1975-12-18 第76回国会 参議院 内閣委員会 第8号
○国務大臣(佐々木義武君) 原子力潜水船であろうと原子力潜水艦であろうと、いまのお話は同じでございまして、いままでの潜水艦よりスピードの速いのは、海中でございますから摩擦が少ないということ、あるいは燃料の交換が要らないということ、原子反応でございますから酸素その他の必要がないといったような非常な特色がありまして、したがって潜水艦で浮上する必要もない。
○国務大臣(佐々木義武君) 原子力潜水船であろうと原子力潜水艦であろうと、いまのお話は同じでございまして、いままでの潜水艦よりスピードの速いのは、海中でございますから摩擦が少ないということ、あるいは燃料の交換が要らないということ、原子反応でございますから酸素その他の必要がないといったような非常な特色がありまして、したがって潜水艦で浮上する必要もない。
○佐々木国務大臣 いま制御棒を入れまして、核反応は起こしていないのでございますから、形態は原子炉でありますけれども、原子反応を起こしていないのですから何でもありません。それから、燃料棒はほとんど、さっき申しましたように上昇試験はもうわずかなものですから、しかも時間がたっていますし、もとの燃料棒のままでございまして、別に危険なものではございません。
そういう意味でありますので、南極から離れまして、地球の問題、たとえば日本では見られないようなオーロラとか、それに伴います地磁気あるいは宇宙線あるいは電離層といったような、このごろ地球の外を取りまいておりますもろもろの物理現象の根本である原子反応による現象でございます。
次々と帰国する遠洋漁業の船に、原子反応がありはしないか、それから持つて来る魚が大丈夫か、こういう不安は海に囲まれた日本の港々で大変な問題になつているのでございます。まぐろを一番多く迎えております三浦三崎の港の町は、今や死の町と化して、町民は毎日、海岸でビラを撒いて訴え、そうして自分たちの生計の途を失うことを歎いているのでございます。
私ども直接といたしましては、この問題については基礎的研究である原子核研究所を作つて、原子構造、原子反応、こういうものを研究する。同時にその研究所を中心といたしまして原子関係の研究者を養成、育成して行く、先ずこの出発点の問題について御鞭撻を受け、御教示を受けたわけでございます。