2013-11-14 第185回国会 参議院 環境委員会 第4号
第三は、機構廃止、統合以前の問題として、機構が、事業者依存体質を抜本的に見直し、独立、中立公正な原子力安全審査ができるような体制にすることこそが先決です。旧原子力安全・保安院からの天下りや原子炉メーカーからの天上がりが三割以上を占めるような機構が規制庁に移管して国家公務員化することは、本来、規制委員会、規制庁に求められる独立、中立公正な規制機関としての立場を一層ゆがめるものです。
第三は、機構廃止、統合以前の問題として、機構が、事業者依存体質を抜本的に見直し、独立、中立公正な原子力安全審査ができるような体制にすることこそが先決です。旧原子力安全・保安院からの天下りや原子炉メーカーからの天上がりが三割以上を占めるような機構が規制庁に移管して国家公務員化することは、本来、規制委員会、規制庁に求められる独立、中立公正な規制機関としての立場を一層ゆがめるものです。
これについては海外でチェルノブイリその他にも例があるわけですから、バーンアウトというのは深刻な問題だということで、原子力安全審査というのはまだ発展途上といいますか、この例を言ったら、事務方の方はそれはまだ想定していませんというお話でしたから、きちんとこういうことを想定したものをやらない限り、原子力の安全というのは大丈夫とは言えないものだ、それが現実だということを指摘して、時間が参りましたので、また次
しかし、あれは、私、前回お話ししましたように、原子力安全審査の過程でとか、あるいは企業の中でこの工程はおかしいということできちんと早くに内部告発して是正が図られたら、犠牲者が出ることはなかったんです。 けさ、参考人の質疑のときに「もんじゅ」の例を挙げましたが、あれは、町工場の技術屋さんが、こんなことをやっておったら流力振動で温度計の細管は破損する、当然ナトリウムが漏れて漏えい火災事故を起こすと。
それから次に、原子力安全審査の中で、過酷事故を想定して、炉心溶融の場合の溶岩流が圧力容器を破壊する場合、その場合の格納容器の健全性が守れるか、あるいは万一格納容器を破壊されたときに災害はどういうふうに拡散するかとか、それに対してどのような防災対策をとるかということについては、国際原子力機関のINSAGが八八年に出した「原子力発電所の基本安全原則」ではどういうふうに示しておりますか。
阪神大震災などの経験や新しい知見を常に積極的に取り入れて、原子力安全審査基本指針を根本的に見直し、その指針を厳格に適用するべきであります。総理の答弁を求めます。 科学技術庁長官、指針に反する書類は原子力安全委員会に上げないという厳格さが必要ではありませんか。
我が国においても、現在の原子力安全委員会の審査機関、科学技術庁、通産省、運輸省の原子力安全審査と規制部門を統合し、現在の原子力安全委員会を国家行政組織法の八条諮問委員会から三条行政委員会に改組し、米原子力規制委員会、いわゆるNRC並みの権限を与え、安全規制部門を独立さす考えはないのか、このことをお尋ねいたしたい。民主党は、このことを強く提言するものであります。
私は、一体この日本の原子力安全審査というのはどうなっているのか。これは大臣、ちょっと根本的に見直してもらう必要があると思うのですよ。 つまり、こういう審査書が出てきて、これをさらっと読んで、読んだだけで判断してオーケーと出すのか、それとも独自に調査検討も加えて、独自の審査を行っていく。ダブルチェック、ダブルチェックとよく言葉ではあるのですけれども、全然ダブルチェックになっていないですね。
それから、日本の原子力安全審査の審査体制に非常に大きな問題があったと思うのです。先日来、大臣には、随分心を痛めて、この問題について、これは大変だということで、重大な決意をたびたび披瀝していただいておりますが、私がきょう大臣にお聞き願ったのも、まさにこんな問題を抱えているのだということを大臣によく知っていただきたいというふうに思ったわけです。
それから工事及び検査、通産省原子力安全審査課、通産省原子力安全管理課、審査課で審査したものを検査するわけですが、このいまの基本設計あるいは工事及び検査の体制がうまくいかなければ、またこういう事故が起きるのではないかと思うのですが、どうですか。
