1998-03-26 第142回国会 参議院 予算委員会 第11号
きょうは詳細に述べるつもりはございませんが、私どもはかなりこの問題を調査追及したんですけれども、例えば自衛隊の元幹部が設立したミリオン資料サービスという興信所が、原田マンション、金大中さんの動静に対して張り込みをやっていたこととか、現職の自衛隊幹部が金東雲一等書記官と非常に親密だったという情報とか、いろいろありました。
きょうは詳細に述べるつもりはございませんが、私どもはかなりこの問題を調査追及したんですけれども、例えば自衛隊の元幹部が設立したミリオン資料サービスという興信所が、原田マンション、金大中さんの動静に対して張り込みをやっていたこととか、現職の自衛隊幹部が金東雲一等書記官と非常に親密だったという情報とか、いろいろありました。
ところが、七月二十日前後にわたって、いわゆる原田マンション、この付近を、これは結局は調べていただくということになるんでしょう。書きとめてくださいよ。一人は四十五歳前後、体格的にはやせ型、めがねをかけています。百七十センチぐらい。もう一人は五十歳ぐらい。これも体格的にはむしろやせぎみ、身長百六十五、六センチ、めがねはかけてない。まあ中年——初老の壮年ですね。
KCIAの関係については、また同僚の佐々木委員からもお話があると思いますから、これはもう私やめますが、それで九月二十五日の参議院の本会議で問題になりました、自衛隊の現役の職員が、金書記官に頼まれた興信所長の命令で、七月二十六日から二十九日まで、金大中氏のいる原田マンション張り込みの監視をしておったと、こういう事件がございましたね。
それで依頼に従って原田マンションのところで個人タクシーの自動車を借りて、金大中さんが来るか来ないか、そういうことを見張っておったという事情でございます。 それから契約については、これは私的な契約なものでございますので、やはり私立探偵社としてそういう内容については秘密にわたることであり、申し上げられないということでございますので、私のほうでも詳しくは聞いておりません。
これは原田マンションよりもまだ前。原田マンションは二十六、七、八ですよ。これより前の七月二十三日。ここで張り込んだ相手の人は、張勉内閣の時代の国連大使をやっておられた林昌榮という方ですね。この林昌榮氏は二十三日以降に張り込んだんだけれども、おりてこなかった。ところが数日前に先に着いてしまっていた。都内のホテルを、連日宿泊所を変えて転々とされた。
つまりだれかが頼まなければ原田マンションの見張りはしないでしょう。この坪山晃三さんという方と江村菊男さん。もう一人おられるようですな。これはお名前のほうは間違いないですか。坪山晃三さんでいいのですか。江村菊男さんでいいのですか。この方々ですな、つまりどちらの方が直接見張りに立っておられたか知りませんけれども、原田マンションの張り込みに当たった方は。どちらの方がどうなっておるのですか。
○説明員(中島二郎君) 七月中旬ごろ金大中氏の所在を確認してくれという依頼が佐藤と名のる人物からありまして、これを引き受けて依頼主の指定した立ち回り予想先の原田マンションに対して、個人タクシーを雇って数回、張り込みを行なっております。
そして、その者の言うことには、七月の中旬ごろ依頼された、その依頼の内容は、金大中氏の所在を確認したいということで、金大中さんの東京における事務所のある原田マンションというのですか、この付近を調べておいていただいて、そこに金大中さんが来るかどうか、所在確認をひとつお願いしたいということを佐藤という人から頼まれた、そして、自分たちは若干そういうことをやってみた、個人タクシーみたいなものと契約して、その付近
○林(百)委員 しかし、原田マンションというのは、韓国民主制度統一問題研究所など、そのほかの金大中氏の日本におおける活動の拠点でしょう。そういうことはあなたも調べてみておわかりでしょう。そこを監視するということは、本件と密接な関係があるじゃないですか。
○山本(鎮)政府委員 先ほどお話ししたとおりでございますが、原田マンションに金大中さんが来るかどうか、その事実を確認してほしいということでございます。
まず、自衛隊員が本来の任務を逸脱して、金書中官に頼まれた興信所所長の命令で、七月二十六日から二十九日まで、金大中氏のいる原田マンション張り込み監視、そして先月一日付で退職をしておる。こういうことでありますが、かかる行為をしたことは、自衛隊法に照らし、職務専念の義務を怠って、これは重大であります。
七月末まで、依頼主が示した立ち回りの予想先である原田マンションについて、個人タクシーを雇って数回張り込みを行なったが、ついに金大中氏を発見することができないで、契約は打ち切りになったというわけであります。この事実につきましては、私立探偵社として業務上の秘密であります。