1988-09-08 第113回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
同三時三十八分ごろ山下艦長は、第一富士丸との衝突を避けるため、はじめて短音一回の汽笛信号を行わせ、機関停止、後進原速力、後進一杯続いて面舵一杯を令したが、同時三十九分三ノットばかりの前進行き脚で艦首がほぼ三百度に向いたとき、横須賀港東北防波堤東灯台からほぼ百十度一・七海里ばかりの地点において、なだしおの右舷艦首が第一富士丸の右舷船首に前方から約十度の角度で衝突した。
同三時三十八分ごろ山下艦長は、第一富士丸との衝突を避けるため、はじめて短音一回の汽笛信号を行わせ、機関停止、後進原速力、後進一杯続いて面舵一杯を令したが、同時三十九分三ノットばかりの前進行き脚で艦首がほぼ三百度に向いたとき、横須賀港東北防波堤東灯台からほぼ百十度一・七海里ばかりの地点において、なだしおの右舷艦首が第一富士丸の右舷船首に前方から約十度の角度で衝突した。
同船の方はマストが倒壊いたしまして、右舷船首部外板に直径約二十センチメートルの破口等が生じましたけれども、油の流出はなく、また乗組員にもけがはございませんでした。 同船は、伊予三島港から東京港に向けて視界良好な海域を航行中であったものでございまして、海難の原因についてはまだ調査中ではございますけれども、これまでに判明した限りでは、同船は自動操舵を使用しており、居眠り運航していた模様でございます。
これの右舷船首部に亀裂を生じて燃料油が流出していると、そういうことを代理店を経由しまして当庁に通報があったわけでございます。 情報を入手しました当庁は、夜間ではございましたけれども、直ちに巡視船「くま」を出動させまして調査に当たらせるとともに、翌早朝には鹿児島からビーチクラフト機を出動させまして、該船の監視あるいは流出油の調査を実施したところでございます。
この事故の概要は、去る十月二十日の午後八時五十二分、室戸岬の南約六十マイルの海上で、ペルシャ湾から神戸向け航行中のクウェート船籍のタンカー、アル・サビア、三万五千七百五十二総トンでございますが、これの右舷船首部に亀裂を生じまして、そこから該船の燃料が流出している、こういうふうに代理店を経由して当庁に通報があったわけでございます。
衝突と同時に、「第十雄洋丸」右舷船首リザーブタンク付近に破口を生じ積み荷のナフサに引火し、両船とも火炎に包まれました。 「第十雄洋丸」の乗組員は出火直後海中に飛び込み船外に退避いたしましたが、「パシフィック・アリス号」乗組員の大部分は船内に閉じ込められました。 当時の海上の模様は、曇り、北北東の風毎秒五メートル、波浪二十ないし三十センチメートル、視界は二ないし三キロメートルでございました。
衝突と同時に第十雄洋丸右舷船首リザーブタンク付近に破口を生じまして積み荷のナフサに引火し、両船とも火炎に包まれました。 第十雄洋丸の乗り組み員は出火直後海中に飛び込み、船外に避退しましたが、パシフィック・アリス号乗り組み員の大部分は船内に閉じ込められました。
衝突と同時に、第十雄洋丸右舷船首リザーブタンク付近に破口を生じ、積み荷のナフサに引火、両船とも火炎に包まれました。一第十雄洋丸の乗り組み員は出火直後、海中に飛び込み、船外に退避いたしましたが、パシフィック・アリス号の乗り組み員の大部分は船内に閉じ込められました。 当時の海上模様は、曇り、北北東の風毎秒五メートル、波浪は二十ないし三十センチメートル、視界は二ないし三キロメートルでございました。
六時四十三分港口を通過後、レーダーを発動、機関を解除、六時四十四分羅針路を北西とし、航行中、急に濃霧となり、視界七十メートルないし百メートルとなり、霧中信号を聞き、六時五十四分ごろ両舷機関停止、取りかじ一ぱいの命令がなされ左回頭中、右舷船首より約六十度ないし七十度、距離百メートル付近に第三宇高丸らしき船影を認めたので、直ちに面かじ一ぱいの命令がなされたが効なく、六時五十六分ごろ第三宇高丸の船首が本船右舷機関室付近