1979-05-26 第87回国会 参議院 内閣委員会 第11号
私はこの意見の公述を終わるに当たりまして、この数年来非常に目立っている、特に教育の面ではそうですけれども、日の丸とか君が代の強制とか、それから政府の要人が伊勢の神宮とか靖国神社に参拝するとか、あるいは教育勅語や軍人勅諭を礼賛しその礼賛を擁護するとか、現在の政治にあらわれている急激な右傾化現象を指摘しなきゃならないと思います。
私はこの意見の公述を終わるに当たりまして、この数年来非常に目立っている、特に教育の面ではそうですけれども、日の丸とか君が代の強制とか、それから政府の要人が伊勢の神宮とか靖国神社に参拝するとか、あるいは教育勅語や軍人勅諭を礼賛しその礼賛を擁護するとか、現在の政治にあらわれている急激な右傾化現象を指摘しなきゃならないと思います。
これは、明らかに、政府・自民党が昨年の日米共同声明から始まったといわれている一連の右傾化現象であると思うのであります。このままで返還されるとするならば、本土へ基地つき返還を容認するものであり、沖繩返還を前に悪例を残すことにもなりかねないのであります。したがって、小笠原返還の第一歩は、米軍基地の撤去であると考えるのでありますが、総理はこの点どうお考えなのか、お伺いいたします。
○正木委員 さて問題をかえますが、最近の佐藤内閣の右傾化現象が非常に著しい。これはもう世論であります。例の倉石発言を一つのポイントといたしまして、佐藤総理の去年の秋の訪米後、非常に右傾化現象が激しくなってきた。いわゆる国防の気概を持て——しかし国防の気概を持てというのは、それは私たちも国を守ることにはやぶさかではありません。
そして、国民の激怒を買ったわけでありますが、このように平和憲法を侮辱する倉石発言は、日米会談以来特に露骨になっております一連の右傾化現象と照らし合わせまして、佐藤内閣の本質と軌を一にするものではないか、このような重大な危惧が国民の間に重くのしかかっておるわけであります。 そこで伺いたいのでありますが、総理は土曜日の委員会で、現行憲法は現時点において改正する考えはない、このように答えておられます。