1954-11-11 第19回国会 参議院 通商産業委員会 閉会後第14号
○海野三朗君 只今物価も高いからとあなたはおつしやるけれども、現在の段階におきましては、相当物価が下つております。下つておりますけれども買手がないんです。そういう点については、いま少しこの現実を私は直視して頂きたいと思います。庶民住宅を建てるとか、つまり中小企業の製品が安くても売れないのです。購買力がなくなつているんです。
○海野三朗君 只今物価も高いからとあなたはおつしやるけれども、現在の段階におきましては、相当物価が下つております。下つておりますけれども買手がないんです。そういう点については、いま少しこの現実を私は直視して頂きたいと思います。庶民住宅を建てるとか、つまり中小企業の製品が安くても売れないのです。購買力がなくなつているんです。
併し政策とし政治といたしましては、只今物価の点も申上げましたようになだらかに、余りにドラステイツクにならん程度において政策を進めなければなりませんから、自然この生産活動の上昇過程を下降向けにするという努力なりテンポなりはそう急激にいたすべきじやない、こういうふうに考えているわけでございますし、事実がそういうような結果に現在なつていると思うのであります。
それから只今物価の問題につきまして最近の動向についてのお尋ねがございましたが、丁度これも只今から一週間前の状態も内報ございましたのでこの機会に御報告申上げますと、いわゆる週間卸売物価指数で申しますと、二月十三日の一六二・一というのがピークでございまして、自後二月二十日、二月二十七日、三月六日、三月十三日と各週とも例外なく下つております。で三月十三日におきましては一五九ということに相成つております。
○国務大臣(吉田茂君) 具体的に私がお話をいたしてもあなたの納得は得られないと思いますから、ただ抽象論、心がまえを申します、只今物価が上つたと、或いは上りつつある、そのために輸入が激増しておる。或いは円の価値がだんだん下つておる。これは一時の現象として止むを得ないことと考えるのは、この予算を実行いたせば、自然輸入はますます制限いたさざるを得ないと思います。
○小野哲君 将来近く統制価格の撤廃になります場合において、只今物価局長からお話がありましたように、政府としても十分監視して行こうという場合に、このガソリン原価の問題については、政府自体の独自の立場から、これを更に再検討されるというふうなお考えはありましようか。
○政府委員(熊田克郎君) 只今物価の動向、それを支配する要因等について政務次官から特徴的な点を御説明申上げましたが、お配りいたしました資料につきましてなお物価の最近の情勢を御説明申上げたいと思います。この資料は大体新聞或いは官庁の出版物等に載つておる資料のみでありますが、それを少しく全体をまとめてあるということと、多少つかみやすくしてあるという点をお汲み取り願いたいと思います。
この点は只今物価庁のほうにおきまして愼重に検討をされておるのでございますが、恐らく製品の輸出価格というものが基準になりまして、綿の価格というものが改訂をされるものと考えておるのであります。
只今物価の騰貴その他のお示しがございましたが、人事院といたしましては、民間給與との権衡、それよりももつと重大な標準生計費、この二つのものを基礎として絶えず研究をいたしておる次第でございます。従いましてこの物価の騰貴という問題も、標準生計費のいわゆるマーケツト・バスケツトの中に入つて来る限りにおいて、これを取扱うほかございません。
○木村禧八郎君 只今物価関係の御説明を聞いたのですが、今の御説明のうちで非常にわからない点があるのですが、それはこの程度の物価騰貴は著しく憂慮するに足らないと、こういう御説明があつたのです。これは私は非常に重要な点だと思いますので、その理由ですね、どういうわけで憂慮するに足らないか、その理由を先ずお伺いしたいのです。
この辺は只今物価庁が料金のことはやつておるわけであつて、通産省は直接御関係はないわけでありますが、そう申上げますと甚だ失礼でありますけれども、このことも公益事業委員会は五人の委員が出て、このむずかしい電気事業を運営されるわけなので、甚だ私は心配をしておるわけであります。
○説明員(郡祐一君) 只今第一部長から申しましたように、現在物価庁で扱つておりまする公定価格を持つておりますみ物価と公務員の給與との関係は稀薄になつて参つたということは申せるのでありまするが、只今物価庁として一番動向を注意しておりまするのは、朝鮮動乱による物価への影響、これは影響はございまするけれども、最終消費者価格に及ぼします影響は只今のところさして顕著な影響は見ておりません。
この前要求いたしました石炭手当のトン当り單価に関する大蔵省の資料を頂きましたが、この問題について只今物価庁当局の基礎資料についていろいろとお尋ねして、大体その資料が如何にでたらめ千万なものかということを私共ここに確認したわけですが、これについて主計局長にお尋ねしたいことは、主計局長からも特に私はこれを問題の解決のために確認して置きたいと思うのですが、主計局で物価庁の資料、これが正しいというので、一応今度
その場合に、そのようないろいろなそれらの担当官の研究の報告はございましたが、只今再統制をいたすというような考え方は、会議の際にも出ておりませんでしたし、同時に私、昨日関係方面とも折衝いたしましたが、これらの場合におきましても、只今物価の再統制というような考え方は出ておらないのでございます。
從いまして一、二の新聞にやや先のことを考え過ぎたような記事を私も見受けたのでありまするが、物価庁がいたしておりまする作業も、現実を努めて的確に常に把握していたいという事務的な作業に止まるのであり、政府といたしましては、只今物価の再統制をいたす考えは持つておりません。
○境野清雄君 只今物価局の方から勧告という問題を再度に亘つてお話がありました。勧告というものは非常に効果のあるようなお話でありますけれども、過般何か新聞で見ただけでありますけれども、証券取引所における先般来の市場の値上りに対して大蔵省並びに物価庁が勧告した。
只今物価局からお話もありましたが、このCPIの作り方を変えましたですね、八月から……。それでこれを変えました根拠を伺いましたが、若しかこれを今まで通りフィッシャーにすれば、こんなに下らないと思いますね。これを今度はラスパイルにしたので、余計下つておる。こういう点はお認めになりますか。
○政府委員(進藤武左衞門君) 電力料金の改訂につきましては、只今物価庁の第三部長から経過をお話の通りでございますが、実は電気料金が非常に安いためにいろいろ、例えば工作物の補修でありますとか、或いは石炭の獲得等に支障がございますので、できるだけ早くこの改訂をいたしたいと考えまして、今年度に入りまして四月以降改訂を実はいろいろ要望して参つておつたわけでありますが、大体今までの電氣料金は、いわゆる政策料金