いわゆる欧米主要都市の世界水準の美術館や博物館と我が国のそれとの比較なんですが、収入や収蔵点数、職員数、あらゆる数字が一桁から二桁違うんです。こうした文化施設は、観光政策上はもちろん、その町の品格という観点からも非常に重要です。日本の文化施設は教育や研究のコンセプトが強いですから、どう見せるか、どう魅了するか、どう稼ぐかという視点によるガバナンス改革は必要だと思います。
次いで山口大学へ赴き、粟屋和彦学長より、地方における高等教育機関が果たす役割等の説明を受けた後、経済学部商品資料陳列室の商品資料を見学しましたが、その収蔵点数の多さと多種多様にわたっていることに目を見張りました。