1980-02-26 第91回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第5号
需要種別原価配分、これは役所が適正にやっておられる。電気事業者もまたその方針にのっとっておられるということでありますが、それはそれぞれの需要者の角度からわかりにくい点がありますので、大いに解明を必要とすると思います。と同時に、政策料金とか財政援助といったようなことも、確かにこれは非常にまずい面を持っております。私企業的な株式会社としての活力を封殺してしまう点が欠点であろうと思います。
需要種別原価配分、これは役所が適正にやっておられる。電気事業者もまたその方針にのっとっておられるということでありますが、それはそれぞれの需要者の角度からわかりにくい点がありますので、大いに解明を必要とすると思います。と同時に、政策料金とか財政援助といったようなことも、確かにこれは非常にまずい面を持っております。私企業的な株式会社としての活力を封殺してしまう点が欠点であろうと思います。
○原谷参考人 三番目のお尋ねの個別原価配分のことについて御説明申し上げますと、これは通産省に設けられております電気事業審議会で学識経験者の方々がお集まりになりまして、慎重に御審議をなさいましたルールがございます。
端的に申し上げますと、先ほど来お話が出ておりました、たとえば旅客、貨物の原価配分についてはいろいろの問題がある。
しかし、この点につきましては、事務局から送変電部門、配電部門など、図表を用いまして詳しく原価配分の説明がございました。考え方はいろいろあるかもしれませんが、必ずしも割り高ではないということで、消費者代表の委員の方も納得されたと思っております。なお、消費者に対するサービスの確保につきましては、今回の答申では随所において強調されました。
そのかわり電気料金というものは安くするという原価配分から申しまして、また需給の形態から申しまして、そういう特性がそれぞれあるわけでございまして、それがやはり電気料金として負担分になってくるということは一つのルールになっておるわけでございます。
伸び率から見ますれば、電灯の方が率が大きいということになっておるわけでございまして、そこのところの御判断、御指摘のような御意見もございますし、われわれといたしましても、そこの料金の原価配分という点につきましてはいろいろ検討しておるわけでございますが、その料金配分のやり方は、電気料金制度調査会というものができておりまして、これが通産大臣に対して答申をした基準がございます。
ただ、原価配分の際には、やはり大口だけの需用の伸びで設備増加をしたとも言い切れないという点を御説明申し上げた次第でございまして、原価配分の仕方はお説のように伸び率だけの議論ではございません。
従いまして、発電費、送変電費、それから配電費、それから末端の需用家の検針に参ったりする費用を、個別原価計算いたしまして、その負担の割合を計算して、大口、小口電力、家庭用と原価配分をいたしまして、現存のような料金体系に相なっておるわけでございます。決して大口を特に政策的に安くしておるわけではございません。
○大堀政府委員 第一の御質問の点は、電灯と電力の原価配分の問題かと思いますが、私ども原価計算いたします場合には、個別原価計算と申しておりますが、水力、火力の発電端における経費、それから送変電、配電費、それから需用の末端まで配ります場合の費用、そういう個別の段階ごとの原価計算をいたします。
で、課税操作のとり方が問題でありまするけれども、これは今までの考え方は、私どもは簡便な措置を講ずる必要があろうか——簡便な措置と申しますのは、今までの実績によりまして、一応三百六十円という小売定価になっておりますので、それを原価配分と申しますか、それぞれの部分について、印刷物の部面とソノシートの部面との価格構成を考えまして、大体一定しております。
(松平委員「北陸のことはどうしたのですか」と呼ぶ)北陸の方は、六体電灯と電力との原価配分は均衡がとれております。これも同じく北陸は二十銭引きしておりまして、これは隣接の関西及び中部よりもそれぞれ安くなっております。なお定額はいじっておりません。
そういたしますと、むしろ原価配分の上から、今まで操業いたしておりまするものと、今後新しい操業を始めるものとを同じに扱うということが、権衡上から見てどういうことかという問題が一つあるわけでございます。それから、もう一つは、これは若干私の私見も入りまするが、御承知のように、富山県は日本で有数の電気化学工業の発達している県でございます。おそらく六番目か七番目にあると思っております。
それから電力のほうは八百三十九億を予定しておりますが、原価は八百六十五億になりますという点におきまして多少今お話もございましたような電燈に過大にかけられておるのではないかというような御質問が出ると思うのでございますが、これはいずれも想定追加率を含んでおりますために、想定追加率によりましてこの原価配分がどうにでも動くという恰好になつてしまうわけでございます。
これは結局原価配分におきまして、標準料金と火力料金のそれぞれの料金に適応した配分をいたした次第でありまして、別段それによつて不当な原価の負担を需用家にしいているという関係のものではございません将来の見通しにつきましては、現在のこの二本建の料金制度が、いろいろ需用家に対しても不便な点も多いという点からいたしまして、漸次往年のように一本料金の方向に是正すべきであると思つておりますが、電力需給の非常に苦しいきゆうくつな
今回の料金改正にあたりましても、各社が原価計算をいたしまして、それに基いて料率をきめるわけでありますので、しかも大口等は火力の超過金等を除いて考えますれば、標準料金におきましては、平均的な値上げ率を大体各部門バランスを得て原価配分をすることになろうと存じますので、新しくできます料金におきましては、特に大口が原価を割るようなことはないようになるものと思つております。
話がありました通り、個別的な個別原価を計算いたしまして、その原価によりまして配分をいたしたのでありまして個別原価の計算につきましては、申請書の資料に詳しく出ておりますが、一等最後の表を御覧願いますとわかりますように、大体特別高圧と高圧と低圧、電燈というふうに原価を配分いたしまして、その配分を今回我々が料率として弾いておるものとの比率を見て見ますというと、特別高圧及び高圧、つまり大口についてはこの原価配分
○古池信三君 それから第七条の原価配分というところでありますが、各需用種別の負荷の特性及び態様を適当な基礎に考えなければならんということ、これは如何にも御尤もなことでありますけれども、余りに抽象的に書かれておりまして、これが如何に具体的な場合に適用されるかということが問題であろうと思うのであります。
従つて需用種別間並びに需用者間の公平な原価配分に即応しました料金改訂が不当でない、そういう意味合いでございます。或いはお尋ねの趣旨に即していないかも知れませんが……。
従つて例えば原価配分にしましても、いろいろの配分の方法がまずいために非常に高くなつておる場合もあろうかと思いまするし、具体的部門について公正な原価配分をできるだけさせるということと、同時に第七条並びに第八条は原価を基礎として定めるということになつておりまして、必ずしも原価そのものが絶対的な原則というわけでもないわけでございますので、運用の面におきましては、或る程度の余地はあろうかと思います。
総括原価を一応各部門に配分いたしまして、それぞれ例えば大口は送電距離が短い、或いは小口の電燈の事情は相当配電線も長くなつて変電設備を食います関係で、どうしてもコストが高くなるという意味合いで、理論的にやはり小口或いは電燈部門のほうが料金が漸次高率になつて行くということは、むしろ原価配分からして或る程度当然でございまして、絶対的な料率の平等が公平だという理窟にはならないと思います。