1972-04-22 第68回国会 参議院 予算委員会第四分科会 第1号
そうだとしますと厚生大臣、政府として、これは前に原爆フィルムが返って大きな反響を呼びましたけれども、学問的な意味でもそれ以上の意味もあるとすら言える。非常にまた量の多い資料でありますから、これはひとつ一刻も早く返してもらうように、そしてまた、それの日本の受け入れ態勢を十分に考えるように御処置をいただきたいと思うのでありまして、この点についてひとつ総合的な御決意を賜わりたい。
そうだとしますと厚生大臣、政府として、これは前に原爆フィルムが返って大きな反響を呼びましたけれども、学問的な意味でもそれ以上の意味もあるとすら言える。非常にまた量の多い資料でありますから、これはひとつ一刻も早く返してもらうように、そしてまた、それの日本の受け入れ態勢を十分に考えるように御処置をいただきたいと思うのでありまして、この点についてひとつ総合的な御決意を賜わりたい。
○上田哲君 さきに同じような資料として、原爆フィルムと称するものがありまして、これはアメリカ側からわが国の文部省に返還をされました。たいへん当然のこととはいいながら歓迎すべきものだと思います。同様に、この資料を完全に保存されているわけでありますから、ぜひこれを直ちに日本に返却をしてもらうということについて御努力をいただきたいと思いますが、いかがですか。
あらゆるところで議論をされ、あるいは返還についての要求があったのでございますが、最近に至りまして、五月の中旬にAP電報によりまして、この原爆フィルムがアメリカの国務省に保管をされておる、こういうことが伝わってまいりました。そしていろいろな点を総合いたしますと、返還についての意思もある、こういうことであります。
これはやはり、原爆フィルムの国民的遺産としての私どもの考え方の前提となる問題であると思うからお尋ねをするわけであります。
○大原委員 剱木文部大臣や谷川次官、あるいは外務省、それぞれ原爆フィルムの所在がはっきりした以上、返還意思があるということが明確になった以上は、ひとつ正式にアメリカ政府に対して、すみやかに返還をしてもらうように要請したい、こういう話、そして返還されましたら、これが民主的に運営されるように十分配慮してやりたい、こういうことでございますので、その点につきましてはひとつ十分万遺漏のないようにしていただきたい