1949-10-08 第5回国会 衆議院 厚生委員会 第32号
たとえば防疫の問題について言つても、私のいるところなんかキテイ台風以來、十回ぐらい私の家自身が床下浸水をしている。キテイ台風のときも、私がいるものですからすぐに区役所からやつて來て、DDTをまくとか何とか言つておりましたが。実際來たのは十日ぐらいたつてから来ている。実際に床下浸水をしているのは大体五百戸から千五百戸に及ぶのです。そういうことに対しては何らの処置も行われていません。
たとえば防疫の問題について言つても、私のいるところなんかキテイ台風以來、十回ぐらい私の家自身が床下浸水をしている。キテイ台風のときも、私がいるものですからすぐに区役所からやつて來て、DDTをまくとか何とか言つておりましたが。実際來たのは十日ぐらいたつてから来ている。実際に床下浸水をしているのは大体五百戸から千五百戸に及ぶのです。そういうことに対しては何らの処置も行われていません。
○堤委員 今の問題に関連してでございますが、たとえばキテイ台風とか何々台風、また地震とか、いろいろな災害が勃発したときに、即刻本省としては救わなければならぬ問題に対してどういう指令を出して、どういうふうな予算の裏ずけでもつて今まで処して來られたかということを一應御説明を願いたいと思います。
台風その他の災害、水害のために亡失する米は莫大でありますが、これに対する処置が一向とられておらぬ。そうするとどうもわれわれの考えでは、日本の農業をどんどん荒廃の形に放任しておきながら、食糧の備入だけは一生懸命やるような考えを持つておるのじやないか、こういうように思える。現在も輸入食糧が放出されないでたまつておる。
たとえば台風にその責任を持つて行くとかいつたような、結局は責任を回避せられる。事情によつてどうにでもこれはなるのだという印象を與える。そういう点で根本的にひとつ頭の切りかえをして行かない限りは問題は解決しないと思います。私ほんの一、二の例を重複しない限り申し上げますが、この数字のつじつまというものはまつたく意味ないと思う。
アイオン台風の災害等による搬出その他の関係の問題は、一種の不可抗力的なものであり、これが薪炭問題の全般を支配しておる問題ではないのであります。薪炭問題の全般は、要するに統制の方式が惡いというのでも私はないと思う。統制の方式ももちろん問題でありますが、昨年の温暖等によつて消費者の需要関係が一昨年、一昨々年とはすこぶるかわつて來ておる。
ただ昨年の九月アイオン台風が來て、岩手縣にすでにお願いしておりました百万俵は林道の関係等からいたしましてとうてい出ないというときに、その百万俵を福島縣外数縣にわけて追加供出をお願いいたしました際は、その縣当局といたしましては非常に御反対をなされた。
これをうまく組合せて行くというふうなことが地理的にできないというような状態を考慮するときに、宿命的に單作地帶の問題は、今後大きな考慮を要する必要があろうというふうにわれわれは見るのでありまして、アイオン台風、カサリン台風によりまして、二箇年間大きな災害を受けた秋田の農村の方たちが、二度の水害にも屈せずに非常にがんばつている、本年の岩手縣も同様でありますが、岩手、秋田、青森三縣とも非常に水害を受けたにもかかわらず
本鹿兒島縣は三回にわたる台風によつて、農作物の被害は甚大をきわめ、いわゆる白洲地帶によつて形成されておる関係上、耕地、農道、水路、ため池、山林等が大雨に際して浸蝕せられやすく、その被害状況は他府縣の被害とまつたく比較にならぬものがあつたのであります。
十三日の福岡縣下視察を皮切りにいたしまして、十四、十五日長崎縣、十五、十六日佐賀縣、十七、十八日熊本縣と、各縣の実施視察及び関係團体との懇談をやつて來ましたが、現在各縣共通して重大なる問題と目されることは、数次にわたり九州各地を襲つた台風の被害とその対策であります。ことに農林水産関係のみでも、平均二十数億にのぼる被害をこおむり、これが復旧に対しましては、早急適切なる措置の必要が強く認められました。
