1953-12-11 第19回国会 衆議院 運輸委員会 第1号
○原彪委員(改) 大分時期遅れでありますけれども、私が一応当局の見解をはつさりしておいてもらいと思いますのは、日本航空の社長推薦にあたつて、新聞紙上によると、稲垣平太郎氏が内定しているという話がありました、それに対して藤山愛一郎氏は、自分は長い聞この方の経験も積んで来ておるし、自分はほかの会社にたくさん関連を持つておるけれども、あえて航空に対してひけをとらぬといつて声明書まで発表されたようなごたごたが
○原彪委員(改) 大分時期遅れでありますけれども、私が一応当局の見解をはつさりしておいてもらいと思いますのは、日本航空の社長推薦にあたつて、新聞紙上によると、稲垣平太郎氏が内定しているという話がありました、それに対して藤山愛一郎氏は、自分は長い聞この方の経験も積んで来ておるし、自分はほかの会社にたくさん関連を持つておるけれども、あえて航空に対してひけをとらぬといつて声明書まで発表されたようなごたごたが
○原彪委員(改) 国鉄総裁にもう一点承りたいのですが、このたびの闘争の様子を見てみますと、私にはどうも政治闘争のにおいが非常にしてならないのでございます。なぜかと申しますならば、組合の闘争のビラには、年末給与ばかりでなく、MSA受入れ反対、米価値上げ反対、あるいはまた国鉄総裁を罷免せよというようなことが書いてあります。
○原彪委員(改) 先ほどの御答弁といい、今の御答弁といい、このたびの賜暇ストというものは遵法闘争ではない、こういう結論になると思うのでありますが、そうしますと、このような事態の起きる前に総裁はいかなる態度をもつて労組に、あるいは団体交渉の場合、あるいは労組の代表者に対して懐柔という言葉ははなはだ当らないのでありますが、このような事態に至らしめないような御措置をおとりになつたか承りたい。
○原彪委員(改) そうすると、新聞紙上によると、政府が団体交渉に関与しているような形になりますが、政務次官のお言葉だと、関与すべからずというお考えですか。
〔原彪委員長代理退席、委員長着席〕 お話のように今後におきましても必要に応じ、また事態の推移、周剛の雰囲気、いろいろな空気というようなものもにらみ合せまして、できるだけ多くの機会において私は団交をしたい。団交といわなくても話合いをしたい、かように考えております。実は私不幸にして病気で少し休みましたものですから、その間に労組の幹部との話合いが多少途切れておつたのであります。
○原彪委員(改) その五十四億というのを、もう少しはつきりさしてください。
○原彪委員(改) 関係というのがわからないのですが……。そうすると、それをごあつせんの便宜をはかられたのは、国有鉄道がおやりになつたのですか、鉄道会館がおやりになつたのですか、中心はどこにあるのですか。
○原彪委員(改) 少くとも東京の中央の駅であり、日本一の大ビルディングであり、これが営利を目的とする株式会社でする場合には、もうかるということを前提でおやりになつたと思うのです。そうすればこれは鉄道の従業員ばかりに独占させずに、この利益を一般の人にもわけ与えなければならぬというお気持が起きてもしかるべきだと田うのです。そういうお気持が、それを計画された場合に全然なかつたのでございますか。
○原彪委員(改) どうもただいまの御答弁は非常におかしいのですが、ちやんと株式もくろみ書に書いてございます。利用者の保証金、前家賃というのかはつきり書いてありますが、これはこういう意味ですか。
○原彪委員(改) 私は資料がまだ全部そろいませんので、本格的な質問はあとに譲りたいと思うのですが、この際私は一言委員各位に御了承をいただきたいことがあるのでございます。
○原彪委員(改) 関連して……。ただいま東北本線の電化について御答弁があつたのでありますが、ひとつお聞きしたい点は、鉄道の新線建設こついては新線建設審議会があります。
