2011-03-10 第177回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
長大株式会社は、一宮市において高級紳士服地、婦人服地の製造販売及び原糸染色加工を行っており、毛織物の一大産地である尾州織物産地における主力企業の一つであります。尾州織物産地においては、経済情勢の変化、新興国からの輸入の増大等により、全体的に苦境に置かれている現状の説明があり、その後、工場の視察を行いました。
長大株式会社は、一宮市において高級紳士服地、婦人服地の製造販売及び原糸染色加工を行っており、毛織物の一大産地である尾州織物産地における主力企業の一つであります。尾州織物産地においては、経済情勢の変化、新興国からの輸入の増大等により、全体的に苦境に置かれている現状の説明があり、その後、工場の視察を行いました。
お話のございました三味線にかかわりましても、現在、糸の製作あるいは原糸の製作を選定保存技術として選定し、その技術の保存、伝承を図っているところでございます。
本件は、中国の湖北省、湖北省と申しますのは、重慶の東隣にございます内陸部の省でございますが、その湖北省の鄂州市におきまして、ポリエステルの化繊原糸を用いてこれを織り、染色をする、そういうプラントプロジェクトにつきまして九八年に中国政府から融資の要請を受け、御指摘のように本年の四月に中国政府との間でアンタイドローンの貸付契約を調印したものでございます。
当時、日米繊維協定によって日本の繊維産業が大きく転換をしたことは事実ですが、それは、ある意味では大手の原糸メーカー、例えば、名前を挙げていいかどうかわかりませんが、東レでありますとか旭化成でありますとか鐘紡でありますとか、そうしたところが大きく転換ができたわけですね。
○茂木政務次官 新しい繊維素材、原糸等々の開発は、これから非常に重要になってくると私も考えております。 例えば、衣料品の分野におきましては、すぐれた風合いであったり吸湿性を有する繊維素材の開発。最近、ゴルフなんかをやっていましても、本当に、汗をかいても全く吸湿性があるようなウエアも出てきているわけであります。
そのときに一つ大事なことは、新しい原糸はできないかどうかということ、糸開発が。これは、例えば北陸の産地では、かなりな長い間、十数年、ほかの産地が衰退する中で何とか頑張り通せたのは、やはり新合繊、新しい繊維の開発、産地とそれから大学やメーカー等が一緒になって新繊維を開発して、これがかなり支えたと思うんですね。
まず第一に、繊維問題でありますが、大臣、長官も御承知のとおりでありますが、私のところは北陸産地で、繊維産業としては、合化繊では世界一の生産を持ち、輸出の面でも大きい役割を果たし、最近、ここ数年は新合繊という原糸の開発によって相当頑張ってきたのですが、なかなか今、全体の中で容易ならざる繊維産地が、全国もそうですが北陸産地にも起こっておると思います。
大手の原糸メーカーを中心とするグループでは、原糸から製品になるまでのリードタイム五割を削減し、在庫三割を減らすというようなことで、大規模な中小企業のグループを組むというようなことが具体的な計画として出ておりまして、昨年このQRを推進するための、私ども業界を挙げた推進協議会もつくっておりますが、三百近いあらゆる繊維の団体が参加して、今機運が盛り上がっているところでございます。
事業者十一万七千社おりますけれども、ここに属する大企業という分類に属する企業はわずか百六十社でございまして、ほとんどが中小企業の業種で、百十五万、流通、小売を入れますと二百六十万の雇用を支えている、こういう産業なんでございますが、この製造と販売が全く分離した、いわば従来は、製造いたしましてそれをマーケットに流す、リスクをマーケットが持つ、こういう構造になっておりまして、したがいまして、先ほど申し上げましたが、原糸
したがいまして、企業収益につきましても、紡績業は総じて今赤字状態、原糸供給であります合繊につきましても、特定の数社を除きまして大変苦しい状況が続いておるわけでございます。織布あるいはニット等につきましても、頑張っている企業もございますが、総じて企業収益も大変状況が悪い、こういう認識におるわけでございます。
まあ郵政省の方はもう既に今改められておりますが、防衛庁の制服、制帽あるいは農水省の、林野庁職員の制服、制帽等の入札には、「入札公示」というものの中で、ナイロンであればナイロン、麻であれば麻、綿紡であれば綿紡による原糸から織物までに一貫して生産できる能力のあるものでないと入札する資格が与えられていないところに問題があるのです。JRの場合は国内で縫製をされぬでもええということになっているのですよ。
その結果として非常に高い原料、原糸を使わなければならず困っているというふうに伺っております。ひどいときは国際価格の四倍の生糸を使わなければならなかった。ですから、イタリアといったような国との国際競争に太刀打ちができないということでございますけれども、こうした一元化輸入というのは経済的規制なんでしょうか、それとも社会的規制なんでしょうか。
例えばウールであれば、指名されるための条件として、原糸から、糸から製織まで一貫して製造されるもの、あるいは一定の品物の提供を受けられる業者。ウールであればウール、ナイロンであればナイロン、麻であれば麻、みんなそういうように書かれた入札公示というのがされておるのです。これじゃ、適格組合だと何ぼ中小企業庁が言うたところで、これは中小は入れませんよ。靴についても同じこと。
