1954-11-08 第19回国会 参議院 経済安定委員会 閉会後第6号
まだいろいろな問題もございますが、只今公取で扱つておりまする問題或いは現段階で考えております問題を一応御説明を終ります。なお、ほかの個々の問題につきましては御質問に応じてお答えいたします。
まだいろいろな問題もございますが、只今公取で扱つておりまする問題或いは現段階で考えております問題を一応御説明を終ります。なお、ほかの個々の問題につきましては御質問に応じてお答えいたします。
○政府委員(中野哲夫君) 只今公取委員会から御答弁にも相成りましたが、補足的に私どもの考えを申上げますと、只今御指摘のように為替管理といいますか、輸入管理という面にいろいろな貿易の総枠を拡大するというような見地から無制限ではございませんが、ケース・バイ・ケースでバーター取引を認める場合があるわけでございます。
それからもう一つは事業者の団体等が占領末期におきましてはそういつた形で結成されましたので、そういうふうな団体を通じまして政府による経済の支配がまあ強くなつて参るのを防ごうというふうな趣旨の政策が強くとれらたことは御承知の通りでございまして、これは只今公取の委員長か申されました事業者団体法であり、或いは過度経済力集中排除法であつたと存じております。
○政府委員(小室恒夫君) 通産省でございますが、基本的な立場は只今公取委員長が申された通りであります。この案で以て原則的に結構だと思う次第でございます。
それから、只今公取委員長のお話を聞いておりますというと、公取委員会のほうで作りました最初の案は、やはりカルテルの認可の問題につきましては、これは公取委員会でやるというふうなお話だつた。ところが、上のほうへ行つて、閣議か何かで、急にどうも主務大臣の認可ということになつたのは、法体系を乱すも甚だしい。一体何のためにそういうふうに通産大臣に認可権を与えるようにきめられたか。