現在における災害は、一昨年のカザリン台風のときに栗橋の決壊がありまして、三万町歩程度の浸水を受けたのでありますけれども、これは内務省が利根川の改修を始めまして以来、六十年間に一度もその例を見なかつたのであります。
○委員長(塚本重藏君) 尚キテイ台風による被害の一部としての東京附近を中心とした被害状況を、地元の井上委員から御視察になつたところを御報告願いたいと思います。
それでは台風に関しまする問題は一應この程度で打切ります。 —————————————
○委員長(塚本重藏君) 大体以上でこの台風に対する政府のとられた処置についての報告を終りましたが、何か御質問なり御意見があれば……。
○伊東説明員 住宅関係はデラ台風以後の災害によりまして、半壊したとか浸水したとかいうものを除きまして、全壊、流失というような、全然家がなくなりましたもの、この総計が約七割千戸ほどでございます。
○伊東説明員 御指摘のように、デラ台風で相当家がこわされておりまして、これで家を奪われた人がおそらく三万数千人くらいおるだろうと思います。これの一部は公共事業費で應急住宅をつくろうということになつておりますが、大部分のものは自力で復興をしなけれればならぬ、こういう実情になつております。
予算とも関係があることでありますけれども、実は私たちずつと東京を離れた地方におりまして感じましたことは、今度のキティ台風に対しましての御処置が、非常に手ぎわよく、むしろ本省が先頭に立つて御処置をなさつた感じがありまして、敬服をいたし、感謝をいたしておるのでありまするが、同時にあるいはデラ台風とその他の九州、四國地方、あるいはこれは東北地方も同じでありまするが、從來の台風の例を見ますと、なかなかこれは
あるいは私どもの想像でありますが、九州方面の分は三回も台風に襲われておるので、あるいは数字がダプつておる箇所もありはしないかというような推測をいたしております。從つてこれ以上厳密に査定をいたしますると、あるいはこれ以上になるかも存じません。あるいはこれ以下になるともわからない状態であります。
○植原委員長 これよりかねて公報をもつて御報告申し上げました昭和二十五年度予算編成方針に関する件、税制改革に関する件を議題といたすのでありますが、事実は各地に先般のキテイ台風によつて損害を受けたる所が多大なようであります。幸い建設大臣がここにお見えになつておりますから、まず建設大臣に風水害の被害の状況を御説明願いたいと思います。
○益谷國務大臣 本年の雪解け災害以來、先般のキテイ台風までの災害の概要を申し上げます。各都道府縣にわけられる詳細なものはございますが、ただいま手元に持参いたしておりませんので、後ほどお手元に配付いたす考えであります。
さらにデラ台風の災害視察に対して若林團長以下六名の者が行つて参りまして、その結論として御報告も申上げておきました。今日の段階におきましては、政府に対して應急措置を要求するということはすでに過ぎました。根本対策を立てなければならぬときになつておるのではないかというふうに私ども考えるのであります。
さて、台風は本年に入りまして六月のデラ台風を初めとして、去る八月二十一日には関東、北陸、信越、奥羽、北海道を襲いましたキテイ台風等数次にわたり、復興途上にある各地の家屋、人畜、農産物あるい船舶等に甚大なる被害を與えたのであります。
○小平(忠)委員 この機会に一言申し上げておきたいのですが、今次の災害は、デラ台風を初めとして、今回のキテイ台風は関東、北陸さらに北海道まで及んだのでありますが、この問題に関しましては、ただいま委員長の説明通り、現地に委員を派遣して調査の上、その結果に基いて今後の具体方針を立てるということでございます。