○原(彪)委員(改) 関連して……。ただいま世界に恥じないようなりつぱな駅をつくろうという御答弁でありまするが、私の考えでは、数日前にも私申し上げたのですが、後藤新平きんがおつくりになつたと称せられる古い駅は全然別に、新しい十二階建のまつ四角なビルデイングが建つとなると、あそこのシンメトリーといいますか、一貫した中央駅という感じが出ないのであるます。
○原彪委員(改) 細田さんの御答弁では十分努力するという御答弁でありまするが、そのお言葉はありがたいよりでありがたくない御答弁でございます。細田さんは国有鉄道部長という運輸省の要職にあられ、国鉄を監督し、総覧される立場にあられるのです。
○原彪委員(改) ありがとうございます。先ほど細田さんは予算の問題だ、二十九年度の予算の問題であつて、それは運輸省の問題、国会の問題だという御答弁をいただきましたが、国会の中の運輸委員会は自由党はもちろんのこと、各党とも全部常磐線には御賛成でございます。
○原彪委員(改) さつそくやらしていただくわけですね。
○原彪委員(改) よくわかりますが、公平にやらなければいかぬということなんです。東海道線辺に、温泉列車なんか出す心要はちつともない。それよりか公平に、そういう通勤、通学者の立場を考えて、汗水たらして生産のために働いておるその通勤者が、けがをするかどうかという問題なんだから、それを助けないのはいかんですよ。民主主義じやないです。
○原彪委員(改) 私はこの問題と、関連があるといえばあるのですが、これは私的なことのようですけれども、実は私的ではないのです。けさ私は七時五分の通勤列車に土浦から乗つた。満員で立錐の余地もありません。そこでデツキのところのステツプに乗つて来たのですけれども、危険を感じまして、荒川沖でおりて前の列車に乗ろうと思つた。前の列車もデツキが一ぱいです。
○原彪委員(改) どうぞお願いします。
○原彪委員(改) いろいろこまかな御説明でありましたが、私のポイントは、金融の大宗である大蔵省が、こういう特殊産業だけに金利の補給をしてよろしいかどうか。金融政策をやるその元が、造船だけにしてよろしいかどうか。それならば、将来セメントにもしなければならぬ、鉄にもしなければならぬ、石炭にもしなければならぬのではないかということをお尋ねしているのです。その点についてどういうお考えですか。
○原彪委員(改) たいへん御答弁がお上手で、これ以上私は申し上げることはありません。ありませんが、それならば利子補給をしなければならない会社の業態について、今まで各海運会社、造船会社が、経営の合理化にどの程度努力したかということについて、利子補給をする前に御検討なさつておるかどうか、この点を承りたい。
○原彪委員(改) 私は将来の見通しについてお尋ねしたのですけれども、どうもはつきりいたしません。 それではもう一つお尋ねしますが、日本に対する輸出入物資について外国船に積まないように、なるべく日本の船に積むように、どういう保護政策をおとりになるか、承りたい。
○原彪委員(改) それでは条文の整理は理事会で御相談することにいたしまして、そうすると特別の給与というのは、どういう意味なんですか。年末賞与の問題ですか。また従業員の熱意によつて上つた利益の全部ではなくて、一部をベース・アップに使わないで、ただ年末賞与には使う、そういう意味ですね。
○原彪委員(改) 私のお聞きしているのは、投資する範疇というか、範囲というか、それに対する当局の考え方です。どうもしつくりしないのです。それならば、もし投資した場合、その投資したことに対する反対給付というか、投資した権利として、その会社なら会社に国鉄は重役が出せますか。また出しますか。
○原彪委員(改) 議事進行について……。その問題は委員長において適当に処理されるので満足ではありませんが、われわれも小委員会の一員として、昼飯も食わずに、雨の中を秋葉原、池袋等を視察して来た一人でありますが’どうもはなはだ不活発だという中の一員に加えられることは、私としてはぜひ取消してもらいたい気持でありまするが、今の委員長のおとりなしで、大体納得したいと思います。
