1963-02-28 第43回国会 衆議院 地方行政委員会 第11号
○浜中説明員 ただいま御町質問の、古川後援会を解放いたしまする際に、その財産を古川シンヨさんに差し上げるということで解散の手続をいたした次第でございますが、そのときに古川氏が、これをお受け取りになりませんでしたために、結局清算の登記だけはいたしましたものの、実際の財産はいわゆる宙ぶらりんのような形になってしまったわけでございます。
○浜中説明員 ただいま御町質問の、古川後援会を解放いたしまする際に、その財産を古川シンヨさんに差し上げるということで解散の手続をいたした次第でございますが、そのときに古川氏が、これをお受け取りになりませんでしたために、結局清算の登記だけはいたしましたものの、実際の財産はいわゆる宙ぶらりんのような形になってしまったわけでございます。
あるいは大臣は詳しいことをお開きになっていらっしゃらないかと思いますから、ごく簡単に経緯を申し上げますと、古川シンヨさんというお婆さんが、子供さんが溺れてなくなったときに大へん警察の世話になった。それが昭和十八年であったかと思います。その後昭和三十一年に、それらに報いるために、当時住宅がありませんでしたから、警察に寮をつくって寄付をいたしました。
そのことについてはなおあとでお尋ねすることにいたしまして、さしあたって今の登記の抹消についてでございますけれども、実際はこの財団法人が財産処分ができないで、つまり決議通りの古川シンヨに贈与するという形で財産の清算ができないで、清算登記が完了するということは、大へんこれは常識的には考えられないことであったと思います。
○湯山委員 先般の臨時国会におきまして、古川シンヨから警察寮の古川寮の問題について請願がございました。その請願につきましては、当委員会において願意を妥当なものとお認めいただいて、本院の会議に付して政府の方へ送付されております。
実質的には、古川シンヨに贈与するということは、結局古川シンヨのものでなくするということになるのではないか、こういう懸念が一つありますのと、第二の懸念は、帰属が明らかにならないまで清算完了ということにすれば、そのものはたとえば町有とかそういうことになってしまって、結局は清算の趣旨と違って、いずれにしても古川シンヨのものでなくなってしまう。
こうして過ちの起きたものを、しまいになって今度は有能な人たちが集まって、そして手をかえてこんなことまでしなければならぬということは、いよいよ初めの古川シンヨという人が寄付をいたしましたその好意というものをむざんにもくつがえしてしまうということになっておるのみならず、警察官がそういうことをするということで、実は初めの警察のあり方というものはこうあるものだと思って感激しておったものが、全然違ったところにいってしまう
○井伊委員 このことにつきまして、この経過のうちで古川シンヨ、この人は自分の誠意が通らない、警察がだんだん日を追ってそういうふうにして、まあこの事件をやみからやみに持っていってしまおうということについて、方々に援助の手を求めておったわけでありますが、このことについて法務局の人権擁護課長に事情を打ちあけて、人権が侵害されておるという点についての救いを求めたという事実があります。
そうしてこういうような決議をいたしておりますが、もう一人古川シンヨその人が理事であります。この人に対しては何らの相談も、会議のあることも知らせてはいないのでありまして、そしてこの理事をまず補充をいたしておるのであります。ということは、これは私は民法上の規定からいっても違法であると考えております。というのは、この寄付行為の中には、理事の選任の問題については規定がないのであります。