1959-06-26 第32回国会 衆議院 本会議 第4号
およそ、各省所掌の行政事務は所管大臣の権限に属するところではありましょうが、かりそめにも、内閣の経済に対する基本政策と財政金融に関する根本方針が、責任閣僚たる両大臣の間において、かくも明確かつ根本的に対立しておることについて、国民はこれをいかに理解すべきでありましょうかびそもそも、内閣総理大臣たるものの権威とその責任は、行政各部の統一を確保し、かつ、これを統括して掌握するところにあると思うのであります
およそ、各省所掌の行政事務は所管大臣の権限に属するところではありましょうが、かりそめにも、内閣の経済に対する基本政策と財政金融に関する根本方針が、責任閣僚たる両大臣の間において、かくも明確かつ根本的に対立しておることについて、国民はこれをいかに理解すべきでありましょうかびそもそも、内閣総理大臣たるものの権威とその責任は、行政各部の統一を確保し、かつ、これを統括して掌握するところにあると思うのであります
離島振興予算の計上について 離島振興関係公共事業(簡易水道及び電気導入を含む)については、各種の事業及び事項に比較的少額の予算が計上されているため、地域、ことの総合的な効果を発揮することが著しく困難となっている事情にかんがみ、これらの予算を昭和三十三年度から経済企画庁の所管に一括して計上し、その使用に際しては各省所掌に移しかえるよう措置するものとする。
その次にお尋ねいたしたいのは各省所掌事務の共管関係についてであります。従来機構改革に際して常に大きな問題となつておりましたのは、たとえば治山治水行政や観光行政等のごとく各省間に共管関係のある事務の所管を統合する問題でありましたが、今回の改革案におきましてはこれらの問題はどういうことになつておるのでありましようか。