2009-04-06 第171回国会 参議院 決算委員会 第2号
また、皇居内に特設の記帳所を設けまして、参賀者の記帳を受ける一般参賀も行うことにしております。さらに同日、天皇皇后両陛下が本年中に結婚満五十年を迎えられる約百組の御夫妻を全国からお招きになりまして、宮殿において茶会を催すことにしております。このほか、各方面において様々なお祝い行事が行われるというように承知をしております。
また、皇居内に特設の記帳所を設けまして、参賀者の記帳を受ける一般参賀も行うことにしております。さらに同日、天皇皇后両陛下が本年中に結婚満五十年を迎えられる約百組の御夫妻を全国からお招きになりまして、宮殿において茶会を催すことにしております。このほか、各方面において様々なお祝い行事が行われるというように承知をしております。
たとえば宮城の二重橋で、参賀者があとからあとから詰めかけたために先年あの惨事が起きた。現在までの規定では、あとから押しかけてくる人をそこで一時、時間を待たせて整理するというようなことができない。あるいはまた、あの弥彦神社に何万という群集が集まったところにもちを投げて、大へんな混乱を起して何十人、何百人の死傷者を出した。それにもかかわらず、あとから人が押しかけてくる。
皇宮警察側におきましても宮内庁における一般参賀者の整理というものにもさらに留意をいたしまするとともに、あるいは拡声機の備えつけ、皇宮と警視庁との電話の連絡方法等を十分配慮いたしまして、再びかようなことの繰返されないように準備を完了いたした次第であります。
第三点は、警視庁のほうの報告、説明を伺いますと、鉄橋上の阻止線で皇宮警察官の合図があつたと思われたので、ロープを外して参賀者の頭上に上げたところが、こういう混乱が起つたというようなことでありますが、こういう混乱というのは当然常識でも判断できることだと思う。
○参考人(田中栄一君) 昨年の参賀者は殆んど今年と大体同じ数か、或いはちよつと少なかつたか覚えておりませんが、これは絶えず水の流れのように僅かばかりでありましたが、八列のものがこう動いておつたので、参賀者のほうも気分的に動いておりましたために、いずれは入れるだろうというような気持で非常に和やかな気持でおつたのですが、今度は途中で食い止められたというようなことで、早く入らなければ時間が来てしまうというようなことで
当日の警戒配置と参賀者の状況について申上げますと、昨年十二月二十二日付で、書面によりまして皇宮警察本部から所轄丸の内警察署のほうに警備方の連絡がございましたので、これに基きまして丸ノ内警察署といたしましては、従来の例に準じまして警備計画を立てまして、警部を中隊長とする三十六名の警戒部隊を編成し、又第一予備隊一個中隊を警視庁中庭において待機せしめまして、そうして一応参賀者の交通整理並びに指導に当つたのでございます
一、 関係当局たる警視庁、皇宮警察本部(国家地方警察本部所管)並に宮内庁が昭和二十三年以来毎正月初頭に行われた参賀行事が無事であつたのになれ、本年の参賀者三十七万余に上りたる大衆を迎へ入れ又、之を退出せしむるにつき、相応の設備と適当なる整理誘導をなすを怠り、殊に悲惨事発生の防止につき臨機の処置を構ずるに欠くる所ありし事。
それは、参賀を受ければ相当多数の参賀者が来るということは、昨年の例から見ましても予想されることである。しかるにあの中には幾多のあぶない場所があるわけであります。一つは鉄橋の腐朽した部分であります。鉄橋の鉄柵が腐つておるあぶない場所であるために、幅員が十二メートルであるものを真中の部分六メートルくらいしか通行に使つてない。従つてそこで行列がせかれる。
さらに一つの大きな原因は、警視庁が従来たびたびなされたこの参賀行事が無事であつたのになれて、本年の参賀者三十七万余に上りたる大衆を迎え入れ、またこれを退出せしむるについて、相応の設備と適当なる整理誘導をなすを怠り、ことに非惨事発生の防止について、臨機の処置を講ずることを怠つたということが、その原因と認められております。
なおこれはまだ十分な調査をいたしておりませんし、また実地調査をすれば、なお明らかになると思うのでありますが、あの当日集まつた一般の参賀者の人たちの行列が、自然に流れて行けば、それほどの問題はなかつたでありましようが、それが途中でせきとめられておる。
そこで今後の問題もありますが、こういうふうな形で出御するということは、これは趣旨はけつこうだと思うのでありますけれども、しかし予想もしないようなたくさんの参賀者がおるというような事態が出て来た。そういう場合に対してはこういうやり方はあるいは適当でないじやないか、何十万というたくさんの人を一ぺんにやるか、あるいは全然やらないか、やはりこの事故には、責任という問題は別として、関連は私はあると思う。
○田中参考人 現場の皇宮警察から十時半ごろでありますか、内桜田門から参賀者を出すという最初の連絡がございまして、これは丸の内署で応答いたしております。確認いたしております。その次十一時三十分に混雑するから警察を増してくれという要請があつたそうでありますが、この点が丸の内署といたしましてははつきりいたしておりません。
○田中参考人 最初私が説明の中に申し上げましたごとくに、若干時間の食い違いはあるかも存じませんが、午前十一時三十分を過ぎたころ、参賀者が非常に数を増して参りました。そこで現場の皇宮警察官から、記帳所付近に群衆があふれているから、参入者の整理をしてほしい、こういう連絡がございました。
○田嶋委員 今の説明で一応わかりましたが、昨年度の新年の参賀者というものは新聞報道で見ますと、実際のところは二十四万人ぐらいじやないか。しかし世間ではこれを五十万と称し、六十万と称しておる。こう昨年度の参賀者を報じております。実際に最小限度二十四万人として考えましても、これはたいへんな人数だと思う。これだけの人数が集まれば、当然そこにはいろいろな問題が起ることが予想されなくちやならぬと思います。
参賀者は午前九時前すでに約二千名が、二軍橋広場で開門を待つており、午前九時の開門と同時に続々と入門いたしまして、午前十一時三十分ごろまでは桜田門方面の参賀者を四列、馬場先門、坂下門方面を四列として、これを二重橋前広場において八列に合して参入せしめ、警戒員は半数を配置して整理をしておつたのでございます。午前十一時三十分を過ぎるころから、参賀者は漸次その数を増して参りました。
つておつたかと申しますと、これは根本的に私どもの宮中参賀というものに対する考え方が建つておるわけでありまして、私どもの考え方としましては、現在宮中参賀は無制限でございまして、何人といえども、橋を渡つて行く者は子供であろうが、赤ん坊であろうが、年寄りであろうが、だれでも行けるという建前、従つてわれわれ警視庁側といたしましては、なるべく多数の者が参賀ができるようにというのが私どものねらいでございまして、従つて参賀者