2005-07-25 第162回国会 参議院 行政監視委員会 第9号
また、刑務所におきましては、面接等を通じまして、受刑者個々の犯罪に至る原因となった性格、行動傾向、物の見方、考え方等に見られる問題点に対する個別の働き掛けも実施しておりまして、例えば本人の差別意識が犯罪に直接結び付いているような場合におきましては、個別にその問題に対する指導を行い、改善を図っていくことになります。
また、刑務所におきましては、面接等を通じまして、受刑者個々の犯罪に至る原因となった性格、行動傾向、物の見方、考え方等に見られる問題点に対する個別の働き掛けも実施しておりまして、例えば本人の差別意識が犯罪に直接結び付いているような場合におきましては、個別にその問題に対する指導を行い、改善を図っていくことになります。
受刑者の立場からすると、そのイギリスの刑務所と日本の刑務所では正に天国と地獄ほどの差があると、こう実は一見思いがちなんですが、ジェフリー・アーチャーさんのこの「獄中記」という本を読む限り、イギリスの刑務所では、その自由さの余り、刑務所職員の目が届かないところで日常的に受刑者同士の暴力ざたが起きているようでありますし、結果的に刑務所の中は受刑者個々の財産や体力が優先する弱肉強食の世界と化しているような
本法案におきましては、処遇の個別化の原則に立ち、受刑者に義務付けして行う矯正処遇は、受刑者個々の資質及び環境に応じ受刑者ごとに定める処遇要領に基づいて行うものとした上で、その処遇要領は必要に応じ受刑者の希望を参酌して定めるものとされておりますので、その適切な運用により矯正処遇プログラムに対する受刑者の動機付けを図り、矯正処遇の実を上げてまいりたいと考えております。
また、受刑者個々の特性や問題性に応じた矯正処遇が実施できるよう、受刑者を分類する基準にも検討を加えてまいりたいと考えております。 次に、職員の拡充に関するお尋ねがありました。
また、受刑者個々の特性等に応じた効果的な矯正処遇を実施するためには、矯正プログラムについての処遇理論や技術に関する専門的知識が必要であると考えておりますので、教育学、心理学及び社会学等の専門性を有する職員の任用に努めますとともに、専門性を向上させるための職員研修等の充実に努めてまいりたいと考えております。
個人的に言えば、受刑者が心の中に持っている不満であるとか苦しみであるとかつらさであるとか、今後社会に出てからどうやって自分の生計を立てていけばいいのか、罪に対するその償う気持ちであるとか、異様な、もう多種多様な気持ちが受刑者個々の中にございます。
また、そうした一般的な情報提供であるとか指導にとどまらず、受刑者個々の年金問題、そういうものに対してもきめ細かく指導するということにつきましても、今後も一層、受刑者の啓蒙に努めてまいりたいと思っております。
そこで、これらの犯罪に対する真相の解明と適切な科刑の実現に向けて、捜査・公判を充実するため、検察体制の強化を図るとともに、遵法精神の涵養など受刑者個々の特性に応じた適切な教育、釈放後の保護観察や更生保護の効果的な実施など、刑事政策的な観点を重視した処遇に鋭意努めておるところでございます。今後とも一層の努力を重ねたいと考えております。