1992-03-26 第123回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
先ほど、平成三年度の乳用種の肥育経営、これの収益性の悪化のお話を申し上げましたが、これは原料高製品安という形で申し上げましたけれども、平成二年度前半まで乳用種の子牛価格が非常に高かったということで、その高かった子牛を一年以上肥育いたしまして、その結果枝肉として売ろうとした段階では枝肉価格が自由化の影響もありまして低落していたということでそういう事態に陥ったわけでございまして、そういう乳用種肥育経営の
先ほど、平成三年度の乳用種の肥育経営、これの収益性の悪化のお話を申し上げましたが、これは原料高製品安という形で申し上げましたけれども、平成二年度前半まで乳用種の子牛価格が非常に高かったということで、その高かった子牛を一年以上肥育いたしまして、その結果枝肉として売ろうとした段階では枝肉価格が自由化の影響もありまして低落していたということでそういう事態に陥ったわけでございまして、そういう乳用種肥育経営の
そこでは、原料高・製品安ですから何ともならぬという不満が非常に強いわけです。
最近、綿織物は原料高、製品安、内需不振と国内市況が低迷しておるのでございますが、綿織物の輸入は本年に入っても一月は三千三百万平方メートル、二月は四千二百万平方メートルを記録し、二月の数量は一カ月当たりの輸入量としては史上最高であり、特に中国製品は輸入量の八〇%以上を占め、また、綿糸、二次製品も同様で、綿製品の輸入浸透率は生産に対して約五〇%の高い水準になりました。
○斎藤(実)分科員 先ほど局長からも、非常に経済状況が悪くて、世間一般で言われておりますように、長引く不況から今、中小企業の倒産が相次いでおるわけでございますが、この重度障害者多数雇用事業所におきましても、環境の悪化に加えて、原料高製品安で思うように利益が上がらないために赤字がかさむ一方だという状況を聞いておるわけですが、これまでに助成措置、融資じゃなくてとにかくお金を出しっ放しという、この助成措置
しかも一方、機屋さん関係はどうかというと、原料高、製品安、そして不況、こういうことで経営が極端に圧迫されて、ここ何年来かずっと苦労をしておる。そういう中で、原料供給体制が国内になければ日本の絹業はあり得ない、こういうことで、蚕糸絹業一体という考え方が出てきております。われわれもまたそう言っている。 しかし、この蚕糸絹業一体ということについて、農林省と通産省はそれぞれどう思っているのですか。
このように大企業、大商社は円高の中でいわば甘い汁を吸っており、他方中小企業はいずれも原料高製品安、しかも輸出面では大打撃を受け、輸入面のメリットはない。いわば俗な言葉で言えば、往復びんたという実情にあると言っても過言でないと思うんです。
その結果として高値原糖の手当てとそれから国内での安値販売、言いかえますと、いわゆる原料高、製品安という現象が出てきたわけでございます。
○国務大臣(田中龍夫君) ただいまの御質問でございまするが、日本経済の中で最も重大な案件の一つでございますが、絹織物業の国内需要が停滞いたしており、また、生糸の一元化輸入制度が継続されておりまするために、原料高、製品安と相なっておりますことから、最近その経営が著しく悪化いたしておりまして、このために昨年の八月には大蔵省、農林省、通産省三省の了解のもとに絹業安定緊急対策をば決定いたしまして、この一環として
そして、いま現在では非常に原料高製品安で、手形が渡ってきても——たとえ十万円だって手形でくる。そしてその手形も、銀行に持っていって割り引いてもらったらやれやれと思う。しかし現金は一銭も手元に残らないで、みんな支払いにいって生活費が得られないというんです。ですから、生活費の現金を得るために、いまではパートに行く人も多いわけなんです。しかし、一日中パートに行っているわけにもいかない。
