1949-08-09 第5回国会 参議院 建設委員会 閉会後第2号
建設大臣がお見えになつておりますので、先般の台風並びに豪雨につきまして政府の御所見を伺い、尚且つ失業対策について政府のお考えになつておりまするところを御説明願いたいと思います。
建設大臣がお見えになつておりますので、先般の台風並びに豪雨につきまして政府の御所見を伺い、尚且つ失業対策について政府のお考えになつておりまするところを御説明願いたいと思います。
○國務大臣(益谷秀次君) ヘスター台風までの土木に関する災害の計数はまだ私はつきり承知いたしておりません。大体デラ台風以前の本年の春以來の出水、その他最近までの台風で、私も数字ははつきり持つておりませんが、三十億程度、デラ台風以前の災害、北海道の雪どけ災害等を加えまして三十億程度の損害になつております。その後デラ台風で百二十四億であります。それにフェイ台風で約十億と承知しております。
○國務大臣(益谷秀次君) 六月以來の台風につきまして先般当委員会におきまして、その当時までの政府のこれに対する應急措置、その他のことに関連して御答弁を申上げたのであります。
さらに今回のデラ台風、フェイ台風の地方負担分については、御承知の通り先般千億の融資をいたしましたので、地方の負担分は起債によつてまかなうことができるのであります。政府の助成金は一両日中に確定いたしまして、各府縣別に交付いたす手はずになつております。
御承知の通り六月二十一日にデラ台風が鹿兒島に上陸いたしたのであります。それ以前の本年春からの災害が約三十二、三億になつておると承知いたしております。デラ台風によつての損害は、大体建設省所管の東北施設に対する損害が百二十四億と推定、せられます。続いてフェイ台風でありまするが、これは約十億と承知いたしております。
○床次委員 治山治水並びにただいまの総合調査でありますが、ただいまのようなデラ台風みたいなものに対する災害復旧事業をなさいます場合に、総合的な調査研究ではすぐに役に立たないのではないか。
昭和二十四年八月八日(月曜日) 午前十時二十六分開会 ————————————— 本日の会議に付した事件 ○派遣議員の報告 ○建設事業一般並びに國土その他諸計 画に関する調査の件(デラ台風並び に最近の台風の被害調査の件) —————————————
○説明員(和達清夫君) デラ台風に続きまして日本の附近に來た台風はフエイ台風でありまして、この進路と來た日は資料の眞中頃の長くなつておりますところの直ぐ前の第一図という、頁はありませんが眞中頃にあります。フエイ台風はこの図にありますような進路を通つて日本に近づいて來たのであります。
とあり、第二項には「『緊急事態』とは騒動、暴動又は大火災若しくは地震、台風等の天災が起つた状態。」こういうことが書いてあるのであります。ところが今長官のおつしやつたような内容と全然違うので、緊急事態については消防と警察が協力する、緊急事態とは騒動、暴動、それに消防組織法第二十四條及び消防法の第一條に書いてある火災その他の、つまり自然現象による事態という、この兩方が上げてあるのであります。
今回地方自治庁が発足いたしまして、地方自治政務次官を任命されたのでございまするが、あいにくその後デラ台風等の災害が発生いたしまして、この方面の見舞い並びに視察のために、政府を代表して山口國務大臣等と現地に参つておりましたような次第でありまして、長期にわたる旅行のため、つい本委員会に対してごあいさつにまかり出る機会を失しましたことを、深くお詫びを申し上げる次第でございます。
そこでもう一つ聞いておきたいのは、総理大臣の権限として布告される國家非常事態と、それから消防法にいわゆる地震、台風、水害等の非常事態とがある。しかるにこの通牒には非常事態という言葉を使つてなくて緊急事態とある。この國家非常事態と、消防組織法にいわれておるところの非常事態とは、明らかに違うことは、さつき長官のおつしやつた通りである。
○渕委員 このたび九州地方を襲いましたデラ台風、並びに続いて襲來しましたフエイ台風に際しましての災害はまことに甚大なものがございます。特に政府当局におかれましては、あまりにも災害の甚大なるに驚かれまして、山口國務大臣を中心とする実地視察團を派遣せられました。多くの諸君が実地に見られまして、その被害の予想以上に大きかつたことをば体驗せられたことと信ずるのであります。
一体この災害被害等はデラ台風などという名称がつくと、大きな調査をなされるような例になつておりますが、局部的な大被害に対してはなかなかその方面に御調査が届いておらぬように思うのであります。農林省の方では特に御調査をなされたはずでありますが、青森縣の弘前を中心として、北津軽郡、南津軽郡、中津軽郡に鶏卵大の――デラという名前をつけませんけれども大雹害があつたのであります。
台風が接近したので沿岸を航行中の船舶は嚴重に警戒を要するという掲示が出ました。
○説明員(大久保武雄君) 先程私が申上げました台風の方向と言いますのは、松山から二等航海士が聞きますと、台風の向きが違つておりました。土佐沖を通過……
特に御承知の通り、南九州におきましては、デラ台風による被害が甚大なるため、いろいろな面におきまして悩んでおる。われわれは計画の一部変更までもお願いしなければならぬ状況に相なつておることも一應頭に入れてもらいたい。