調査等をできるだけ綿密にいたしまして、そうして大体の毎年起つて來るであろう、あるいは必要であろうところの数字をあげることに、さして困難は感じないと存じますが、しかし御承知の通り、今年起りました台風等につきましても、その被害について各方面から陳情もあり、われわれも十分これを承つておりまするが、まだ詳細の調査がとげられておりません。
御承知の通りわが國がその環境におきまして、年々台風に見舞われるということについて、当然これは來るべきものでおると考えるのは何人も同樣であります。
本当は四月、五月は割合に少なかつたのでありますが、六月になりましてからぐつとそれが増加いたしまして、更に七月、八月、九月、台風の影響にも拘わらず、集團密航が増加する傾向がございます。即ち集團密航の点について記載しておりますように、朝鮮の治安問題からいたしまして、最近徴兵忌避或いは將來の治安に関する見通しより、日本に密航して参りますのが非常に増加しておる情報を受けておる次第であります。
これらのマツカーサー・ラインの先端ぎりぎりのところまで出て漁獲物の確保に努力しております日本船舶の保護並びにラインを越えることについての監視並びに台風その他において、このライン内において遭難しました漁船の救難というような問題が起るのでございます。そこで海上保安廳の船舶の現在主力をなしておりますところの駆潜艇は、遺憾ながら速力八ノットで航続距離は八百海里に過ぎないのであります。
すなわち本委員会を本日より三日間、デラ及びキティ台風並びに北海道における旱害による災害対策について開会すること、委員会の審査に便ならしめるため、建設委員会と連合調査会を開くこととして、第一回の連合審査会を本日午後一時半より開会することにしました。
最後に今回の台風その他による災害によつて、漁網資材が流失したとかいうことについて地方から申入れがあつたかどうか。あるいはまたそれについての多少対策と言いますか、具体的に言えば資材の融和的な保留というようなものを、あなたの方で考慮しておられるかどうか。ちよつとお伺いします。
○石川説明員 最近の大きな台風はデラ台風とキテイ台風でありますが、デラ台風に対しましては一應從來ありましたわくの中から繰上げ配給をして、急場を切り拔けたのであります。今回のキテイ台風に対しましては、マニラ麻関係は多少保留分がありますので、これに対して一應割当はできると思いますが、綿糸に関しては手持の余裕がございませんので、ただいま経済安定本部並びに関係方面に折衝中であります。
油津の港湾諸施設は完備をいたしておりましたが、このたびの台風によりまして、油津の施設及び船舶が甚大なる損害を受けておりますので、これに対する救済策の陳情がありました。これは台風に対する特別対策委員会で善処中であるとは存じまするが、これまた政府当局としても善処をしてもらいたいと思います。 きわめて簡單でありまするけれども、大体右をもつて報告を終ります。
○田中(堯)委員 運輸大臣にちよつと質問したいのですが、今度の台風で渡良瀬川が非常に氾濫をし、大間々から足尾までの線が荒廃をして、修繕をされておるのですが、聞くところによると、この鉄道は足尾銅山がそもそもあまりもう意味がない。
今回のキテイ台風で一部分の線路が決壞いたしまして、目下修理を急いでおりますが、地元の関係者から、早くこの修理をやつてもらいたいという陳情を頻々として聞いておりますのて、当局といたしましては、これがすみやかに修理を完了するように、嚴重に申渡しをいたしておるような次第であります。
こういう状態で、最初はまあ默つて仕事をしたけれども、だんだんひどくなつて、結局中間にやつている分区長とか助役の連中が、非常な台風で警戒に出ておつたときに、酒を買つて来て飲んだ。それでも足らなくて、中華料理店に行つて飲んだということになつたから、あれは怪しからんということで、それがもとで、せつかくまるくまるくと言つておつたのが、表面にばれてしまつて、重大問題になつた。