原子力船「むつ」の放射線漏れ事故は、それまでの原子力安全審査体制の欠陥を浮き彫りにしました。そのため基本設計から定期検査まで安全規制にかかわる全分野を一貫して審査する、行政権限を持った原子力安全委員会の確立が求められたにもかかわらず、むしろ実用原子炉についてはすべての安全審査権限を通産省などの開発官庁にゆだねるという大改悪が行われたのであります。
なお、日本の原子力安全審査の法制でございますが、先生も御承知のとおり一昨年原子力基本法の改定がございましてダブルチェックシステム、要するに通産省で安全審査をしていただきましたものを、公聴会等の議を経ましてさらに原子力安全委員会でもう一度一から安全審査をし直すという念入りの審査の方法に変わっております。その点でも日本はアメリカに対して遜色のある制度ではないと考えております。
○佐々木国務大臣 不破さんも当然御承知のことと思っておりましたが、「むつ」の問題が起きたときに内閣に非常に膨大な原子力安全審査機構と申しますか、そういうものの検討の審議会ができまして、日本の一番大家とおぼしき人が一年間、非常にエネルギッシュに問題を取り上げまして結論が出ました。
それから原子力安全審査課に統括安全審査官、従来一人でおりましたけれども、これを四名ということで三名増員いたしまして安全審査に遺漏なきを期しております。
しかしながら、当時の上原子力委員会としては文書によりまして地域住民の方の意見を提出をお願いいたしまして、それに対して文書でお答えするという公聴会にかわる方法を行いまして、その意見を原子力安全審査に反映させてきたわけでございます。
○森下昭司君 いまのお話でちょっと原子力安全局長にお尋ねいたしますが、いま原子力安全審査会というお話ですが、正確には原子炉安全専門審査会ですね。
それから、ただいまの御質問の原子力安全審査に関係しておる人間、人数と申しますのは、安全委員会の方では安全審査委員が三十名でございます。 それから、行政府の方を若干申し上げますと、現在私どもの方に原子炉規制課という課がございますが、そこが四十名の定員をもって安全審査……
INRSP、原子力安全審査委員会、この審査委員会はどういうふうにして審査をするか、安全性を保つか、さらにソ連についてはどういうふうにやるかという、もうしさいに来ていまして、これは私たち一議員に対してもこういう問題が提起されているわけであります。
また、一貫化の移しかえによりまして、私どもが設置許可をいたしておりましたその事務に、原子力安全審査会と一体になって安全審査に携わっておった何人かの人間、こういう専門家を通産省の方へ移しかえるというようなことで、通産省の安全審査の業務も円滑に行われるようにするというようなことを図っていく所存でございますので、その点に関しましては、十分移管後もスムーズに行っていただけるものというふうに考えております。
四十八年一月の変更申請書に対する原子力安全審査会第九十四部会の資料の「一次冷却材喪失事故時の被曝線量計算について」の中にある放射性沃素の炉内蓄積量の記述と、それから四十一年十一月の同じく二十四部会資料の記述から、燃料棒に破損があって沃素131が出てくる量は、平均的に燃料棒一本当たり約四キュリーだというふうに書かれておる。
これに比べて日本では、原子力安全審査委員はたったの三十名、しかもそれは、非常勤という非常に心細い体制であるというふうに言われておるわけですが、この問題について抜本的に安全体制をこの際つくるべきである、こういう計画をどんどん進めていくとするならばつくるべきだというふうに考えるわけですが、その点どうですか。
したがいまして、あの設計当時のように、アメリカのWH社から指摘されたようなストリーミング現象がわかるようなコンピューターが現在日本にあるかどうか、そういうこともつまびらかにいたしておりませんので、その辺のところは、現在東海村ですでに実験も始まっておるそうでございますし、なお原子力安全審査会で厳重なチェックをされますので、それを信頼する以外に手はないと思っております。
だけれども、専門家が果たしてこの安全審査会をどう見ているかという具体的な指摘がありますのでひとつ引用したいのだけれども、つまり伏見康治さんですね、言うまでもなく原子力学会の会長でもあるし、第一、原子力安全審査のメンバーです。つまり直接関係者です。この伏見さんがどう言っているか、つい先月「現代化学」という雑誌に所見を発表された。