1987-08-19 第109回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
私はこういうようなあれで、原料麦を一元的に管理している食管制度のもとで、こういう麦製品の野方図な輸入が行われるということは、矛盾と混乱を一層持ち込んで放置できないものだというふうに考えますが、この点についての政府のお考えをお聞かせください。
私はこういうようなあれで、原料麦を一元的に管理している食管制度のもとで、こういう麦製品の野方図な輸入が行われるということは、矛盾と混乱を一層持ち込んで放置できないものだというふうに考えますが、この点についての政府のお考えをお聞かせください。
いろいろな理由がございますけれども、端的に最もそれを示しますのは、先ほどから特に正田参考人が消費者という観点から強調しておられますけれども、原料麦の価格を手厚く保護しておりますと需要がなくなってしまう。
他の流通飼料との相対的な価格関係もあったわけでありまして、それから一部の地域につきましては、たとえば鹿児島の例でございますと、従来どうも十分な原料麦の輸入港は港湾施設が十分じゃなかった、こういったこともございますし、あるいは東北につきましてもそういった事情がある。それから、ふすまですから当然製粉をつくる過程の副産物として出てくるわけでありますから、こういった製粉工場との関係がある。
それからただいまお尋ねの指導の方向につきましては、ビール麦につきましては、やはり農家の生産物の販売ということにつながりますので、私どもとしては、全国団体では全販連、それから各関係の経済連、単協等を使いまして――ビール麦について、もう少し詳細に申し上げますと、醸造会社側の希望する原料麦の数量の総括把握をいたしまして、その数字の範囲の中で、各県及び各県のいま申しましたような関係団体で、どの程度ずつ生産が
また、急激に増加している飼料の需要に対処するためトウモロコシの晩播・密植・多肥による多収省力技術の普及、ビール等の消費の増大に応ずるための醸造用原料麦の作付促進等につきそれぞれ新たに助成を行なうこととし、これらに要する経費一千八百万円を計上しております。 第二に農業の生産性の向上と総生産の増大に関する経費について申し上げます。
園芸の生産振興としましては、果樹農業とか甘味資源作物の生産振興、それから十ページへいっていただきまして、特用作物の振興、それから園芸の次には養蚕生産の合理化、それからその他としましては、トウモロコシ及び醸造用原料麦の増産確保、菜種の生産改善対策を進めていくということにいたしております。 それからその次に十ページの大きな二で、農業の生産性の向上と総生産の増大をやる。
また、急激に増加している飼料の需要に対処するため、トウモロコシの晩播・密植・多肥による多収省力技術の普及、ビール等の消費の増大に応ずるための醸造用原料麦の作付促進等につきそれぞれ新たに助成を行なうこととし、これらに要する経費一千八百万円を計上しております。 第二に、農業の生産性の向上と総生産の増大に関する経費について申し上げます。
これはまだたくさん問題点はありますが、それはしばらくおきまして、私どもが不可解に思いますことは、国税庁の長官、農林省振興局長、農林経済局長、三者間に、六月四日、ビール用原料麦に関する覚書なるものが交換をされておるのであります。
しかも原料麦が、食糧庁の中に、それから国内にもなくなってしまった。こういう事情のもんですから、これはまあそういう特殊な事情を考えまして、三十七年に麦芽の輸入はある程度許さざるを得ないという事態に追い込まれたわけであります。
そういう状況でございまして、できるだけ国内産のものを使うという建前をとっておりましたものですから、六万五千トンの輸入ということは非常に意外でございましたので、その後詳細に調査をいたしまして、現実問題といたしましては、設備はできましたけれども、今ではいわゆる原料麦がない、こういうのが実態でございます。
○坂村説明員 現在のビール会社の施設、麦芽の手持ち、原料麦の手持ち、そういうようなものの現状を調べて、ことしの需要に対しましてどれだけのものがあればいいのか、こういうことを調査いたしまして、その結果相当足りない数量が出るのでございますが、しかし現実に三十七年産麦もある程度無理をすれば食えないことはないだろう、こういうことも考えまして三十七年産の麦もある程度食う、こういう態勢を工場にもとらせまして、そういう
従って、ビールの伸びに対しまして国内産の原料麦の増産も間に合わない。従って、どうしてもモルトの輸入をさらにことしも頼まなければいかぬ、そういうような格好になっております。
その点と、もう一つは原料麦に対してもう少し値を上げる必要があるのじゃないか。農村の副次的な仕事がない今日、やはりこういうような景気のいいビール麦に対しては少なくとも政府がもう少し考える必要があると思います。その点はどのように考えておられるか、これも関連して承っておきたいと思います。
原料麦の取り扱い団体が御指摘のように二つの団体で、経済局で扱っております。その間にいろいろトラブルがあることは御承知の通りでありますが、今お話の中にもありましたように、われわれといたしましては、いずれも農業団体でありますので、できるだけ両者において円満な解決ができるようにということで一貫して、経済局で指導して参ったわけでございます。