一方、絹織物二次製品というのは、これはいわゆる自由化商品でありますので、その原料の糸は輸入規制をされているけれども、一元化輸入 されているけれども、織物はフリーマーケットであるということで、織物の輸入量は、昭和四十九年が原糸換算で四万一千俵が四・四倍の十八万俵になっているということで急増をいたしております。
よって基準価格制度を取り入れまして、御案内のとおりの冷えたとき、また暖かいときというこのコントロールを、チェック機能を働かさせていただいておるわけでございますが、かねがね生糸業者からは、この辺のところをもっとフリーにしていただきまして、安い原糸というんでしょうか、それを買わせていただきますればまた勝負になるのではないでしょうか、こういうことも言われるのでございますが、要すれば安定的な価格でということが
従来賃織りは二カ月前に原糸を、二カ月前原糸というのが常識となっておったのですが、最近は短期納入化の流れの中で当月の原糸、当月の織物の発注も珍しくなくなってきた。もちろん発注側の原糸供給を待っておっては間に合わないので、手持ちの糸もしくは市中買いをして投入している。
しかし、この非常に複雑な、私も初めてわかりましたけれども、私どものこの洋服などは原糸メーカーから我々のところへまでは十八の段階を経てやってくるんだそうですね。そういう複雑な流通段階の中で、またこれだけの分業化が進んでおる中で、五十一品目特定はされましたけれども、この売上税の影響を受けずに、全く価格の変動につながらずに存在し得るものはあり得ましょうか。この辺をぜひお伺いしておきたいと存じます。
○辻(一)分科員 いい意味の競争のためには、やはり原糸価格の低廉化ということが大事な条件と思いますから、そういう方向に一歩でも進むように努力をお願いしたいと思います。 もう一つは、これは大臣にお伺いしたいのですが、既にいろいろな機会に触れられておりますが、電力業界はこの円高と、そして原油価格の中でかなり大きな差益が生まれております。
それからもう一つは、国際競争力の底上げという点で、合繊業界が、メーカーが設備拡大をする中で、原糸コストの低廉化、良質化、これが非常に大事である。これは、さっきの韓国、台湾との関係においても、競争力をつけていくためにも大変必要な条件であると思いますが、通産省としては、日本絹人繊織物工業組合連合会から出されているこの意見についてどういうように考えていらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。
そして、原糸の中に占める石油製品のウエートというものが非常に大きかったわけですが、原油価格のこういう値下がりは原糸の価格の低廉化という方につながっていきますか。つないでいくべきであると思うのですが、いかがでしょう。
昨年十二月四日付の毎日新聞の報道、ここで小田という男は政治献金について、「業界にとって大きな負担になっていた電気税、原糸の輸入制限など業界の懸案のたびに、政治家に支援を頼んだ。」これが十二月四日の毎日新聞の記事であります。それから二月十三日の読売新聞の記事では、井上という男は、「業界の発展のために、産地組合の幹部を通じて贈っていたのは事実だ。」こう言ってはっきり断言ししているわけでありますね。
それから政府も非常に力を入れてもらって在庫凍結、第三に、原糸の需給ガイドラインの設定を指導する、四つ目に、織機の共同廃棄事業というものが今進められておる。総合的に対策がいろいろ立てられておりますが、にもかかわらず市況は混迷し、なかなか状況が変わっていかないという主たる要因はどこにあるというように通産はお考えか、まずお伺いしたい。
しかし、中長期的に国際競争力を原糸の段階でもできるだけつけるように、合繊メーカーとしても、そうした原料段階での価格が少しでも安く手に入る、この努力は懸命にやっておりまして、その努力に期待したいと考えております。
あと、こちらの方の資料でいきますと、例えば絹の着物を一枚織るのに原糸が一万四十九円です。そして、それが衣装にでき上がったとき十五万二千円になるという、そういうデータをいただいて見たわけでございます。
織物産地と合繊メーカー、商社との間で需給バランスの回復を目指していわゆる在庫の凍結でございますとか、原糸及び織物の減産といったような自主的な対応がとられているところでございますが、今後とも委員御指摘のように、各般の問題にわたって関係省庁とも連絡をとりながら繊維不況に対応してまいらなければならない。
原糸の生産につきましては、これも通産省として報告を受けておる限りにおいては、十-十二月から一-三月にかけてある程度北陸産地に投入された糸の量は減っておるわけでございますが、しかしながら、輸入糸がふえるというような問題もあり、それから需要が低調であるということもあって、実際には生産量は落ちていても、見かけ上まだ十分な減産ができていないというような印象を与えておるという状況にあると思います。
と同時に、この織物の生産調整ということは、さかのぼって原糸の供給にも波及をしてこなければならない、このように私は思っておるわけであります。原糸の生産の状態がどうなっているのか、この点について御質問を申し上げます。