2021-04-28 第204回国会 衆議院 経済産業委員会 第10号
また、二〇一四年には、米国北東部の卸売電力市場におきまして、一月から二月にかけて、一キロワット当たり最大約二百円を記録する価格高騰が約十日間継続した事例があったことも承知しております。 こうした事例に比べると、我が国におけるこの冬のスポット市場における価格高騰は約三週間にわたり継続しており、期間の長さで見れば、海外の前例はないものと承知しております。
また、二〇一四年には、米国北東部の卸売電力市場におきまして、一月から二月にかけて、一キロワット当たり最大約二百円を記録する価格高騰が約十日間継続した事例があったことも承知しております。 こうした事例に比べると、我が国におけるこの冬のスポット市場における価格高騰は約三週間にわたり継続しており、期間の長さで見れば、海外の前例はないものと承知しております。
そして、そういう中で、例えば電力について言いますと、やはり競争をどんどんしてもらうというためには卸売電力市場といったものが活性化をしなければなかなか競争が起こらない。そして、残念ながら、卸売電力市場においては、まだ全体の電力の二%ぐらいしか卸売市場で取引されていないと。
端的に申し上げますが、現在の厳しい需給状況の下で、今すぐに安価で安定した電源を十分に市場に出せる状況にはないと考えられますが、今後、需給状況の緩和に応じまして、既存の事業者の電源を卸売市場に供出することが市場の活性化につながることを踏まえまして、海外における措置も参考にしながら、卸売電力市場の活性化のために更なる措置について検討をしてまいりたいと考えております。
○国務大臣(宮沢洋一君) まず、この今回の電力システム改革におきましては、おっしゃるようにまだ小さな卸売電力市場を育てていくということは大変大事なことであります。この活性化をまさに通じまして、改革目的の一つである電力料金の最大限の抑制を目指していきたいと考えております。
今後、需給状況の緩和に応じ、既存の事業者の電源を卸売市場に供出することが市場の活性化につながることを踏まえ、卸売電力市場の活性化のための更なる措置についても検討してまいります。 今後の石炭火力発電についてお尋ねがありました。 火力発電の新増設については、CO2の排出増加などの懸念がある一方で、最新鋭の設備が導入されることによる高効率化や、競争によるコストの引下げ効果なども想定されます。
そのためには、まず環境を整えなきゃいけないわけですから、この卸売電力市場も、とにかく、自由化が始まったときには一定の量をやはり確保しないと、本当に私はこのスタートがうまくいかないと思うんですね。 ですから、もちろん、基本的には事業者が出していただくのが一番いいんですけれども、やはり行政としても何らかの措置を講じていく必要がそろそろあるんじゃないかなというふうに思いますが、いかがでしょう。
では、次に、もう五分しかないんですね、十一問あったのにまだ二問しか終わっていませんが、卸売電力市場について、ちょっとお伺いしたいと思うんです。
しかるに、そういう中で、去る三月三十一日に公表されました政府の規制緩和の推進計画は、例えばその中の一環として四月十四日に成立いたしました電気事業法の改正におきまして、卸売電力市場が自由化されたり、保安規制とか料金制度の見直し、こういった三本柱の改革がなされておりますが、これは電力料金の内外価格差の縮小とか競争原理の導入による業界活性化の第一歩として、私どもとしては大変評価させていただきたいと思います
例えば、電力においては、発電分野について、既に大規模発電の効率性には限界に来ているということが明らかにされ、多様な分散型電源がこれに競合するような形で出てまいりまして、卸売電力市場の育成ということが何としても必要である。そのためには規制緩和をしなければならない。