2017-05-25 第193回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第10号
事故の発生こそ原発PRに利用すべきだ。国民の大部分が原子力を危険だと思っているのが現状であるから、広報は、危険だを前提に置いて、徐々に安全性を説いていく方がよい。原子力に興味のない人を振り向かせるには、事故などのインパクトの大きい時期でなければ無理だ。こういうときには関心が高まっている。事故後、時間がたつにつれて、実はここが悪かった式の記事が出るなどは広報上最悪だ。
事故の発生こそ原発PRに利用すべきだ。国民の大部分が原子力を危険だと思っているのが現状であるから、広報は、危険だを前提に置いて、徐々に安全性を説いていく方がよい。原子力に興味のない人を振り向かせるには、事故などのインパクトの大きい時期でなければ無理だ。こういうときには関心が高まっている。事故後、時間がたつにつれて、実はここが悪かった式の記事が出るなどは広報上最悪だ。
たまたまニュースで、この原発PR看板保存をと、撤去に反対というようなニュースが、これは大臣、御存じですか。御存じないですか。 これをちょっと私、見て驚いたんですが、この言葉をつくられたのは小学校の六年生なんです、当時の双葉北小。そして、学校の宿題で優秀賞をとったということであります。
七月十八日付朝日新聞が、「原発PR戦、資金力で大差」と題して、推進派の「テレビCMなど億単位」に対して、反対派「新聞折り込みで二百万円」という記事を載せていますが、この推進派の資金の中には通産省資源エネルギー庁の分も含まれていますね。資源エネルギー庁の広報事業として行っているものの宣伝費は合計で幾らになりますか、幾ら投入していますか。
大臣は、さっき言われたようなあいさつをされたということですが、翌日の新聞に、これは十二日の毎日ですが、それによりますと、「原発PR政府と業界”2人3脚”」という見出しですね。それから次に同じように、これは朝日新聞ですが、五月十二日です。「通産相がPR要請 原発推進、業界首脳に」ということで新聞の記事になっているわけです。結局大臣のそういう要請がこういう記事になったわけです。
そのほか、ここで指摘されていないのを見ましても、たとえば電電公社のビジネスホンの六十九万台が粗大ごみにされて十二億円を浪費したとか、あるいは原発PRにつぎ込んだ国費の浪費、これは大体四百三十六億とか、あるいは山形県の酒田北港建設関係の団地造成が荒れ地になって、いまではもう大体八百億円ぐらいつぎ込んだ金がほとんどむだになろうとしている等々、この種のむだ遣いというのはたくさんあるわけです。