1964-03-12 第46回国会 参議院 石炭対策特別委員会 第3号
ここは御承知のように、古河系のあれで、古河系の炭鉱というものは、すでに九州と常磐の二地域しかない。二つしかないんですが、従業員が七百三十人であります。家族を含めて約四千人近くおるわけです。これが八月一ぱい程度で閉山をしたいからという、正式通知じゃないんですが、正式には文書をもってあらためて通告をしたい、こういうことであります。赤字が月平均一千万円、年間一億二千万円ばかりの赤字を出している。
ここは御承知のように、古河系のあれで、古河系の炭鉱というものは、すでに九州と常磐の二地域しかない。二つしかないんですが、従業員が七百三十人であります。家族を含めて約四千人近くおるわけです。これが八月一ぱい程度で閉山をしたいからという、正式通知じゃないんですが、正式には文書をもってあらためて通告をしたい、こういうことであります。赤字が月平均一千万円、年間一億二千万円ばかりの赤字を出している。
今大臣は、極端なこと、どっちだ、左だ右だということは言えないとおっしゃいますけれども、新しい形としてこういう形が出てきて、すでに同じ古河系でも、ちょっと上にある峰地はそれをやったのです。結局、賃金を切り下げてよけいに働かして、出炭をよけいに出した。その経験というものを、今度は大峰に適用しているわけですよ。
こういうことが二、三年前に古河系の炭鉱に起こったのです。労働者自身が、自分は坑内夫になっておるのか、抗外夫になっておるのか知らない人がずいぶんおる。昭和十七年にこの制度が本格的に発足して以来なおそういう状態ですから、こういう点については一つ事務当局に十分意見をお聞きいただいて——年金問題の普及というものは相当大事だと思うのです。
今度古河系で初めて始めましたが、来年度あたりでようやく全量の半分いくかいかぬかというところだろうと思うのです。これは当局としてはどういうことなんですか。マグネシウムに関する原料資源というものは、ほとんど無尽蔵といってもいいくらいあるように聞いておるのです。例のドロマイトで作っているわけですから。これは全部を国産でという方針でやっておるのですか。その辺一ついかがでしょう。
これは非常に珪肺の発生の多いところなので、従来古河系の各山の中でもつて協定をして、本来自分のところがもらうところの賃金も、珪肺の発生数の多い足尾のためにみなわけてやろうといつてわけて来たわけです。ところが今度は坑内の比率が坑外に比して従来四割高だつたものが、三割八分高程度になつてしまつた。そのしわ寄せが坑内全般に相当強く出て来るわけで、こんなこともやはり問題が解決しない一つの理由である。