1968-04-10 第58回国会 衆議院 逓信委員会 第14号
したがって、いまおっしゃるように、私は、原価式なんということはとうていむずかしい問題と思いまするが、やっぱりあくまで公平でなければならぬ。こういう点からいたしましても、いまのその種類に対する料金の割り当て方、また、種類の内容における公平ということについて、私は、ぜひひとつこの際考えてもらわなければならぬ、かように考えております。
したがって、いまおっしゃるように、私は、原価式なんということはとうていむずかしい問題と思いまするが、やっぱりあくまで公平でなければならぬ。こういう点からいたしましても、いまのその種類に対する料金の割り当て方、また、種類の内容における公平ということについて、私は、ぜひひとつこの際考えてもらわなければならぬ、かように考えております。
その料金を調整いたします考え方といたしましては、そういう総体原価式を一つとったということと、その中におきまして従来以上に利用者の効用というものを考えまして、もっと具体的に申し上げますと、高額の送金をするものについては料金の引き上げを従来の比率よりも少し多くしたという点でございます。
ただ第三種につきましては、何分にも七円かかるところを一円しか取っておりませんので、絶対にこれを原価式にするわけにいきませんし、それからまた農村僻地等における負担の問題もありまして、実は少なくとも直接費だけはカバーするようにしたい。
だからいわゆる電気の、原価式という電力の料金の制度上の建前からだけ申しますというと、止むを得ないということになりますけれども、その点を多少考慮を加えまして、少くとも一般率以上にならないようにしようじやないかということで、ここまで随分無理をいたしまして下げて参つたわけでございます。
○中島政府委員 これはすべて電気と同様に、料金は原価式によつて定められておりまして、十七条の供給規定の原則についてもそれが一部うたわれておりますし、従つて個別の料金もすべて個別の原価に基いて算定される、こういう方針でございます。
説明を続けますが、料金政策につきましてもここに書いてありますような、要するに料金、料率の決定の方法、この方針につきましては大体政府が現在までにとつております原価式のやり方ということにつきましては、世界銀行も十分了解しておりまして、その間に考えが食い違つておるという点はございません。
私向うへ参りまして最初に日本側として出しました希望条件というものを申しますと、御承知のように日本の火力料金の決定の仕方は原価式によつております。従つて今度向うから資金を借入れまして、この償還の期限となるものは、一応減価償却として長期に織込まれる分が当面は対象になるわけでございます。従つて条件としては長期でなければならんという二とになるわけでございます。
○参考人(野村憲一君) 只今お尋ねの北陸の原価の問題でございますが、先般説明を申上げました通り、北陸の原価は殆んどが水力を基礎にしておりますので、今日原価式において計算いたしましても、なお全国で一番最低位にあるのでございます。二十五年度の北陸の三千キロ以上の工場に送りました常時電力の平均単価は、基本料金を全部含めまして、一キロワツト・アワー六十六銭でございます。