1956-07-17 第24回国会 衆議院 文教委員会 第48号
この肥鉄土採掘の点などに関しまして、これは鍵田側の主張だということで教育長から聞いたのでありますが、あれがもし名勝に指定されておるならば肥鉄土を取って山はだが現われるようになったら名勝を破壊するということが言えるかもしれないのであるが、史跡にどういう影響があるか、あそこからは古がわら一枚掘り出されたことがないのだ、むしろ史跡の指定を取り消すべきであるというようなことを——これは私には鍵田氏は申さぬのでありますが
この肥鉄土採掘の点などに関しまして、これは鍵田側の主張だということで教育長から聞いたのでありますが、あれがもし名勝に指定されておるならば肥鉄土を取って山はだが現われるようになったら名勝を破壊するということが言えるかもしれないのであるが、史跡にどういう影響があるか、あそこからは古がわら一枚掘り出されたことがないのだ、むしろ史跡の指定を取り消すべきであるというようなことを——これは私には鍵田氏は申さぬのでありますが
この境内から出土されましたところの古がわら等々を檢討いたしました結果、大正十一年文部省から國宝建造物保存室の方々が見えられまして、その後考古学者後藤守一氏あるいは建築学者の関野貞博士、伊東忠太博士などが、熱心に考証研究を続けられました結果、この龍世寺に安置されておりまする本尊の銅造藥師如來は、遂に昭和八年に國宝の指定を受けまして、今日に至つたものでございます。