1991-10-17 第121回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
ところで、戦前、戦中、戦後の台風の進路が変わってきておるわけでありますが、南方で発生した台風眼が北上しまして沖縄本島を直撃して、そして中国大陸にそれていったのが戦前の台風のコースでございました。戦後は、今度は、発生源は同じ南方でありますが、それが沖縄を直撃して、そしてそのまま北上して本土に行った。
ところで、戦前、戦中、戦後の台風の進路が変わってきておるわけでありますが、南方で発生した台風眼が北上しまして沖縄本島を直撃して、そして中国大陸にそれていったのが戦前の台風のコースでございました。戦後は、今度は、発生源は同じ南方でありますが、それが沖縄を直撃して、そしてそのまま北上して本土に行った。
台風と名のつくものには台風眼というのがありまして、大変失礼な言い分かと思いますが、お許しを願いたいんです。くしくもその物と心の台風の目が疑惑という名における、流動的でありましょうが、心の目が文部省周辺を吹きまくっておる。物につながる金の目が大蔵の周辺に吹きまくっておる。ただし、これは今、疑惑という名において、台風眼は揺れ動く、広がる可能性も十分あるでありましょう。
なお、七月二十八日飛行機観測によりますと——これは日本時間でちょうど正午でございますが、正午における飛行機観測によりますと、台風の中心示度は千五ミリバール、それから台風眼もはっきりしない。したがいまして、眼の周囲の壁のように切り立った雲もはっきり見ることができない。こういうような飛行機偵察の観測報告が参っております。
ところがこの法案の趣旨から申しますと、台風による災害はどこに一番多く起るかという御趣旨と准じますが、そういたしますと、台風の中心部というのは、御承知の台風眼というようなことで、案外風も弱い、雨も降らないというような状況でございます。
レーダーで撮影されたいわゆる台風眼の位置と、それから天気図上に解説しました気圧の最も低い点と、それから風の渦巻の中心と、普通台風の中心というのはその三つの性質をいっておりますが、その三つの点が全部分離いたします。そうしてその間に、たとえば昨年の十四号なんかの例でありますと、六十キロ、七十キロという違いが出て参ります。
それから二十三日の九時ごろには、鹿兒島の南方のおよそ二百キロ程度に達し、飛行機上からその台風眼が十分観測されておりました。