1983-08-11 第99回国会 参議院 法務委員会 閉会後第1号
そのほか最近の事件ですが、ある団地の主婦が約百五十人ほど、原爆反対の映画を鑑賞するために集まっていたところにやはり右翼の街宣車がやってきまして、解散しなければそこへ突っ込むと、こういうおどかしをして、危険を避けてその集会を解散せざるを得ないような立場になったわけですが、こういう暴力による無法な行為が多くなりまして善良な市民が大変困っているわけです。
そのほか最近の事件ですが、ある団地の主婦が約百五十人ほど、原爆反対の映画を鑑賞するために集まっていたところにやはり右翼の街宣車がやってきまして、解散しなければそこへ突っ込むと、こういうおどかしをして、危険を避けてその集会を解散せざるを得ないような立場になったわけですが、こういう暴力による無法な行為が多くなりまして善良な市民が大変困っているわけです。
○高沢委員 いま原爆反対の運動をやっているいろいろな市民の組織がありますが、そういう市民の組織が、広島、長崎の戦争の終わった直後の被害の実態をアメリカがずっと皆写真に撮ったフィルム、それがアメリカの国立公文書館にずっと保存されていて、最初はこれはアメリカとしては極秘の資料の扱いだったが、いまや三十数年がたってそういう秘密資料の扱いでなくなった。
すでに、憲法が禁じている検閲まがいの検定によって、高校の教科書「現代社会」は、二十一冊にわたって、実に一万カ所に及ぶ訂正が行われ、原爆反対の平和行進の写真が削られ、憲法違反の自衛隊は合憲が明記され、安保条約は平和に寄与するものと書きかえられました。
わからないようなことを言うからときどき言ってやるんだが、原爆反対の運動なんかは今後は日本だけでなく、世界じゅうの連中を動員してアメリカとソ連に行ってやれば一番効果があるんで、これは武器も何も持ってないで、平和運動で世界の声をぶち込むんであって、広島と長崎だけで堂々めぐりして原爆反対運動をやってたんじゃマンネリになってきています。
ところが今度、環境問題あるいは原爆反対とかこういうものは毎年のように深刻にやっておる。ここに日本のいわゆるマスコミなるものの、何となく国民の本当の素直な気持ちから離れておるような気がしてならない。
ことに、昭和三十四年、ワルシャワで行なわれた列国議会同盟会議においては、得意の英語を駆使して、世界唯一の被爆国の婦人の立場から、原爆を受けた若い母親が子供を産むべきかどうか深刻に悩んでいる事実を訴え、原爆反対を呼びかけられました。その胸迫る演説にしーんとしていた会場は、演説が終わった瞬間、割れるような拍手で埋まり、各国の代表に大きな感動と共鳴の渦を巻き起こしたのであります。
雨が降っておっても、おそらく原爆反対だなんといって、アメリカ大使館に押し寄せて行っているでしょう。これはいかぬとあなたは言えますか。この行為は、自衛隊の団結を乱すものなどと初めから規定はできないと思う。ここら辺でいいでしょう。これはよく考えていただかなければいかぬことですよ。最初からあなたたちは問題を区別をつけて、自衛隊を固定化してしまう。これは国民のものではないのか。
しかし、あのとき私は、同じく水道橋で学生諸君が原爆反対デモ行進をやっている。そんなところには、警官が殺到している現状を見まして、同じ時刻に、その矢野少年が神宮外苑のところを逃げ回ったり、人の縁側の下にもぐり込んでおったりする。しかし警官は、タイミングを合せて、この犯人をつかむことができなかった。
おそらく安藤さんもそれに非常に心を動かされておると思いますが、先ほどからの御答弁を伺つておりますと、今日のこの内閣の中にありまして、ビキニの問題をめぐつて、水爆、原爆反対の方向に何とか閣議を持つて行こうと努力せられておられます御努力のほどがうかがわれますが、ともかくきのうの岡崎外務大臣の答弁のように、岡崎さんを初めといたしまして、非常にその問題はむずかしいと思います。