2003-03-27 第156回国会 参議院 法務委員会 第4号
つまり、名古屋の刑務所で私たちが学ばなければいけないのは、例えば、ねらわれたら、つまらない理由で懲罰とか厳正独居とか入れられる、それに対しておかしいというふうに不服申立てをすると、それを理由に重傷の事件が起きているわけです。
つまり、名古屋の刑務所で私たちが学ばなければいけないのは、例えば、ねらわれたら、つまらない理由で懲罰とか厳正独居とか入れられる、それに対しておかしいというふうに不服申立てをすると、それを理由に重傷の事件が起きているわけです。
そして、御案内を受け、厳正独居房、あるいは保護房の内部まで見せていただき、どういうものなのかというのを実感してきたわけなんですが、参議院のやりとりを聞いていますと、平成十一年八月、保護房死亡のケースですか、視察表を含む身分帳が行方不明になっている、これは矯正局のみならず検討委員会の特別調査チームが総力を挙げて調査をしているが、これは官房長がお答えだったですかね、それでも故意に何者かが抜き去ったという
また、本委員会では革手錠が主に議論されましたけれども、厳正独居に、例えば、調べたところ、最長三十七年間ずっと一人で厳正独居、おふろも食事も運動も部屋も、あらゆることが全部一人で、ほかの人とは口を利かないという状況で三十七年間。十年以上が二十八人、五年以上が六十五人です。 また、この間、名古屋……
初めに厳正独居の問題、後で医療の問題についてお聞きをしたいと思います。 厳正独居拘禁とは、規律、秩序を害するおそれがあるとの理由で、受刑者を工場に出さないで、作業は狭い房内で行う特別の処遇である。作業以外の運動や入浴も一人だけで行う。所内のレクリエーションなどに出席することも認められておりません。
もっと前向きに、なかなか雑居は難しいかもしれないんですが、厳正独居に閉じ込めることでますますコミュニケーションを持ちにくくなるということがあると思います。その点についてはぜひ善処をお願いします。いかがですか。
○福島瑞穂君 きょうは厳正独居と医療の問題について質問しました。ぜひ改善をしてくださるように強く要望して、私の質問を終わります。
○菊田参考人 厳正独居というのは本来懲罰として使われるわけで、アメリカでも一時やったけれども、これはとんでもないことだといって廃止されたわけです。 私は非常に不思議に思いますのは、現行監獄法では「独居拘禁ニ付スルコトヲ得」と書いてあるのです。
○坂上委員 ちょっと急ぎますが、菊田先生、日本の刑務所で厳正独居の処分の繰り返しによりまして受刑者が長期の隔離がなされて各地で裁判になっているという話でございますが、今の法案は隔離という名前でこのような処遇を認めているわけであります。厳正独居処分にはどのような弊害があるのか、先生の御所見をひとつ。
もしそういう必要があるとなりましたら、病舎は医療処遇としてやむを得ないといたしましても、もっと前に厳正独居拘禁にむしろ移すべきなんでありまして、それをしませんで本人の医療上の措置をまず優先さした。
ただし例えば懲罰によりまして雑居房にいる者が懲罰執行期間中、厳正独居拘禁になる、こういうときは懲罰の執行だからということですから、事実上相手に理由が告知されたような、そういう形になることはあると思います。
それから、現在工場に出ておるかという前提でお話しでございましたけれども、これは昨年の八月以来、昼夜間厳正独居という処置を受けておりますので、工場には出役させておりません。したがいまして、自分の房の中で紙細工の軽作業を行わせております。そういう形で房内作業に従事しているというのが現実でございます。
今御指摘のように、新聞報道の一部には、その事実をもちまして大阪拘置所内に約二百名に及ぶ密売組織ができておるというような報道がなされましたけれども、あれは甚だもって遺憾千万な記事でございまして、他の新聞では差し入れを水際で防止した事例として事件を報道されておるのでありまして、大阪拘置所は、委員もよく御存じのとおり未決勾留の段階でございますので、厳正独居と申しましょうか隔離収容を原則として、通謀ができないような