そこで第二十四條の問題なんですが、地震、台風、水火災等の非常事態云々、こういうふうになつておる。しかしこれは災害予防ということが終始中心になつておるのですが、あなたの下僚の出した文書のこういうふうな行き方は、あなたとしてどういうふうに見ておるか。あなたは自分でこれを許したのかどうか、これを聞きたい。
先にカザリン、アイオン両台風により、前古未曽有の大惨害をこうむり、その後復旧いまだならざるに本年に至り、さらにデリ台風以来数次にわたつて台風相継ぎ、最近さらにまたキテイ台風の惨禍は、廣汎にわたつて甚大なる被害を與えておるのであります。
○西村説明員 先ほど委員長からお述べになしました通りに、二十二年、二十三年度の莫大なる災害を受けて、その復旧いまだならざる今日、また本年デラ台風以後の数回にわたる台風を受けまして言語に絶する損害を見ておりますることは、まことに遺憾のきわみであります。何と申していいか、私どもこれについては非常に心痛をいたしておるわけであります。
昭和二十四年は、六月九州方面に襲来いたしましたデラ台風に始まりまして、ソエイ七月十八日、ヘスター七月二十九日、イルマ七月三十日、ジユデイス八月十六日、キテイ八月三十一日等、例年になき早期の台風に始まりまして、台風の襲来連続し、今日まで公共土木施設のこうむつた損害は四百五十余億円の巨額に上り、さらに今後の台風の襲来をも覚悟しなければならない、まことに容易ならざる状態にあるのであります。
本年におきましてすでにデラ、ヘスター、ジユデイス等の台風により、九州初め中國、四國地方に多大の被害が発生し、電信電話回線にありましても、電線の切断、電柱の倒壊、流失、ケーブルの損傷、浸水等により、相当の被害を受けたのでありますが、さらに最近キティ台風の襲來により、関東地方一帶に著しい被害をこうむつたのであります。
そういう点からいつて、予算が削減されていることから、ちよつとした台風なんかでも莫大な損害をこうむつている。こういう点は國家の立場から見ても、建設及び補修も十分できないのは、現在の予算から來ている欠陥があるのじやないか。 その他福利厚生の問題についても、私は職場の要求を聞いておりますが、この点については大臣自身も何とかしたい。この前の國会で、自分の腹でこれをやりたいと言つておられます。
○川村委員 先ほど小松委員から、今度のキティ台風によりまするところの損害の問題につきまして、いろいろ予算化しなければならぬ問題、あるいは資材の割当、配給に関する問題などが、るる力説されたのでありますが、安本長官は了承して行つたように承つだのであります。しかしながら、これを現実に取上げるところは、しなわち水産庁であります。
○飯山説明員 ただいま川村委員から、最近の台風被害に対する資材、資金の手当について、水産庁としていかなる方針をとつておるかというようなお尋ねでありますが、御承知の通り、この対策といたしましては、一括して災害対策ということで政府が取上げるわけでありまして、われわれといたしましては、水産庁單独で予算を計上してとるということはむずかしいのであります。
○青木國務大臣 キティ台風によるところの船だまりあるいは漁港、こういうものの破砕、被害、そういう問題について、國家が全額補助しろというお言葉でございます。
この工事を促進して行く上にひとつ考えねばならぬことは、あとで御報告申し上げますが、昨年のアイオン台風によつて、同じく本線と東海岸を結んでおつたところの山田線の不通であります。このために東海岸方面の物資の輸送に非常に重大なる支障を来しつつあるのであります。
当日はちようどデラ台風によりまして廣町に犠牲者があり、その死者に対して呉市葬を当日の午後一時より廣町で営むことになつておりまして、市長、助役、市議会議長、副議長、各市会議員らが市役所よりバスで葬儀場へ出発するところであつた、デモ大衆の約三百名は赤旗を押し立て市役所に参り、市役所の廊下を一巡デモ行進をした後、指導者の自由法曹團の原田、椢原、高橋の弁護士及びその他の幹部数人が指導して、市長らを包囲して、