○齋藤(誠)政府委員 従来ビール原料用としての麦芽並びに原料麦の生産量も、全体の大麦の中からいいますと比較的割合が少なかったわけでございます。そういうような経緯もありまして、ビール会社が種子については原々種を用い、さらにそこからできたものを農家に契約栽培を通じて流しておるというような事情にあったことは御指摘の通りであると思うのであります。
○齋藤(誠)政府委員 近来ビールの需要の増大に伴いまして、使用原料麦の需要も、年々増加して参ったわけでございます。農林省といたしましては、国の試験場におきまして、従来とも、ビール原料用の品種につきましての試験をやって参ったわけでございます。
○政府委員(安田善一郎君) 専管工場増産工場と申し上げましたのは、原料小麦を製粉いたしまして、ふすまを出す場合に使っておる慣用語でございますが、こっちの方は原料麦を渡しまして、製麦工場に渡します場合、その製粉、精麦をしました場合は需要八団体に渡す点が合っており、需要団体と製粉、精麦工場とは違うわけでございます。
ですから会社から見ると、二本建にはなっておるが、とにかく生産者の栽培するビール原料麦を買うということについては何らの変わりがないわけです。ですからこの二本建を認めるということになれば、現在全販の実績が少ないとしても、生産者の意思によって次第に系統利用の方で会社に売り込みたい。これは一つの方向だ。
七ールの消費量は近年飛躍的に増加して参っておりますが、原料麦の需給の見通しはどのようでございますか。ことしはだいぶ足りないとかいうようなことが言われておりますが、計画栽培をやっていらっしゃいます会社側といたしまして、ビールの消費量が飛躍的に増加しておりまする今日、需給の見通しがどうなっておりますか。そういう点をどういうふうにおつかみになっていらっしゃいますか。
そこで、お尋ねしたいのは、現在ビール麦の集荷販売機関の一つとして全敗連が計画的に原料ビール麦の集荷を行なっておるのですが、聞くところによると、この全販連が集荷した原料麦については、会社側はこれを買付をしないというような態度を示しておるというふうにも聞いておるのですが、どのように理解しておられるか。
○芳賀委員 私の聞いておるのは、全販連が集荷した原料麦を公社が買付しないという態度を示しておるという話をわれわれ聞いておるが、その内容を関知されておるかどうかという点なんです。
○泉説明員 ビールの精製したものの受け払いにつきましてはもちろん、原料麦の受け払いにつきましても、帳簿に記帳義務がございますので記帳させて、それを監視しておるわけでございます。
今のように原料麦を製粉屋へうんとおっつけて、結局持ち切れないからどんどん出す、競争でもって原料価格は一ぱいになっていて競争で下の方はくずれてきてある程度食い込む、食い込んだやつはふすまの方へみなぶっかける、こういう行き方を是正する方針をはっきり立っていただくことが私はやはり根本かと思うのです。
従って今、今井さんからお話のように、精麦業者が買う原料麦というものは、自由買い入れ数量はほとんどなく、全部食糧庁から払い下げるということになっているわけであります。従って今日のように米の実効価格が安くなって参りまして、麦の対米比価が米に接近してきて、一般の需要が減退してきているように思うのであります。精麦業者としては自分の採算で操作をする余地がないという問題になっていると思うのであります。
にもかかわらずこのような変動があるということは、現在の原料麦の場合において、内麦と外麦との較差が適当を欠いておるのではないか。従つて需要も高いし、あなた方もそれに対して好まれる、こういう二つの要素が一緒になつておるのじやないか、こういうふうにわれわれは想像しておるのです。結局私どもの立場から言いますと、やはり不足の分を外国から入れる、こういうような考え方に立つておるわけなんです。
それに基いて食糧庁が調整をして払下げを時期によりまた原料麦の種類を払下げて行くものでありますか。それとも食糧庁から天くだり的に何を何ぼ何月に出す、こういうふうに来るものでありますか。その点について、政府の方から言えば売渡しの形式、あなた方から見れば買受けの方法というものは、どういうふうにして進行するものなのでありますか。
第一の点の麦の原料価格の問題につきましては、本年の春におきまする内麦の生産者価格の決定と同時に、内麦の払下げ価格の決定をいたしたわけでございますが、その内麦価格のもとにおきまする歩どまり関係によりまして原料麦の払下げを実施いたしているわけでありますが、その際におきまして、小麦粉等に例をとつてみますと、大体政府といたしましては、この原料麦を大量に払い下げることによりまして、大体その当時予定いたしました
ところが現実にパンと米とを比べてみた場合に、パンの方が非常に高くつくというところから、パンの原料麦、あるいはめん類の原料麦の払下げにあたつての価格引下げの問題がある。これに関連しまして本年ですか、政府手持ちの切りぼしかんしよというのが七百万くらいあるのじやないかと思います。この切りぼしかんしよを政府みずから本年の買上げにも困るような状況まで倉庫に一ぱい積み込んでおる。
政府としては原料麦の払下によつて間接的な方法において「ふすま」の価格を安定せしめて行く、こういう方をとつておることは御承知の通りでありますが、で、その際におきまする価格としては、飼料については大体「ふすま」を五百五十円ということで原価計算の際に考えたわけであります。