これは、一つには原料価格が上がってまいりまして製品価格がそれほどに上がっていないという、原料高製品安といった面の反映でもございまして、そういう面で経理面がまだそう上向きの状況になっておらないという面も反映いたしまして、倒産は高水準にございます。今後もこういった千件台の水準がいましばらく続くのではないかというように見ておる次第でございます。
しかし中小企業、下請関係は、原料高製品安でますますしわ寄せが強められている。休業、倒産ということで、勤労者には多くの犠牲が強いられているということ。 そういう中で、さらに賃上げ問題についても昨年の三二%という賃上げは、私は狂乱インフレ、インフレの後追いにしかすぎない、勤労者の実感としても、実態としてもそうであります。そういう中でなお御案内のとおりインフレが続いてきている。
わが国産業界で圧倒的就労人員をかかえる中小零細企業は、インフレによるコストアップの中で、加工賃の値下げ、受注難にあえぎ、原料高、製品安の採算割れの状況下に立たされています。本年六月から十一月までの企業倒産件数は五千八百件にのぼり、年の瀬を迎えて、完全失業者もまた百万人時代を迎えようとしております。
なお、今後におきましては、畜産物の価格等についても慎重な配慮を払いまして、原料高製品安というような事態による経営の圧迫が加わらないような配慮をいたしながら、できる限りこのような悪影響を乗り切っていくということに全力をあげるべきものであるというように考えております。
この点は大事な問題でございまして、先ほども先生が、原料高製品安という問題が、この値上げ関係と畜産物の価格の関係で、最も問題であるというような御指摘もあったわけでございますが、問題は、需給関係、生鮮食料品の一つとしての畜産物の現在の需給関係というものがどういう関係にあって、その価格水準というものが高いか、安いか、比較的農家にとって好ましいか、好ましくないか、という問題がございまして、それを前提として、
さらに、ブドウ糖業界でも、原料高製品安に加えて、設備能力が三十万トン、フルに稼働すればこれは六十万トンと見ておるのでありますが、それに対して生産が二十万トン、過剰設備の実態にある。昭和三十七年以降に設備の新増設を見合わせる態勢がとられておるのに、精糖業界もブドウ糖業界も現在過剰設備に悩んでおる。
生糸だけ糸価安定法を持ちながら、生糸についてのみこの業界の不況のときに非常に暴騰して、海外でも信用を失墜して、生糸輸出はごらんのとおり全く輸出できないということで、御指摘のように原料高製品安でわれわれの輸出はもちろんのこと、国内需要にいたしましても六千円をオーバーいたしますと、これは赤字サイドということになっておりまして、この糸価安定につきましては、何とか関係業界とも十分話し合ってできるだけひとつ安定
しかしながら、一方においては、政府手持ち澱粉が累増し、他方においては、年間四十万トンにも達する水あめ、普通ブドウ糖工業が原料高製品安に悩み、これらの関連中小企業が危殆に瀕している等の現状において、これら製品の一そう積極的な消費拡大策を推進する必要性が著しく高まっておりまするし、また、大豆の輸入の自由化が強化された場合には、国産の大豆及び菜種につきましては、その生産と需給の現状より判断して、当然政府による
しかしながら、一方においては、政府手持ち澱粉が累増し、他方においては年間四十万トンにも達する水あめ、普通ブドウ糖工業が原料高製品安に悩み、これらの関連中小企業が危殆に瀕している等の現状において、これら製品の一そう積極的な消費拡大策を推進する必要性が著しく高まっておりまするし、また、大豆の輸入の自由化が強行された場合には、国産の大豆及び菜種につきましては、その生産と需給の現状より判断して、当然政府による
二には、自由化により、安い貨物が輸入せられ、日本経済に利益するとの宣伝でありまするが、この利益はカルテル行為を行なう業者の窓口にとどめられまして、中小企業者や農漁民は、依然として割高原料の供給を受けることとなり、反面、彼らの製品は、採算を無視して国際価格まで引き下げを強要せられ、今日以上に原料高、製品安のため、深刻な打撃を受けるのであります。