しかし先ほどもお答えいたしました通り、あの調査は六月三十日現在の調査でありまして、その後デラ台風等もありますし、あれはいわゆる予想と申しますか、まだ実收の報告ではないのであります。作報におきまして、実收の報告をとりまとめまして、そうして当初予想いたしておつたものと非常な誤差がある場合においては、これは適当に考慮すべきものである、かように考えておるわけであります。
その後デラ台風等がありまして、さらにその数字の將來における異動も予想されるのであります。もとより実収額の数字ではないのでありまして、ただ予想をいたした数字を基礎とし、さらに台風等の影響も加つて來る数字であります。それでありますからあの数字を正しいと見るのも不確実と見るのも、それは見方であります。委員会においてずさんだというのも、これは一つの見方であります。
○若林委員 ただいま委員長よりデラ台風に関する災害状況の調査のためわれわれ六名を派遣せられましたことの御趣旨についてお話があつたのでありますが、われわれ六名が御指名によりその調査に参りました状況並びにその結果、またわれわれの感じました事柄を御報告申したいと思うのであります。
○野崎説明員 先ほどお話に上りました供出割当の補正の問題でございますが、デラ台風その他フエイ台風、そういうものによるところの減收量は、全般の今年度の麦あるいは馬鈴薯の減収量に対しまして、その数字は割合少いのでございます。
○目黒説明員 今度のデラ台風の被害は特定な個処に相当激甚にやつて参りましたので、昨年の台風に比較して考えますと、およそ損害額が百二十四億大体昨年の災害の半額程度であります。これに単に私の方の土木の額でありますが、その他の点で、あるいは農作地の被害、その他を合せますと数百億に上ると考えられるのであります。
宮崎縣は五月十五日から雨降り続きであつて、私共が参りました日まで、晴天は僅かに二、三日しかないといつたような状況で、六月十八日、十九日の豪雨で、先ず第一に河川の氾濫が起りまして、六月の二十日デラ台風で、これは縣内を縦断しております。風速二十五メートルから二十八メートル七、一番ひどい所は四十二メートルに達しております状況であつたのであります。
お諮りいたしますが、実は先般九州の地方に台風が襲いまして、相当被害がありましたので、厚生委員会といたしまして、姫井委員を現地視察に出張して頂いたのでありますが、この機会にその報告を聞きたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○井上なつゑ君 只今姫井委員の御報告の中にございました鹿兒島縣の港町で、二十数万流れて二十数名が溺死でございますか、それはその台風は夜中にでも來たのでございましようか。
この消防組織法の第二十四條を見ますと、これは原因が限られておるのでありまして、地震、台風、水火災、こういう非常事態に警察と消防が協力するということが書いてある。
○荻田説明員 今般南の方を襲いましたデラ台風の損害が相当多うございましたので、これにつきまして自治廳といたしましては、各省間及び地元府縣間のあつせんという意味におきまして、まず財政的の措置を考えたのであります。
○大泉委員 先月二十日前後に襲いましたデラ台風のことにつきまして、私ども京都、四國、中部地方に視察に参つたのであります。たまたま非常にデラ台風の損害に対して、政府に窮状を訴えたいという切実な声がありました。自治廳といたしましては、この地方の損害に対するどんな財政的処置をとつておられるか。これを簡單に伺いたい。
昭和二十四年七月十三日(水曜日) 午前十時二十九分開会 ————————————— 本日の会議に付した事件 ○建設事業一般並びに國土その他諸計 画に関する調査の件 (デラ台風の災害復旧対策、緊急失 業対策事業及び國土総合開発等に関 する件) ○都市計画の路線の変更についての請 願 —————————————
○委員外議員(門屋盛一君) それと関連して科学的に根拠がないということは、今までの日本の出水量、それから台風の來る時期、降雨量を調べたならば私は科学的基礎があると思う。はつきり言えないのは、いつ、いつ頃河川の災害が起るということは言えないけれども、日本全体を通じてこれから台風期を控えて多くの災害を見るということはこれは科学的基礎があるのです。
○國務大臣(益谷秀次君) デラ台風に対する今日まで政府の取りました処置について御説明申上げます。一昨年並びに昨年の台風の後始末もまだはかばかしく参つておらないのに、今回六月二十日でありますか、二十一日でありますか、南九州へデラ台風が上陸して、そうして非常な莫大な災害を九州方面において受けたことは、誠に痛嘆に堪えないのであります。
○青木國務大臣 本見返り資金の中へのわれわれの希望は、このデラ台風の災害に対しては少しも考えておりません。別個であります。
○淺利委員長 なおデラ台風のみならず、過去の災害対策についても不十分ですが、それもあわせて織り込むようなふうにしたらいかがでしよう。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○村瀬委員 河川局長に伺いますが、デラ台風は百二十四億とされております。それでとりあえず二十億の臨時措置をされ今までに二度ありました台風の総被害——とりあえずあのときにいろいろやり繰りをして処置いたしましたが、その支出した金額等がもしわかりますれば伺いたい。
