1954-02-23 第19回国会 参議院 労働委員会 第7号
○井上清一君 只今阿具根委員から、先般の労働大臣の発言に関連して、只今争議中の炭労の経営者側或いは又勤労者側を呼んでまあ実情を聞いたらどうだというような御提案がありましたが、先般の労働大臣の発言は、私はこれは法律的な見解を或いは質問に応じて述べられたものだと思います。まあこれに対して御質問が若しあるならば、労働大臣に来てもらつていろいろ質疑をしたらいいだろう。
○井上清一君 只今阿具根委員から、先般の労働大臣の発言に関連して、只今争議中の炭労の経営者側或いは又勤労者側を呼んでまあ実情を聞いたらどうだというような御提案がありましたが、先般の労働大臣の発言は、私はこれは法律的な見解を或いは質問に応じて述べられたものだと思います。まあこれに対して御質問が若しあるならば、労働大臣に来てもらつていろいろ質疑をしたらいいだろう。
○国務大臣(小坂善太郎君) 社会通念の問題につきまして非常に妥当な御意見を承わりましたのでございますが、今この労働法は御承知のごとく終戦以来の立法でございまするが、その間におきましてその解釈上、非常に労働争議の性質と申しますか、そういう面に関係する部門が多いのでございまして、その間の解釈等につきまして先ほどもちよつと触れたのでございますが、只今争議中の賃金支払であるとか、或いは専従者の給与の支払であるとか
出ましたけれども、只今争議の非常に激しくなつておるときなので、国会が直接労働争議に介入するということはこれは避けたほうがよくはないかという意見が相当ございまして、そこでそういう問題は発砲事件と併行をいたしまして、米軍施設内における労働組合運動のあり方の一般的な問題として併せて調査をしよう、こういうふうに決定を、理事会といたしましては意見の一致を見たわけであります。
更に炭鉱の争議に関して政府はすでに貯炭の状況は七百万トン台から三百万トン台に減少し、本日只今争議が解決することになつたといたしましても、一体、何日先に市場に炭が出るようになるのかというお考えを持たれて、僅か二十数日しか賄うことのできない貯炭のない現状に対し、一体我が国の産業に対して責任が持てるのかということを、私はここに重ねて伺いたいのであります。
○栗山良夫君 そこで第二の問題は、只今争議の解決がこれだけ世論の批判を浴びながら一向に進展しないのはどこにあるかと申しますと、先ほど局長から説明がありました通りに、中央労働委員会としては交渉に入るようにたびたび努力をしておる、電産の労働組合のほうにおいてもこれに応ずる用意を示しておる、経営者のほうにおいては今日まで強い態度を以て拒否しておると、こういうことにあるわけであります。