1962-03-24 第40回国会 衆議院 外務委員会 第16号
○戸叶委員 二十四年に総司令部費として教育文化関係に一億四千二百五十五万円使っているわけです。今度この見返資金関係からの分だけ引いて、この終戦処理費から出たのをお引きにならなかったのはどういうわけですか。こういうふうに、ある一部分は終戦処理費から出して引かない、そして、ある一部分は見返資金から出してそれを引くというのはおかしいじゃないですか。
○戸叶委員 二十四年に総司令部費として教育文化関係に一億四千二百五十五万円使っているわけです。今度この見返資金関係からの分だけ引いて、この終戦処理費から出たのをお引きにならなかったのはどういうわけですか。こういうふうに、ある一部分は終戦処理費から出して引かない、そして、ある一部分は見返資金から出してそれを引くというのはおかしいじゃないですか。
そうして総司令部費というものがある。総司令部費というものの中にガリオアと書いてあった。私はそのガリオアとは一体何だと思って調べてみました。そうすると、その説明に、ガリオアに必要な経費と書いてある。ガリオアに必要な経費として出ているわけなんです。
変わって参りまして、総司令部費とか、副官部費とか、兵器部費とかいうふうにその部が分かれてきたわけです。そうして十三部に分かれてきたわけです。その総司令部費からガリオアの費用が出ているわけです。その説明には何が書いてあるかといえば、これはガリオアに必要な経費であるということがちゃんと書いてあるのです。ガリオアに必要な費用が、総司令部費として日本の終戦処理費から出ているわけなんです。
総司令部費以下それぞれの部費につきましても、大体この名称でおわかりになるのではございますが、重ねて一応御説明申上げますと、総司令部費と申しますのは、各部隊に所属せしめない費用、まあ総括的の軍の費用でございまして、丁度これが日本の国内の各省に当てますれば、兵器部費というのがその兵器のほうの省に、運輸部費というものは運輸省関係の経費という性質になつておりまして、総司令部費と申しますのは、いわばそれらを総括
第二に、千九十億に及ぶ終戰処理費でありますけれども、これは事実上今までと額はかわりない額であるのみならず、科目の区分は明らかに前年度は事業の内容によつて区分されたのでありますけれども、本年度は、総司令部費、副官部費、兵器部費のごとく、主として経費を使用する組織單位によることに改めて、事業の内容をわれわれの目から完全に隠蔽しようとしておること自体で、この費用は何に使われておるかということは、これ以上多言
「前年度は事業の内容によつていたが、二五年度より、総司令部費副官部費兵器部費の如く、主として経費を使用する組織單位によることに改められた。」こう説明がついております。しかし私どもにはこれだけではわかりません。何の必要があつて、どういう理由でこの科目の区分変更をされたかということを、よくわかるように説明していただきたいと思います。
しかも国会において御審議を願うにつきましても、今回の二十五年度予算の項の立て方のように、総司令部費で幾ら、副官部費で幾らというような部隊別の、いわば日本における各省予算のような数字だけを出しまして、これで仕事をするのだと申し上げても、一体この千億からの予算で、どんなものが日本の国内でつくられ、買われ、出るのかわからない。
それから今年度からの終戰処理費の組み方でありますが、前年度は事業費とかあるいは事務費とかいうことで、中をいろいろ労務費、工事費というふうにわけておつたのでありますが、明年度からはこれは使用機関別、すなわち総司令部費とかあるいは副官部費とか兵器部費あるいは医務部費、そういつたような使用機関別にこの予算が編成されております。