1981-05-14 第94回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第11号
○春田委員 一つは、いまの原油価格体系がばらばらになっているわけですね。サウジの穏健派と強硬派のリビア、こういう点で、バレル当たり大体三ドルぐらいの違いがあると聞いておるわけでございますので、それを統一しようとしても下方修正されることはないのではないか。統一されるとしても上の方に修正されるのではないか。そうしたらやはり価格の値上げもある。
○春田委員 一つは、いまの原油価格体系がばらばらになっているわけですね。サウジの穏健派と強硬派のリビア、こういう点で、バレル当たり大体三ドルぐらいの違いがあると聞いておるわけでございますので、それを統一しようとしても下方修正されることはないのではないか。統一されるとしても上の方に修正されるのではないか。そうしたらやはり価格の値上げもある。
ただ、この点につきまして私どもといたしましては、一つは今後のOPECにおきます原油価格体系がどうなっていくか、この辺を十分慎重に見きわめることが必要であるというふうに思っておりますけれども、当面の問題といたしましては、基本は各企業がたとえば現在クウェート、カタールとやっておりますように、できるだけ安い価格の油を取得するように努力していくということである、そういう企業の努力に対しまして必要に応じて私どもできるだけの
今後の見通しでございますけれども、六月の末にOPECの中間総会が開かれるわけでございまして、そのときには標準原油の価格の修正、それから全体の原油価格体系の調整、その他若干の措置が恐らく決定されるであろうというふうに考えられますので、それによって平均価格がさらに少なくとも数%は上昇せざるを得ないというように思います。