六月に台風の相当あつたのは明治四十四年です。六頁の「台風上陸地域別回数図」を見れば分りますが、六月にも相当降つておるようであります。五十年間を通じて何月に何回ぐらい上陸したということが出ております。無論八月、九月に一番上陸しておりますが、六月にも少しは上陸しております。
○赤木正雄君 こないだからの台風は梅雨の季節としては珍らしいものかも知れませんが、梅雨の季節にああいう台風が今まで起つておりますか。
○説明員(和達清夫君) 前は熱帶の方でできて北の方へ來る熱帶性低氣圧というものを台風と日本で呼んでおりました。アメリカの方と一緒に仕事をするようになりましてから、熱帶性低氣圧という言葉と台風という言葉を分けて、風が毎秒二十九メートル以上吹くような強いものを台風と言い、それにならないときは熱帶性低氣圧の言うのであります。二十九メートル以上を台風と言います。中心附近の風が……。
○目黒説明員 今度のデラ台風の被害状況でありますが、台風の進路は御承知の通りに鹿児島の南端から北方に行きまして、宮崎、大分、福岡、山口を通つて日本海に抜けたのでありますが、この台風の進路と雨量との関係はちよつと特異性があるのであります。と申しますのは必ずしも台風の進路近くに雨量があつたわけではない。もちろん雨量が多かつたのでありますが、これのみではなかつた。
○江崎(真)委員 ただいま池田委員からデラ台風対策について、全般に対する一つの政府の意見を御聴取になつておられるのでありまするが、先ほど大臣及び河川局長から一應説明があつたのみでありまして、もう少しわれわれはデラ台風の詳細について実情を承り、それから当然全般的な対策なり、あるいは各地区別の対策を確立すべく、いろいろな質問を継続してみたいと思います。
○目黒説明員 このデラ台風の場合の報告は、まだ受けておりませんが、ただデラ台風の起りました近い府縣、たとえば長野とか静岡とか、愛知とかいうところにおきましては、写眞までとりまして、水防效果を大いに強調して参りました。九州方面はまだそれだけの災害の被害の報告が、非常に復旧に忙しいのでとりまとまつておりませんが、おろらく九州方面におきましても、效果は現れていると私は信じております。
それからデラ台風の問題でありますが、これは御説の通り台風としては大したものではありませんでしたが、七月五日現在において全國各地に現われました災害を総合的に金額的に表示いたしますと、約二百二十二億になつております。
またもう一つは災害の問題でありますが、先般のデラ台風、これは決して台風としては大きなものでないということは、氣象台の当局からもわれわれは聽取しておりますが、雨量にしてもわずか二百ミリ程度のものである。しかしながら今日の河川は、もう百ミリ程度の雨量で完全に参つてしまうというような状況に置かれている。こういうことはすでに第五國会でもわかつておつたし、われわれもそれを指摘しておつた。
あるいは東北地方へ参りますと、盛岡から釜石にかけて山田線という線路があるのでありますが、この山田線のごときは昨年のアイオン台風によつて橋梁を破壊され、線路の路盤は押し流されたまま約一年近くたつ今日いまだに復旧ができておらぬという状況である。
それから災害調査に対しましては、私はこれでよいと思いますが、ただ当該委員長からの要求はどうなつておるか知らんが、若し要求がないとすれば、今回のデラ台風の被害は、地上の被害より海上の被害の方が相当ある。つまり漁船等の被害が多いから水産委員会からも行かなければならんのではないか。こういうふうに考えております。つまり適正でない。
次にもう一点申上げたいことなんですが、今度九州方面、四國の愛媛辺りにデラ台風その後の豪雨等によつて、大分被害が多いということで、場合によりますと衆議院の方では水害の見舞金を出すようなことがあるかも知れないというので、まだ決まつておりませんがそういうことを若し衆議院で決めます場合には、もう一遍こういう運営委員会を開いてお集まりを願いましても、お集まりもしにくいかと思いますので、委員長に衆議院との折衝をお
それから今デラ台風の問題が出ておりましたが、私はこのデラ台風の見舞金も必要と思いますけれども、厚生、建設を派遣する問題なら、職権を以て水産委員会を派遣して貰いたかつた。これは遅れてもいいから水産委員会から……漁船の被害だけでも二千隻くらいあるのですから……
他方におきまして、今日この前のデラ台風一つとりましても、私ども関係官廳の当局を招いて、その実際の被害状況について聽取したのでありますけれども、あれはきわめて中くらいの台風であつて、あんなものはまだ大した台風じやない。にもかかわらずあの通りの被害が起つております。河川だけでも六十億という被害が起つております。こういつた大被害が起つておる。
火事の注意をすれば工場は燒けないで済みますが、漁船というものは不可抗力のために予測できない災難に遭うことがある今度の台風においても今日あたりは相当遭つているというような被害報告をちよつと見ましたが、それと同じで陸上においては或る程度準備ができるが、海上では如何ともしがたいという点があります。