1954-05-07 第19回国会 参議院 本会議 第42号
なお大統領の特派しました視察団も、只今来朝中でありまして、この視察団等の視察の結果も、有力なる一つの解決の糸口になるのではないかと考えておりますので、事態は決して悪いほうには向いておらないと考えております。今暫くこれを静観して行きたいと考えておるのであります。(拍手) 〔国務大臣小笠原三九郎君登壇、拍手〕
なお大統領の特派しました視察団も、只今来朝中でありまして、この視察団等の視察の結果も、有力なる一つの解決の糸口になるのではないかと考えておりますので、事態は決して悪いほうには向いておらないと考えております。今暫くこれを静観して行きたいと考えておるのであります。(拍手) 〔国務大臣小笠原三九郎君登壇、拍手〕
その間在外資産に関する問題で只今来朝されておるところのダレス特使に対して衆議院並びに参議院の特別委員会からこの講和会議が開始されるに際して、在外資産の善処方を要請したらどうか、すべきであるかどうかという問題が過般委員長、理事打合せの会の議題となつたのであります。
なお又只今来朝されておりまするダレス氏は、その来朝の第一声において、日本が完全なる自主権の行使をなし得る新らしき時代を日本のために見出すために来朝いたしたいと申しておられるのであります。 ただ、ここに我々といたしまして深く思いをいたさなくちやいかんと考えますることは、日本の独立、日本民族の自立と申しましても、單に政治的に主権を回復いたしまするだけではその全きを期しがたいのであります。