1989-11-29 第116回国会 参議院 環境特別委員会 第2号
次に、阿寒国立公園は、屈斜路湖、阿寒湖、摩周湖など雄大なカルデラ湖を中心に、雄阿寒岳、雌阿寒岳等がそびえ、火山と森と湖が織りなす原始的景観の豊かな公園であります。 同公園では、エゾイソツツジの群落地を視察するとともに、阿寒湖周辺に三千八百ヘクタールの山林を所有する前田一歩園財団の事業活動について概況を聴取しました。
次に、阿寒国立公園は、屈斜路湖、阿寒湖、摩周湖など雄大なカルデラ湖を中心に、雄阿寒岳、雌阿寒岳等がそびえ、火山と森と湖が織りなす原始的景観の豊かな公園であります。 同公園では、エゾイソツツジの群落地を視察するとともに、阿寒湖周辺に三千八百ヘクタールの山林を所有する前田一歩園財団の事業活動について概況を聴取しました。
その結果、最終的にはこのような大鳴門橋のような大規模な人工物の設置がこの地域の景観を大幅に変質することになるので、自然景観を主体とする国立公園の立場からいけば簡単に肯定することはできないという御意見と、基本的にはそういう問題はあるけれども、この地域の景観というのは瀬戸内海国立公園の特殊性と申しましょうか、原始的景観というものではない、また架橋によりまして新しい景観ができ上がるという可能性もある、また
原生林あるいは原始的景観というものが破壊されたら、簡単には復元できないと思うのですね。そういう見通しが、立たなかったといえば立たなかった。しかし結果としては、現状では自然破壊がこういうふうに具体的に起こってきている。それが、仕事は林野庁のイニシアチブで行なわれた仕事で結果として起こっているという場合に、これは責任はやはり環境庁が負うわけですか。