げる、いわゆる西尾私案が出されました。これに対して、水辺に群れていた水鳥に向かって空砲を撃ったようなものと、現場を見ない国の強制合併論に強い憤りが町村関係者を中心に広がっています。 憲法九十二条は、「地方公共団体の組織及び運営に関する事項は、地方自治の本旨に基いて、法律でこれを定める。」
そしてまた、交付税の算定等で合併強制につながるような見直しは行わないことと。この四つの決議が行われておりますが、こういうことが行われたということについて、大臣としてどうこれを受け止めておられるのか、お聞きしたいと思います。
合併強制を不要と考えて参った理由は、そういうところにあるのでございます。国際的な海運競争には一定の大きさを必要とすることは、申すまでもございません。資本力が相当の大きさにならなければならぬということもございますが、海運界の変動に対処するためには、一定の大きさを持ち、これによってそのグループは各種の定期航路を経営するほか、タンカー、鉱石船等の経営をも兼ね行ない、多角経営を行なう。