○原彪委員(改) 私は改進党を代表いたしまして、日本航空株式会社法案に対して修正の動議を提出いたします。案文を朗読いたします。 日本航空株式会社法案の一部を次のように修正する。 第十四条を第十六条とし、第十五条を第十七条とし、第十三条の次に次の二条を加える。 第十四条 運輸大臣は、必要があると認めるときは、会社の経理の監査をすることができる。
○原彪委員(改) 大臣に御質問したいでありますが、お見えにならないので、あとまわしにいたします。これは大臣の質問とも関連するのですが、私は日本が独立してから後の現在の飛行場使用状況を見ますと、むしろ米軍の飛行場であり、日本航空の飛行場使用は居候的な存在であるように思えてならないのであります。これは羽田ばかりではなく、各地ともそうだと思うのですが、羽田の状況は現在どのようになつているか。
○原彪委員(改) 羽田の問題は、ただいまの御答弁によりますと、日本側に掃しておるというお話でありますが、実際羽田に行つて見ると、私は日本航空の飛行場というような感じはいたしません。ほとんどアメリカの飛行場のような感じがする。
○原彪委員(改) なるべく早く移つてもらうという大臣の御答弁でありまするが、そうすると一応羽田飛行場の管理権を日本に返してもらつて、日米合同委員会で飛行場の中の滑走路とか建物等を区別して、またそれを米軍に日本側が貸しておる、こういうわけでありますか。
○原彪委員(改) するとゆえなく取消しまたは停止ができるということになると、運輸省がほつたらかしておいたら、その路線はいつまでも生きているということになるようですが、どうなんでしよう。
○原彪委員(改) そうすると一年間休止をしておつた場合には、運輸大臣が免許を取上げなくとも、自然その路線は休止したものとみなしてよろしいわけでございますか。
○原彪委員(改) もうけつこうです。
○原彪委員(改) むずかしい御答弁のようですが、その点はこれ以上申し上げません。私はこの法律では、どうも法律の形態としては満足すべき形態ではないと思うのです。
○原彪委員(改) ただいまの御答弁だと、非常に消極的な御答弁でありまして、これでは本年度の新線建設というものは当分望めないと思うのでございます。
○原彪委員(改) 大臣がお見えになりませんので、政務次官にちよつと新線建設の問題でお聞きしたいのですが、今後この新線建設の問題を政府としてはどのような方向に持つて行くか。つまり鉄道公債を発行して新線建設の資金をこの方に求めるか、あるいは政府資金を仰いでこれをするか、あるいは営業利益を充填してこれをやるか。
○原彪委員(改) またそういう補助の対象にするか、あるいはその鉄道を国鉄で買収した方がよいかというような問題が起るのですが、そういう問題は非常に私はデリケートだと思います七そうするとその鉄道は、国鉄で買収しないで生かして行こう、こういうことになるわけですね。
○原彪委員(改) 競争しておるという意味ではなくて、地域的に離れておつて、欠損しておる地方鉄道が四つ五つあつた場合を言うのです。
○原彪委員(改) 私の言う許可制というのは、営業の許可でなく、船体の検査の意味なんですが、統計的にごらんになつても私はやはり定員外を乗せたということと、あるいは天候に支配される場合が統計的に一番多いと思いますが、これは資料を出してもらう必要はありません。 それからもう一つ私お伺いしたいのは、人命の安全性ということについては、自動車あたりは警察がこれに関与している場合が非常に多いのです。
○原彪委員(改) 今の政府、特に自由党内閣の政府で、自由党の海運政策の基本をいかにこの政策によつて表わすかという問題ですが——政府としては戦前世界に雄飛したわが国の海運、造船を、どのような方向において復帰せしめるかという問題ですが、四年間に百二十万トンの御構想を今承つたのですが、将来に対する大きな構想のいわゆる計画造船の一端を承りたい。
○原彪委員(改) きようは大臣がお見えにならないので、政務次官か海運局長さんにお伺いしたいと思うのですが、臨時船舶建造調整法案、この臨時というのは、この附則にも昭和三十二年三月三十一日限りということになつていますが、そうするとあと四年間にどれだけの計画造船をしようというのか、それを承りたい。