1957-03-11 第26回国会 参議院 予算委員会 第7号
私はクリスマス島の原子爆弾禁止、これはむろんわれわれは声を大にして阻止しなければならぬと思いまするが、これだけでは私はいかぬと思う。片手落ちになる。やはりソ連に対しても、かような無警告な原子爆弾の実験はぜひとも世界人類のために取りやめなければならぬということを声を大にして叫ばなければならぬと思います。私は新聞報道者は何をしておるかと思う。私はそう考えます。
私はクリスマス島の原子爆弾禁止、これはむろんわれわれは声を大にして阻止しなければならぬと思いまするが、これだけでは私はいかぬと思う。片手落ちになる。やはりソ連に対しても、かような無警告な原子爆弾の実験はぜひとも世界人類のために取りやめなければならぬということを声を大にして叫ばなければならぬと思います。私は新聞報道者は何をしておるかと思う。私はそう考えます。
たまたま一方この大会をめぐりまして、昨年度はこの大会の運営において重要な役割をしたような有力なる団体の中にいろいろ見解が分れまして、ある種の団体は、もとより原子爆弾の禁止それ自身については異議はないが、大会のあり方についてその見解を異にするというようなことがはっきりと表明されて参りましたが、どうもわれわれとしては、ただ単に原子爆弾禁止ということではなくて、大会が国民的にこぞってこれを祝われるという姿
かつて、広島の原子爆弾禁止の世界大会に、世界各国からほとんどその代表者がやって参りました。政府は、最初ソ連あるいは中国の代表の入国を拒否いたしておりましたが、強い要望のもとに、ソ連あるいはポーランド、中国の代表は、ついに入国を許可するに至りました。しかしながら、とうとう北朝鮮の代表には一歩も日本に入れることを許さなかったのであります。
その約束にたがうものではないとは考えますが、時節柄、一方には四頭会談が終了して世界が話し合いの方向に進もうとしておるし、国内には原子爆弾禁止の総会が行われようとしておるし、一方には自由主義国家を基盤として外交を推進し、防衛をしようとするわが外交並びに防衛の基本方針からいたしまして、飛行場の拡張などで米国に協力しておる時期に、このようなことをされることは、これに対して協力しようという点からも、まことに
○園田政府委員 人類のおそるべき敵である原子爆弾の第一の被害を受けた日本国民として、原子爆弾禁止の大会が行われることは当然のことであるし、また民族の要求でもあると考えます。従いまして本大会には、総理大臣等よりもメッセージ等発せられるように漏れ承わっております。
ビキニ環礁実験の犠牲になつた現地島民すら、堂々と国連に対し、原子爆弾禁止と被害の補償を要会しているのであります。(拍手)ところが、日本における外務大臣は、水爆実験に協力しなければならないという放言をあえて行なつているのであります。
原子爆弾禁止を以て国連加入の条件にすべきであるという御意見のようでありますが、原子爆弾は、如何にこれを管理するかということは、現に国連の問題になつて研究されておるのであります。
○苅田委員 そうしますと、赤十字の国際会議で、原子爆弾禁止という問題それから戦争反対の決議がされて、これは赤十字社として日本の政府には伝達してある。しかし日本国民に対して、こういう問題が、どういうふうにあなた方の広い組織をもつた宣伝活動をされているかということも、ついでにお話願いたいと思います。
○苅田委員 それでは、たとえば戦争反対とか、あるいは原子爆弾禁止とか、そういう大きな国際的な動きがあるわけなんですが、こういう問題に対しまして、赤十字社としては、従来積極的に協力しておいでになりましたか。
(一)日本を戦争に巻き込むような政策に反対すること、(二)原子爆弾禁止の要望を全世界に声明すること、(三)平和と生活向上のために国家予算を計上すること、これが要旨であります。