1962-03-09 第40回国会 衆議院 法務委員会 第14号
私は、この事件が起こりますと、地方行政委員会で四点の非常に重要な点があることを指摘いたしまして、国会に対する十分なる報告をお願いしておったのですが、どうも近来の右翼テロあるいは右翼クーデターの昔と違った点は、国際性を非常に帯びてきているということであります。
私は、この事件が起こりますと、地方行政委員会で四点の非常に重要な点があることを指摘いたしまして、国会に対する十分なる報告をお願いしておったのですが、どうも近来の右翼テロあるいは右翼クーデターの昔と違った点は、国際性を非常に帯びてきているということであります。
池田内閣や自民党のいう自由民主主義陣営とは、どういう自由やどういう民主主義のある国を望んでおられるのか、隣国の非合法手段による政権に対し明確なる態度を示し得ないところに、国内における右翼クーデターの勢力を温存することになるのであって、まことに理解に苦しむところであります。
○加瀬完君 私は、日本社会党を代表いたしまして、右翼クーデター事件につき、関係閣僚にお尋ねをいたします。 出先警備当局が、今までのひより見的な右翼優遇主義を捨てて、断固、本事件を摘発いたしました点は、敬意を表するにやぶさかではありません。しかしながら、暴徒クーデターの要因が政府の施策にあるというに至りましては、強く政府に反省を求めざるを得ないのであります。
それは、当時の政党政治が腐敗堕落し、すなわち、若槻民政党内閣の松島遊郭事件、田中政友会内閣の売勲事件、私鉄事件、朝鮮総督府事件など、大疑獄事件が続発したにもかかわらず、当時の検察庁は政府の圧力に屈して全く動かず、ついに政府に対する不信の声が二・二六事件のごとき右翼クーデターを惹起したのである。(拍手)この疑獄事件はいかにして起ったか。